ホームページはなぜ必要なのか?作る前に知っておきたいこと

売り込みを受けた時、名刺交換をした時、何かサービスを探す時。
そんな時あなたは、相手の会社や欲しいサービスのホームページを見に行きませんか?

その会社の評判が高くても、ホームページを見て良い印象を受けなかったらどうでしょうか?

例えば、デザイン会社なのにテキストばかりだったり、素人が作ったようなページだったとしたら。
何か商品を通販で買うときに、販売会社のホームページがなかったら……ちょっと不安ですよね。

このように、その会社やサービスについての信頼性をホームページで判断されることが多々あります。もしホームページがなかったら、マイナスイメージが付くことはあっても、信頼してもらえることはないでしょう。(よっぽど知名度がある場合は別ですが)

初めての人と会うときには「第一印象が大事」といいますが、ホームページも同じです。ホームページは会社の顔。初めて見る人に対して適切な情報を提供し、信頼してもらえるようなホームページを作ることが大切なのです。

目次

良いホームページとは?

では、良いホームページとはどのようなページのことでしょうか?

見た目がキレイなホームページ、信頼できる情報が書いてあるホームページ、画像がたくさんあるホームページ、色々な機能があるホームページなど、ホームページには様々な種類が存在しますが、みんな良いホームページと言えます。

「え?そんなわけないでしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ホームページの役割はその会社やサービスによって異なりますので、ホームページを使って何をしたいのかを明確に持つことが大事になりますし、それによってホームページのあるべき姿は変わってきます。

例えば、A社はホームページからたくさんの仕事を受注していると聞いたB社が、A社をまねてホームページを作ったとしても、うまくいかないことがあります。

なぜこのようなことが起きるかというと、会社が持っている商品や商材、はては人材によって、ホームページのあるべき姿が変わってくるからです。

商品力がある会社はそこを押し出し、人間力が高い会社はその人柄を出していくと良いホームページになります。そのため、商品力がない会社が商品力を打ち出したホームページを作ったとしても、ページよりも商品に課題がある場合、うまくいきません。

良いホームページの作り方

前述しましたが、ホームページを作るときに大事なのは、どのような人に見てもらいたいか、どのようなところを見せたいかといったコンセプトや目的を決めることです。

これらを決めないでいきなり作り始めても、それなりのホームページは作れるかもしれませんが、目的がないため運用が疎かになり、アクセスが月に10件程度、なんてことになってしまっては意味がありません。

せっかくホームページを作るのですから、目的意識をしっかり持って作ることが大切です。もしコンセプトや目的が決まらないようであれば、一部の人だけで考えるのではなく、多くの人でその意見を出し合っても良いかもしれません。

そうすることで、御社にとってのホームページとはこうあるべきといった姿が見えてくるでしょう。

ホームページは作って終わりではない

「ホームページは完成したら終わり」と考える方も多いかもしれません。確かに目標を定めてホームページが完成したら作業は終わりだと思いますよね。

でも実際はそうではありません。例えば、こんな事例があります。

ある会社の社長さんが、「ホームページは24時間働く営業マン」だといわれているのを聞いて、営業活動の一環としてホームページを作ったのですが、

「矢部さん、すごいかっこいいホームページつくったんだよね。ちょっと見てもらえます?」

と言われて見てみると、確かに良さそうなページに見えますが、Google アナリティクス(アクセス解析ツール)などのタグが入っていません。見栄えはとても良いけれど、その後の分析ができないというケースは結構多いものです。

分析ができなければ、本当に24時間働いてくれているのかわかりません。もしかしたら、100万円かけて作った「営業マン」が、ひと月に1時間も働いていないかもしれないのです。もしこれが人間だったら、大変なことですよね。ですが、ホームページの世界ではこれが当たり前になっていることも少なくありません。

分析ができない=ホームページが成長しない

どのページが見られているのか、どんな属性のユーザーに見られているかがわからなければ、当初の目標に対して、どのような要因で効果が出ているのか把握できず、改善しようにも手がつけられません。

また、「ホームページを作ったものの、アクセスがない」「ホームページから集客できない」と悩んでいる場合は、どのようにしてアクセスしてもらうかという経路を考えておらず、ホームページを見てほしい人に見せることができていないというケースがあります。

私はSEO(検索エンジン最適化)が専門なので、どうしても検索軸で考えてしまいがちですが、検索エンジンの他にもSNSや広告、アフィリエイト(成果報酬型広告)など、ホームページの目的や形態に合わせたアクセス経路を設計し、改善していく必要があります。

このようにホームページは作って終わりではなく、継続的な改善を行うことでどんどん成長していくものです。ですから、ホームページには設計と分析が必要ということを、ぜひ覚えておいてください。

終わりに

今回は一般的なホームページの必要性と、どのようなことを意識してホームページを作成するかについて簡単に書かせていただきました。次回は「検索エンジンからの集客を成功させるために必要なこと」です。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

株式会社シーオーメディカル 上席コンサルタント。大手広告代理店にて多くの大規模サイトのコンサルを実施をしたのち、株式会社DeNAでグロースハッカーとしてサービスの成長を実現させ現在に至る。中小からメガクライアント、業種業態、サイトの形態を問わずSEO対策を実施し成功に導いた実績多数。ウェブ解析士マスター。GAIQ。Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル。AdWords公認プロフェッショナル。

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