【書評?挑戦?】Google Analyticsパーフェクトガイド

これは挑戦?

ウェブ解析士マスターの山浦さんから献本いただきました。

お歳暮だと思いました(笑)。いや、お歳暮かもしれない(爆)。
Google アナリティクスのマニュアルとして2012年12月現在なら最強の本だと思います。
先日おこなったGAIQの勉強会でも大活躍。困ったらこの本を参考にしてました。

Google アナリティクス本は数あるがGAの良さを生かしてない本が多い

内容は、導入から設定、カスタマイズまでほぼ完全に網羅されている。萩原さん(トランス・コスモス・アナリティクス取締役副社長)がオビに「これからのマーケターが習得するべき基本技術だ」と書いてます。
私はGoogle アナリティクス使ってない人も多いし、誰でも彼でもGoogle アナリティクスがいいとは思いません。
しかし、サイトカタリストとか使っていない人ならばGoogle アナリティクスのマーケティングへの考え方は理解しておいた方がいいと私は思います。
ユーザの行動、購買、キャンペーンの管理、様々な機能がありますが、それぞれにユーザやメディアや収支をどう捉えるべきかという考え方、ポリシーがあります。
Google アナリティクスはさすが優秀な人が考え抜いているだけあって、論理的・体系的です。
それは、この本の目次にも現れています。Google アナリティクスのメニュータブの順番で掲載していますが、こうやって順番に説明できるのはツールコンセプトがいかに体系だっているか分かります。
でも、分かりやすくしようと、Google アナリティクスの機能構造を無視して、自分の使いやすさや使い方にしぼって一部の機能のみ紹介している本が本当に多い。その中でこの本は誰がどういう使い方をしていても引き出せる網羅性があります。

2013年1Qまでなら書店で手に入るコスパも最強のGoogle アナリティクスマニュアル

多分、書店で手に入るGoogle アナリティクス本としては2012年12月時点では最強でしょう。値段から言っても安いと思います。
辞書として索引も充実(no setなどもうちょっとほしいなぁというところもあるが)、困ったら引くマニュアルとしても良いと思います。
惜しむ点はそこかしこに山浦さんの解析テクニックや考え方がメモされていますが、辞書的な要素に埋もれてしまっています。
それだけ別途まとめて書いても良かったかもしれないぐらい。

Google アナリティクスってすごいなぁ、でも分かりやすくはないよ

Web解析ツールを作ってきた私だから分かるのですが、こういう機能強化って増築繰り返した旅館みたいになるんです・・・。
顧客要望に沿って機能追加していくうちに、本来あるべき機能が埋もれたり。
Google アナリティクスはさすがの論理性です。#もちろん、直感的分かりやすさではシビラの方がずっと使いやすいですけどね。
もう一方で、各データの再定義や機能の変更が容易にできるのも強いところです。
無料で使うツールだからできることで、有料だと前から使っているユーザのことを考え二の足を踏んでしまうこともやってしまうのもすごいですね。
体系的であるからといって分かりやすいことは限りません。
これだけ体系的にツールを作れるんだから、Googleもマニュアルをもっと読みやすくしようよ!これはGAだけじゃなくてAdwordsでも言えることですけどね・・・

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