【書評2】コンセプトダイアグラムで分かる「清水式」ビジュアルWeb解析

清水さんコンセプトダイアグラム

【ターゲット】
・サイト解析して改善点を模索しているが、今一つ効果が出ないと感じている方
・新たな視点でマーケティングを考え直したい方

 
【総評】
「PV/UUを捨てる」とびっくりするような謳い文句の本書ですが、PV/UUの集計をやめてしまおう、という意味あいではなく、既存のレポート項目にとらわれることなく本当に必要な集計項目を決めることがビジネスの成功に直結する、ということを意味しています。

 
これは日々作業的にツールを使い、解析していると、わかっているようで忘れがちなことです。
解析ツールを使っていると、サイト上の問題だけに注目しがちですが、ビジネスに貢献するためには、ユーザ目線に立つことが最も重要です。
本書は、そのことに改めて気づかせてくれる1冊となりました。

 
また、ユーザが求める情報がある=コンバージョンする、ということが実例を交えて書かれています。コンセプトダイヤグラムを描くことで、本当にユーザがほしいコンテンツ・サービスは何かがわかります。

 
本書には、小売業・制作会社などビジネス別のコンセプトダイヤグラム例が載っているので自身の業態に合わせたサンプルとして使うことができました。

 
その他、解析結果を効果的に見せる方法についても書かれており「レポート結果が上司に理解されない」「改善のインパクトが伝わらない」と悩む方には役立つ情報です。
人は、数字で表されても理解しづらく、いかに図にすることが大事であるか説かれています。
ほんの少しレポートを見やすくすることで、大きなビジネス改善につながるなら取り入れない手はないと感じました。

 
なお、Google アナリティクスなどの解析ツールの使い方についてはまったく書かれていないので、解析をこれから始めようという方には難しい内容となっています。
しかしながら、解析上級者がビジネスの初心に返るためには最適な1冊ではないでしょうか。

 
初級ウェブ解析士 壱岐 和美
 

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