どんなことがあろうともすべての経験は糧になる

鳥取県在住の上級ウェブ解析士のながみますみです。
先日、電子書籍を出版しましてコラム執筆のお声がけをいただきました。ありがとうございます。

元アイドル、アラフォーウェブ解析士の私。ウェブ解析に出会うまでには、アイドル業の挫折や知的障害を患った娘の子育てなどさまざまな経験をしてきました。そんな自身の経験を紹介することで、一歩踏み出せない方の後押しになれば幸いです。

目次

元アイドル、アラフォーのウェブ解析士

実は、私ったら「元アイドル」なのです。ソレ自分で言う? という肩書きですよね。自分でも笑っちゃいます。ただ今アラフォーです。10年前くらいまでひた隠して生きていたのですが、時代が変わったでしょ? 自分の過去も糧になる時代に。なので、この頃は元アイドルのウェブ解析士とも伝えています。

さて当時アイドルなのに亜細亜大学経営学部に入学して、大学在籍中に芸能界を引退し、卒業後は会計事務所に就職した私。

大手事務所サンミュージックプロダクションに在籍していたのに、売れなかった“へなちょこアイドル”だったので、周囲を観察する時間が売れっ子アイドルよりあり、子供ながら「あること」に気付きました。

「売れるには仕組みがある」と気付いた10代

芸能界の流行に乗るには、タレントさんそのもののパーソナリティやキャラクターはもちろん大事ですが、事務所の団結力やマネージャーの敏腕ぶり、戦略、マーケティング、マーネージメント、そしてちょっと変わったコンテンツがあることが、めちゃくちゃ重要です。

子供ながらに「アイドルって作られていくのだ」と私は気付いたのです。当時事務所のイチ押しでない私が売れなかったのは、時代のニーズに合わない戦略で売り出していたからだと、本人もそして事務所内でも周知の事実でした。

敏腕マネージャーがつくと本人の実力とは別に1~2年はメディアにガンガン露出します。◯◯語、本人発案のコミカルな絵、プリッとしたお尻を出すカレンダーなど、ユニークなコンテンツを利用して売り出すのは、デビュー間もないアイドルがファンを獲得する素晴らしい戦略なのです。

10代の私は、その一致団結したチームと敏腕マネージャーの戦略を横目で見ながら、「売れるには仕組みがある」ことをなんとなく肌で感じとりました。マーケティングというものに大変興味を持ち、一芸一能で入学した大学で経営学部を専攻したのは、その仕組みを身に付けたいとうっすら思ったからかもしれません。

今思えば「そうだったのだ」としっかり振り返ることができます。そして、アイドル業の挫折は、私にとって思った以上に精神ダメージが大きかったのも事実です。10代の大きな挫折でした。

知的障害を患う娘の子育てから「自分らしく輝くこと」の大切さを実感

26歳の時、長女が誕生したことを機に、「田舎で子育てをしたい」と思い立ち山陰へ移り住みました。そして3姉妹に恵まれたのですが、なんと次女が病気の後遺症で知的障害を患い、幼少期の子育ては大変苦労をしました。

知的障害の次女を育てるなかで、心のバランスを崩しそうになったこと数知れず……。そんな頃、私自身に必要だったのが、セルフセラピーです。自分自身で自分を癒やすというスタイルのセラピーのこと。

カラーセラピー、ヨガ、フラワーエッセンス、パステルアートなど子育ての傍ら、次々に資格を取得しました。そして、「いろんなことで悩んでいる人を元気にしたい」という思いから、セラピー仲間と年に2回、5年間にわたり、「自分らしく輝くこと」をコンセプトにしたイベントを主催しました。総入場者数は5,000人を超え、皆さんの笑顔に出会うとともに、着々と自分自身も癒されていったのです。

10代の挫折も人生の肥やしになる

挫折と感じていたアイドル時代も「誰かのためになるかもしれない」と思うようになり、15年間一度も足を運ばなかったサンミュージックプロダクションへいろんな思いを伝えるために直談判。

山陰の子供たちの通うタレントスクールがないことを伝え、サンミュージックアカデミー米子校を開講しました。それと同時に、自分の過去の挫折を振り払うように、コミュニティーラジオDARZFMにて週1回生放送のパーソナリティを4年間務めました。

私が発案したオリジナルコーナーでは、地域活性化を意識し、米子界隈で活躍する方々をお招きし私生活を掘り下げ、大いに皆さんと盛り上がりました。それと同時に私の挫折した過去もしっかり癒やしてくれたのです。子育てを通して、すべてを受け入れることができるようになったと感じています。

40歳を過ぎて偶然出会った「ウェブ解析」を一生の仕事に

子育ても大分落ち着き、自分の未来を考えたのは40歳を迎えた頃です。次女のこともありますし、再婚したことでもっと自由に過ごしたいと思うようになりました。「時間と場所に拘束されない仕事がしたい」そんな思いからデジタルハリウッドスタジオのWEBデザインコースを7ヶ月かけて受講。

偶然出会ったのが、この「ウェブ解析」です。

「解析をすることでいろんなことがわかる」という事実は、本当に衝撃的でした。もっともっと知りたい&学びたいと思い、ガツガツ勉強しました。

解析士の仕事は、クライアント様の仕事の業績をあげること。私の考えのなかに「人のために動くことが実は自分のためになる」と感じていることから、本気で仕事としてやっていきたいと考えるようになりました。

またアイドル時代に目の当たりにした、マーケティングや戦略に携わりたいと思ったからです。今までの経験を無駄にしないように、色彩心理を活用したカラー戦略を得意としたウェブ解析士として活動を開始したところです。宣伝になりますが、つい先日出版した電子書籍です。

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https://goo.gl/F48wps

チャレンジこそ、人生の醍醐味

いろんな経験をすること、そして行動することは、未知の世界に出会うことだと思います。

行動することで新しい発見が必ずあると感じています。インターネットの世界は、どんどん進化してついていけないと不安になることもありますが「諦めない気持ちで行動する」これを念頭において、もっとしっかり実績を積みたいと思っています。

題名にもしたこの言葉『どんなことがあろうとも、すべての経験は糧になる。』そして人生というのは、なんだかおもしろい。点と点が線になる。

「チャレンジこそが、人生の醍醐味なのでは」と思っているところです。失敗だと思っていたことでも、その経験は「宝」です。自分自身にもいい聞かせながら、まだまだチャレンジしていくつもりです。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

上級WEB解析士です。色彩心理やパーソナルカラーの概念を取り入れたカラー戦略でブランディングを手掛けるコンサルティングとウェブ解析ツールを用いたあらゆるマーケティング手法で成約率の上がるサイト作りを提案しています。

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