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ウェブ解析士協会事業戦略部発足

こんにちは。2022年4月1日からウェブ解析士協会事業戦略部を任されることとなりました森永です。部門設立背景、並びに2022年3月30日に行った事業戦略部のDAY0ミーティング内容を投稿します。

目次

1.部門設立背景

2022年3月某日に2022年度の代表理事からメールをいただきました。2022年4月1日からの新体制において新部門設立を構想していて、私にお願いしたいとのことでした。

当初の名称は、「マーケティング部(仮)」でした。「名称はお任せします」と言っていただきました。そうですね、正直いうと、マーケティング部には2つの違和感がありました。1つはマーケティングとは、消費者の想いが動き、製品、サービス、事業が消費者にとって必要と思った時に態度変容がされるものであり、事業側が消費者の行動を動かすものではないという感覚です。もう1つはマーケティングとは、消費者のニーズを捉えた製品・サービス開発、もしくは、消費者のニーズを喚起する製品・サービス開発するプロダクトマーケティングと、消費者のニーズを捉えた、消費者のニーズを喚起する製品、サービスを伝え、興味を持っていただき、検討し、行動を起こしてしまうというプロモーションマーケティングに別れるという点です。私の中では、プロダクトマーケティングは、すでに存在するカリキュラム部が十分に担い、プロモーションマーケティングは、すでに存在するメディア部が十分に担っていると考えられたのです。

次に、「企画部(仮)」という名称がありました。何かを企画する部門です。なるほど、これでもいいかと悩みましたが、先に述べた、カリキュラム部、メディア部は、主体性を持って自分たちで企画立案し、実行している組織になっていました。

この段階で、新部門の必要性は何か?に立ち返り、過去と今におけるウェブ解析士協会の課題を考えました。それは、正しいKPI設定と正しい運用と改善のための対策立案です。正しいKPI設定とは、例えば、ウェブ解析士認定試験の合格率は何%と設定するのがいいのか?という議論があります。合格率が30%であれば、難易度が高く、合格すると難しい資格を取得したという権威性が向上する。一方で、チャレンジしようと思う受験者が減りそう。合格率が80%であれば、難易度が低く合格しても誰でも合格できるという簡単な資格を取得したという権威性が低下する。一方で、チャレンジしようと思う受験者が増えそうとも言えます。ウェブ解析士協会の方向性が誰でも合格できるという受講生が増えることとするのか、難易度が高く誰でも合格できるものではないとするのか、どちらを選ぶのかを決める必要があると考えました。

ここで、「企画する部門」ではなく、「戦略を策定する部門」の必要性があると思ったのです。自論ではありますが、市場で戦う戦略というものは、市場規模があり、収益性があり、成長性があり、消費者のニーズがあり、競合他者が真似できない、自社の強みが活かせることです。そして、戦わずして市場を創り出す戦略は、市場の戦い方のルールを変え、新しい価値を創り出し、顧客に購入してもらい使用している効用感を与え続けることを見つけることです。

つまり、多様な施策が考え、実行される中で、何が事業に貢献するかを見極め、続行、撤退、あるいは、実行しないことを導くことが戦略であると位置付けています。こんな考えのもと、新部門は「事業戦略部」で決定しました。

2.事業戦略部は本当に必要か?

事業は、データ解析から導き出された問題の解決を施策立案で行います。事業戦略部は、この道筋でいいのかと考える部門です。そこで、現場が動かなければ、考えた道筋は不必要となります。

一方で、道筋を歩いた際に、計画、実行、検証、改善というサイクルを大量に高速で回転させることでより確度の高い次の施策を立案することができます。現状のウェブ解析士協会は、計画、実行、検証、改善というフェーズのなかで、実行は極めて力強い、一方で、結果がどうなったら良かったのか、悪かったのか?という計画、行ったことの何が良かったのか、何が悪かったのかという検証、そのうえで改善するというフェーズが弱いのです。

この、道筋を作るのみならず、実行に関わる、計画を策定する、検証を行う、改善を考えることも事業戦略部が担うことになります。当然それは、実行している現場のメンバーと議論しながら行います。

3.事業戦略部のミッションは何か?

