事務局の対応と改善について【代表理事だより】

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一般社団法人ウェブ解析士協会 代表理事の江尻です。

現在、ウェブ解析士講座や試験対応について、事務局として不適切な対応が頻発しており、受講者や主催者、法人会員の方々にご迷惑をおかけしております。代表理事として、お詫び申し上げます。

混乱を招いてしまった主な理由は、ウェブ解析士協会事務局の情報が周知徹底されていないことに尽きると判断しております。

今まで、すべて協会事務局に連絡して対応するという、属人的な対応で運営できておりましたが、受講者の数が2万人を超えたあたりから人的ミスが目立つようになってしまいました。

合格者も1万人を超えていますが、すべての合格者や認定者がウェブ解析のプロフェッショナルかといえば、そうとは言えない状況です。やはり資格という性質上、合格や認定がゴールになってしまいがちです。

そこでウェブ解析士協会としては、無料会員を廃止したり、フォローアップ試験を導入したりという方針転換を行いました。

これと併せて、今まで属人化していた運用体制をシステム化し、主催者や講師に自由に使っていただくことで人的ミスを減らす方向で進めています。ご利用いただいている皆様から寄せられたご意見を元に、システムの改善も随時行っております。

このような経緯で改善を行っておりますが、その方針変更や新体制についての情報伝達そのものが適切ではなかったという状況を痛感しております。

よって、改めて以下のとおり、改善内容を明記いたします。

①事務局の担当者に依存せず、アウトソーシングのためのマニュアル化

過去、私自身が事務局業務を担当していたこともあり、対応速度が鈍ってしまったため、私が事務局から離れ、複数人の担当者によって回すことにしました。しかし、事務局の一部の担当者に業務が集中してしまったり、未だに私からの情報共有不足が残ってしまっているため、現在、事務業務のアウトソーシングを進めています。

アウトソーシングでも、担当者や内容が変わってもマニュアルによってスムーズに動かせるよう、現在ドキュメントを作成しています。

事務局では、イレギュラーな対応や適切な情報共有に注力できるようにいたします。

②受講者名簿の登録や講座開設などは、エクセルでのやりとりをなくす

今まで、講座の開設は Google フォームにて申請後、エクセルのテンプレートにて受講者を記載していただいたものをメールでやり取りしていましたが、ファイルやメールのやり取りが煩雑になり、コミュニケーションミスの原因となっていました。

そこで受講者業務管理システム「WACANA」を開発し、試験のアカウント発行を法人会員含めた主催者に開放。主催者は事務局のレスポンスを待つことなく、自由に講座を開設でき、受講者を独自に管理できるようになりました。サーバをAWSに移行したことで、更に安定した環境で運用できています。

③レポート採点報酬とロイヤリティ請求の簡略化

事務局からのロイヤリティ請求は今までと変わりませんが、レポーティング講座を開設したことによって、レポート採点報酬の管理が煩雑になってしまいました。

そのため、主催講師がレポートの採点を行った場合、ロイヤリティから差し引く(採点分を前払いする)ことで、やりとりを1回に済ませることを行っています。ご請求内容の内訳に記載しております。

原則、この方法で請求作業を統一いたしますが、従来通り請求を分けたほうが良い場合はお申し出ください。

④企業の要望に答える形でイレギュラーな対応を極力廃止する

ウェブ解析士協会は中小企業を対象にした講座を開催しておりましたが、近年、大企業からの企業研修も増えており、法人会員として整備した経緯があります。そのような規模の主催者・法人会員からお寄せいただいた要望から、通常業務に活かせるものは①と並行して整備して参ります。

ただし現実問題として、小さな事務局だけですべてを従来通り対応できる状況にはないため、ボリュームやスケジュールなどが厳しい内容については、別途有償にてのご相談となります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

上記に挙げたようなことを行っておりますが、現状、ご迷惑をおかけしているのも事実です。それぞれの課題に向き合い、真摯に対応してまいります。お気づきの点やご要望がありましたらお問い合わせフォームにてご指摘ください。

また、ウェブ解析士・上級ウェブ解析士のカリキュラムについては、毎月カリキュラム委員会を開催しており、ご意見を承っております。気になる点や疑問点、改善案などがございましたら 委員会・研究会の活動 をご覧いただき、カリキュラム委員会へご参加ください。

 

私たちウェブ解析士事務局のやるべきことは、場当たり的な対処ではなく、志を持った合格者・認定者がもっと活躍するための支援にシフトすべきという考えは変わっておりません。

方針変更と体制強化の過渡期として、もうしばらく混乱を招いてしまうことも多々ありえるため、その点については恐縮の極みですが、ウェブ解析及びウェブマーケティングの業界を牽引し、ウェブ解析の民主化を実現していくため、関係者の皆様からお力添えをいただきたく存じます。

今後とも、ご理解、ご鞭撻をよろしくお願いします。

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江尻 俊章
WACA一般社団法人ウェブ解析士協会代表理事 2000年、株式会社環を創業、2016年株式会社 環 取締役会長退任。業界ではもっとも早い時期からアクセス解析に着目し、アクセス解析を軸にしたコンサルティングを行っている。 アクセス解析ASPサービス「アクセス刑事Pro」、「シビラ」を自社開発、運営、アクセス解析からエリアマーケティングを行う「エリアレポート」を提供している。 著書に「稼ぐホームページ損なホームページ―アクセス解析で一発判明!」「繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」 ~Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践」がある。