凡事徹底! 成果を掴む ウェブ解析士マスター、 山本 有紀(やまもと ゆうき)さん

「仕事とウェブ解析士」をテーマにお送りするウェブ解析士インタビュー。73人目は、マーケターとしてご活躍中のウェブ解析士マスター、山本 有紀(やまもと ゆうき)さん。2022年11月にウェブ解析士マスターを取得後、協会の勉強会「自社サイトをコストで終わらせないために」登壇など活動の幅を広げています。デジタルマーケティングのエバンジェリストとして期待がかかるマスターの1人です。

(インタビュー:上級ウェブ解析士 毛利 美佳、編集:ウェブ解析士 ふじねまゆこ)

目次

「デジタルマーケティング」の専門家としてのキャリア

――自己紹介をお願いします。

山本 有紀さん(以降、山本さん):よろしくお願いします。私は、ウェブサイトの分析・レポーティング・改善提案を中心に事業展開しています。ウェブデザイナーから、コーダー、ディレクターと経験を重ね、戦略と制作どちらも得意です。

――お客様はどのような企業が多いですか?

山本さん:大企業が多いです。前職でお客様とつながったお取引先の多くが大手企業だったことも影響していますが、データ分析に力を入れたいニーズは規模が大きい企業のほうが多いのかもしれません。

――業界経験は長いですか?

山本さん:長い方だと思います。現在40歳(インタビュー時)、業界に入って14年になります。大学時代の就活では、書籍の編集者を目指して出版社に応募しましたが、ハードルが高くうまくいきませんでした。半年後、地元で雑誌の出版社に採用され2年弱働きました。

その後、出版業界全体が低迷していたこともあって転職。紙媒体以外の業界で編集の仕事ができないか考え、IT業界に目を向けました。そこでキャリアチェンジし、ウェブデザイン、ディレクション、コーディングを経験。その後、進行管理、分析、マーケティングに興味が向き、コンサルティング、マーケティングに軸足を置き今に至ります。

資格取得に9ヶ月、ウェブ解析士マスター講座受講で得たもの

――ウェブ解析士を知ったきっかけは?

山本さん:2016年頃、当時は大阪の小さな広告代理店でウェブディレクターをしていました。社員が10人弱の小さな組織で、ウェブ部門は2~3人ほど。1人で受け持つプロジェクトもありました。

そんな状況ですから、ウェブマーケティングは実務や外部のパートナーとの仕事を通じて身につけていきました。

とは言え、社内での情報交換がなく、客観的に能力を証明する手段がほしくなったのと実力を確かめたいという思いも芽生えていきました。そこで、体系的にウェブの知識を身につけるための手段を探すうち、ウェブ解析士を知りました。

2017年にウェブ解析士を取得したものの、うまく活用できている実感はありませんでした。現場でレポートを作成し説明する力をつけるため、2018年の1月に上級ウェブ解析士を取得しました。

――上級ウェブ解析士の取得は、お仕事に活かせましたか?

山本さん:そうですね。見るべき基準、参考値は実務で役立ちました。あとは、名刺に上級ウェブ解析士と記載されたことで、お客様の反応が変わりましたね。

――さらにウェブ解析士マスターを受けた経緯は?

山本さん:きっかけは2021年の秋、ビジネスパートナーの紹介で参加したセミナーで、自分の能力を高めて貢献したいと思ったからです。ウェブ業界で培った能力を客観的に証明できますし、講師活動にも興味がありましたから。

公式では資格取得に3~4ヶ月かかるとされていますが、2022年3月に申し込んで11月末までかかりました。計画を立てて臨んだものの予定通りに終わらず、時間も労力も想定外だったと記憶しています。

ただ、一緒に学んだ方たちとの出会いは大きな収穫でした。お仕事につながった方もいます。過去、取得してきた資格の中で一番、メンバー同士のコミュニケーションが密でした。結果的に協会活動への興味が湧いて、今後は組織運営に深く携わりたいと考えています。

マスター取得で活動の幅が広がる

――勉強会にも参加されたそうですね?

山本さん:ウェブ解析士協会では、登壇者のケーススタディや知見をアウトプットする勉強会が定期開催されています。それにお声かけいただいていて、4月に参加しました。

――発表してみていかがでしたか?

山本さん:発表だけでなく勉強会の内容をKindle化するなど、良い経験になりました。まだまだ足りないところの気づきを得られましたし、同じく参加された方の発表から刺激をいただきました。

――今、注力していることは?

山本さん:ウェブ解析士マスターを取得したことで、業界内外のつながりが広がったと感じます。そこで、業界外の場でもデジタルマーケティングの知識を活かしたいと考えています。なるべく広く展開し、実務で得たことや協会活動からの学びも分かち合うような動きをしたいです。

――今後のビジョンは?

山本さん:兵庫県に住んでいる方と地元に関わる機会を得られそうなので、より広く、より多くの方へ貢献する活動をコツコツしていきたいなと思っています。

――受講を迷っている方へ一言お願いします!

山本さん:迷っているならやりましょう! 楽しい世界が待っているので、ぜひチャレンジしてみてください。マスターまで取得すると未来も開けるので。応援しています。

あとがき

長くウェブ業界に携わっている山本さん。それでもなお名刺に資格を書くことでお客様の反応が変わったとのことで、改めて資格が対外的に及ぼす影響について考えさせられました。

また、マスター合格後にも精力的に活動をされている姿に、とても良い刺激をいただいたインタビューでした。(毛利)

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