“言葉の意味を知るだけでも大きな前進と思います” テレビ業界で仮説検証のマインドを耕すウェブ解析士、中澤 哲矢さん

ウェブ解析士協会

ウェブ解析士の資格を取得した方を対象としたショートインタビュー。今回は、テレビ番組の制作会社に在籍されている中澤さん。スタッフをリードし、直接ウェブに関わることはない立場において、ウェブ解析士の資格に興味を持たれた経緯を伺いました。

中澤さん

(インタビュー・編集:ウェブ解析士マスター 小杉 聖)

――― 現在のお仕事を伺ってもよろしいですか?

中澤 哲矢さん(以下、中澤):社内の基幹システム等のインフラを整備する部署にいますが、実写型VRコンテンツの制作等の新規業務開発にも携わっています。元々は、テレビ番組の音楽や効果音、ナレーションなどをミックスして仕上げるオーディオエンジニアで、今もオーディオ分野で様々な活動を行なっています。バラエティーや音楽番組、報道番組などを担当していました。

――― 私も視聴していた番組を手掛けていらしたかもしれないんですね。そんな中澤さんが、なぜウェブ解析士の資格に興味を持たれたのでしょう?

中澤:2年前にあった放送業界の国際展示会で、あるトークセッションのパネラーの方が「ウェブ解析士」についてお話しされていて、興味を持ったのがきっかけでした。そのFM局の方が、ウェブ解析士だったんです。ラジオ広告収入だけでは生き残れない時代の中、ウェブ展開の新たな取り組みを紹介されているセッションでした。

――― そんなお話があったんですね!

中澤:その講演を聞いてから私もウェブ解析士取得にチャレンジしてみようと検討していまして、今回はちょうど Facebook の広告を見かけたので申し込んでみました。私は直接ウェブを業務としてやっているわけではないですが、自社のホームページをもっと活用できたらという思いがありました。まずは知識を得て、社内で同じ言葉で話し合える仲間を増やすことが解決の糸口かと考えたんです。

――― ウェブ解析士のテキストは、かなりボリュームありますが(笑)

中澤:そうですね、確かにテキストは結構ボリュームがあるので、社内だと全員がそこまで深い知識は必要ないかもとは思いました。ただ、テキストの第1章はウェブ解析士になる・ならないにかかわらず、どんな人でも理解し、意識して考え行動する事が業務を行う上で大切かと感じています。言葉の意味を知るだけでも大きな前進と思います

――― 2020年のテキストの第1章だけでも、基本的なところは押さえられますしね。特に、どんな部分に惹かれましたか?

中澤そうですね、特に仮説検証に関して。テレビ番組制作に携わる人は職人堅気の人が多く、経験や勘でモノゴトを進める人が多いんです。「こんなことをやったら面白いだろう、モチベーションが上がりそう、視聴者に響くのでは?」といったことを考えて実行しても、しっかりと振り返ることが意外と少なかったのかと思います。

――― おお、なるほど。

中澤:ウェブなら小さく動きやすいから、目的は何か、得られるものは何かを理解して、まず何かしらやってみる。検証も大事だから、数字を見て振り返る。そういった目的や成果までの過程をウェブ解析によって習慣化できることを期待しています。これを若いうちからできると、すごく伸びるんじゃないでしょうか。

――― 確かに、講座は大学生向けに展開していたり、新入社員研修にも使われていたりもするので、上司にあたる方からの言葉は重みがありますね。中澤さんは具体的に、どう活かしていきたいですか?

中澤:自社ホームページを改善したり、SNSの活用もちゃんとやっていきたいですね。様々な業界でSNS活用してますよね。それでもちろん自社でもSNSやってみようかって話になるんですが、「誰に何を?それぞれのSNSの特性は?それらを捉えた施策できてる?」ってことにはあまり手をかけてこなかったので。情報収集しながら、仮説検証を回せたらいいですね。

――― まずは、できる範囲でやっていくんですね。

中澤:できる範囲もそうですが、今までコストにしかなっていなかった部分を最大限活用していきたいんです。そのためにも、ウェブ解析士のノウハウを活かせる環境、仲間を増やしていけたらと考えています。クライアントさんの施策を考えたりまではたどり着かないかもしれませんが、自社サイトで色々やってみたいなと思っています。ウェブ解析士協会さんが開催されているセミナーや勉強会にも参加したいですし、社内に向けての活動をされている方とかと接点を持ちたいですね。

――― インハウスの方同士が話せるような交流会は結構求められていると思うので、来年以降、ウェブ解析士のコミュニティとして考えてみたいと思います。ありがとうございました!