GoogleビジネスプロフィールをGoogleが書き換えちゃった!というときの対処法について

こんにちは。
上級ウェブ解析士の宇田葉子です。認定NPO法人フローレンスでWebディレクターとして勤務しています。

今回は、弊会の運営する施設のGoogleビジネスプロフィールを運用していて起こった「困った事例」と、そのときに取った解決方法をご紹介します。

目次

ことの始まりは「Googleからのメール」

私が勤務する認定NPO法人フローレンスでは、小規模保育園の運営事業も行っています。東京と仙台で16施設運営しており、すべての園をGoogleビジネスプロフィールに登録しています。

その一つ、「おうち保育園こうとう台」は、仙台市青葉区にある小規模な保育園です。

ある日、Googleから「おうち保育園こうとう台」のGoogleビジネスプロフィールオーナーになっているメールアドレスにメールが届きました。
「おうち保育園こうとう台 様のビジネス プロフィールが変更されたのでご確認ください」とありました。

【届いたメール】

確かにGoogleビジネスプロフィールを確認してみると、「お店やサービスの名前」の「おうち保育園こうとう台」は「おうち保育園」に変更されていました。

「どうして勝手にこんな変更をするの?」と思いながらも、オーナー権限で「おうち保育園こうとう台」に上書き修正し、元に戻しました。

何度やっても書き換えられてしまう「お店やサービスの名前」

ところが、1週間程度でまた同じ事象が起こりました。

その後も、直しても、直しても、1週間程度で「おうち保育園こうとう台」は「おうち保育園」に書き換えられてしまいます。

そしてついには「おうち保育園こうとう台」が「こうとう台」だけになってしまいました!
それではタダの地名ですけど。保育園と言うことすら分からないじゃないですかぁ!

オーナー権限で書き換えても直されるって、どういうこと??

なんと、原因はおそらく写真の「看板」!

途方に暮れた私は、ウェブ解析士の会員コミュニティ内で相談してみました。
そこで驚きのアドバイスをいただきました。
原因はおそらく、ビジネスプロフィールに登録しているこの写真の看板だろうとのこと。

GoogleのAIは、この看板から読み取れる情報として、「おうち保育園」と「こうとう台」を別々の言葉として認識してしまい、一つの言葉と捉えられなかったのではないか、とのことでした。

な、なるほど!!
だからGoogleからのメールに「この更新は、ユーザーからのフィードバックを受けて、または Google の自動システムにより行われました。」と記載されていたのですね。

こんな時の解決方法!

原因がわかったところで、解決方法のご紹介です。

このような場合は地道に修正依頼をかけるしかないようです。

とはいえ、このGoogleが更新してくる情報は、オーナー権限のあるアカウントから何度も修正しているもの。もちろん「看板を付け替えて写真撮影をやり直す」のが良いのかもしれませんが、それは直ぐにできる対応ではありません。

そこでどうしたものかと困っていたのですが、「オーナーアカウントから提案するよりも、第三者のアカウントで出した方が良い」というアドバイスをいただいたので、以下の方法を取りました。

  1. オーナーではない第三者のアカウントで修正依頼を送付。
  2. さらにオーナー権限で修正依頼を送付。
  3. Googleが投稿の承認を確認。

具体的にご説明します。

1.オーナーではない第三者のアカウントで修正依頼を送付

オーナー権限のないアカウントでGoogleにログインし、該当するGoogleビジネスプロフィールにアクセスしてください。
こちらはウェブ解析士協会の「Googleビジネスプロフィール」です。矢印部にある「情報の修正を提案」をクリックし、正しい内容に更新してください。(※注:現時点でこの情報は正しいので、修正の提案はしないでくださいね。)

すると、「ご提案いただいた内容は現在確認中です」のステイタスになります。

2.さらにオーナー権限で修正依頼を送付

ここで、オーナー権限のアカウントから修正依頼をするとよいようです。
Googleにオーナー権限でログインしなおし、同じく修正依頼をしました。

3.Googleが投稿の承認を確認

しばらくすると、投稿が承認されたという連絡がありました。

なお、別の施設で同じ事象が発生した時も、この方法で対応したところ、再発しませんでした。

Googleビジネスプロフィールの活用

Googleビジネスプロフィールに情報が正しく登録されていることはとても大切です。
Googleマップにも表示される、検索に強くなる、画像検索からのサイト流入や認知拡大も期待できる等、メリットがたくさんあります。

逆に言えば、Googleビジネスプロフィールに登録していなければ、どれだけの機会損失につながるか、想像するだけで恐ろしいほどです。

とはいえ、それだけ影響力のあるGoogleビジネスプロフィールの登録内容ですので、第三者が嫌がらせで情報を改ざんすることもあります。
が、このように「GoogleのAIによる自動修正と推測される修正」も考えられます。

これらは防ぎ切ることはできないので、大切なのは「放置しないこと」だと思います。
Googleから通知が届いたときには確認する、営業日や営業時間なども定期的に内容を見直すなど、ユーザーに届けたい情報になっているかを意識するよう心がけることをおすすめします。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

認定NPO法人フローレンス 代表室 Webディレクター
上級ウェブ解析士/上級SNSマネージャー/保育士

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