“背景にある仕組みを理解して、営業に活かしたいと思いました” 部署を横断してマーケティングを営業につなげるウェブ解析士、赤星 貴子さん

ウェブ解析士の資格を取得した方を対象としたショートインタビュー。今回は、関西で企業研修の法人営業を担当している赤星(あかほし)さん。マーケティング部から提示される数字をもっと改善に活かしたいと思ったというきっかけから、今後の展望を伺いました。

赤星さん

(インタビュー・編集:ウェブ解析士マスター 小杉 聖)

――― 赤星さんは現在、インハウスのウェブ解析士として、語学研修事業の法人営業をされているとのことですが。

赤星 貴子さん(以下、赤星):はい、法人営業として西日本エリア企業への語学研修提案、自社スクール送客のための団体割引導入提案などを行っています。5年ほど前に今の部署に異動しました。新卒から入って、10年以上になります。

――― なるほど、研修を請けたり、自社スクールへ個人のお客さまを送客するための顧客企業開拓もされているんですね。

赤星:たとえば、営業の方がお客様と英語で話す必要性があった場合などに、弊社のスクールで受け持って、目標英語レベル到達までサポートするようなイメージです。海外とのコミュニケーションニーズは高まっているので、私たちが提供するサービスによってお客様の事業がうまくいったり、業務が楽になった、人が育ちましたと言っていただけることがうれしいですね。

――― 法人向けの語学スクールは、企業の方を「育てる」イメージなのですね。赤星さんがウェブ解析士を取得されたということは、ウェブを担当されているということでしょうか?

赤星:いえ、自社のウェブサイト訪問者数の変遷などは、マーケティング部から月次報告をもらっています。でも、どういう設計になっているのか、数字だけ見ても良いのか悪いのかの判断がつかないんですよね。よくわからないから、スルーしてしまう。そうやって、会議や報告が形骸化してるように感じていました。どうせなら受け身でなく、主体的に参加したいので、まずは背景にある仕組みを理解して、営業に活かしたいと思ったために、ウェブ解析士の資格に興味を持ったんです。

――― 主体的に参加したいという思い、ステキですね!かなりのボリュームだったと思いますが、実際に学習してみて、活かせそうでしたか?

赤星:テキストは読み応えがありましたが、私のような初心者にもわかるように体系的に作られていたので、学習しやすかったです。また、「ウェブ解析」と聞くとシステムのことばかり学ぶのかなと思いましたが、ビジネス面や、マーケティング面からも解説されていて、全体像が把握しやすく、営業にとても活かせると感じました

――― それは良かったです。もう少し具体的に伺っても?

赤星:そうですね……全体像の把握が大切なのは理解できますが、概要的な部分が多かったので、実務としての事例が紹介されているとありがたいのになとは思いました。でも、「ウェブ解析士」というお仕事をするうえでは、データを扱う以前に経営の理解が必要になるので、ビジネスフレームワークの考え方などを学べたのは良かったです。

――― ビジネスを把握していないと、レポートが形骸化してしまうのはすでにご経験のとおりですもんね。

赤星:Google アナリティクスの使い方も参考になりました。結構細かい実務的な部分も多かったので、ウェブ担当者として、何から手をつけてどこを見ればいいのかがわかると、動きやすいのかなと思いました。まずは Google アナリティクスを登録して、目標を設定し、この数値を参考に見ていきましょうといった、本当に基本的なものですね。

――― 一度にたくさんの知識を吸収することになるので、混乱してしまうのはありますよね。ウェブ担当者向けのファーストステップ的な講座を、ウェブ解析士の資格を取得する前に学びたいというのは結構なニーズがありそうなので、ウェブ解析士マスターの誰かがやりそうな気はします(笑)

赤星:それから、BtoB向けになってしまいますが、インサイドセールスのノウハウも学びたくて。

――― 過去のインタビューでも、同じようにインサイドセールスを学びたいという方もいらっしゃいました。これから深めていきたい分野ですか?

赤星:マーケティングオートメーション(MA)ツールも導入されたので、自社のサイト改修に積極的に関与して、サイト以外も含め、売上が増やせる仕組みづくりをマーケティング部と協業していきたいです。
それに、これから個人で活動する人が増える時代だと思うので、まずは趣味のSNSアカウントで発信し、反応やアクセス分析を通して学んだことを体得していきたいと思っています。

――― いいですね!提供側のトップとしての視座があると、会社で得られる知見に深みが出て、ビジネスインパクトに近い解析や提案につながりますし。ビジネスを分析して企画に落とし込んでいくのは上級ウェブ解析士でも学べるので、もし実務でなかなか踏み込みにくければ、ぜひ検討なさってください。