大きなミッションは、①事業計画立案、②イベント企画立案です。絶賛、事業計画を策定中です。過去蓄積されたデータは完全ではなく、欠損しおぼろげです。周辺のデータから仮置きすることが必要です。そして、未来を考える時も、メンバーが議論できるたたき台を創る必要があります。

事業戦略部が策定した戦略はあくまでもたたき台、皆さんで議論しながら、よりクリティカルで濃度の高い、誰もが腹落ちできるものを作っていきます。そして、1年後、良かったねと笑いながら話ができる状態を目指していきます。

イベント企画立案は、まずはウェブ解析士会議です。今年は実行できなさそうですが、来年2023年は実行したいと思っています。もう一つは、年末のウェブ解析士アワードです。こちらは、2022年も実行します。

4.ウェブ解析士協会のKPIは?

ウェブ解析士協会の認定講座では、事業の成果に導く人材育成を掲げており、実際に受講生、受験生の皆さんにコンサルティングの体験の提供として、ウェブ解析士協会の事業の成果を導くための、事実データをビジネス解析、マーケティング解析、ウェブ解析という切り口から解析し、仮説検証、問題発見、対策立案を行うレポーティングがあります。

ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析マスターと各資格種別で難易度が高くなっています。その際、ロジックツリーというKGI、KSF、 KPIをロジカルにツリー構造で繋げるロジックツリーを作成します。(下記図参照)

このロジックツリーは、インプレッション数、口コミ数、会員維持率、NPS、受講者数、受験者数、合格率を追いかけ続けるという考え方です。積み上げ式のような感覚です。私は、社会、受講者、受験者にとって、ウェブ解析士が必要とされることは何かということを考え、自動的に、次につながる、KPIになるロジックサイクルを考えました。

まず、真ん中に会員にとってのウェブ解析士の価値向上を置きます。

基軸となるのは、会員にとってウェブ解析士に価値があると思ってもらうことです。その価値向上のためには、多様な学びや働き方の機会が得られるという「選択肢」が多いこと、「選択肢」が多ければ多いほど、会員にとって多様な学び方や学びやすさがあるという「利便性」が高まること、「利便性」が高まれば高まるほど、多様な評判や評価が得られるという「口コミ」が増えること、「口コミ」が増えれば増えるほど、ウェブ系ツールベンダーや講座を開催するウェブ解析士マスターや法人会員や地方自治体などの団体という「賛同者」が増えること、多様な価値を持つ「賛同者」が増えれば増えるほど、多様な学びや働き方の機会が得れるという「選択肢」増える。

というように、ひとつのKPIが、次のKPIに影響を及ぼし、自立成長していくというものです。結果的に、ウェブ解析士のプレゼンスが高まり、ウェブ解析士が増えていってしまうと考えるのです。

まだ素案ですが、このKPIの考え方を一年をとおしてウェブ解析士協会の基軸となり、これからウェブ解析士に興味を持つ方へ価値を提供できるように、深掘りを続けます。

5.事業戦略部DAY0キックオフ

さて、2022年3月30日(土)に事業戦略部のDAY0キックオフを行いました。メンバーは、私を含めた8名です。上級ウェブ解析士に挑戦中の方、ウェブ解析士マスターに挑戦中の方、これからウェブ解析士に挑戦しようと考えている方に参画いただきました。参画いただいた動機は下記の通りです。

  • えーと 基本は森永さんがやることは面白そうってノリですがw www真面目な回答をしますと、現在副業で、マーケティングコンサルを数社持っています。将来的にはマーケティングの教育をしていけると良いなと思っています。そのためには数多くの事例を知っておく必要があり、有償で実証実験を繰り返せる場があると嬉しいと思っています。コンサルで受けるとある程度手堅い手法で結果を出す必要があり、チャレンジングな企画や実験は難しい場合が多いのが課題です。またよりウェブ解析のコミュニティーに近づき将来は、マスターをとって教えられるようになりたいなとは思っています。
  • マーケターとして更に知見を増やしたい。マーケティングと言っても幅は広く、自分は将来的によりジェネラルなマーケターになることを目指しているため、敢えて自分の得意領域以外にもチャレンジしたいと思っていたからです。
  • 今後は起業や新規事業立ち上げは更に活発になっていくことが想定され、自分は特にそういった分野にも興味関心が深く、経験も欲していたからです。
  • やはりマーケター不足は日々業務に取り組んでいて痛感するところが多いです。世にマーケター、よびマーケティングスキルを持った人が増えて、事業が活発になってほしいと感じることが多いため、今回は絶好の機会と感じました。
  • webの知識を体系的に学んだことがなく、一度しっかり学んでおきたかったというのが背景になります。近々ウェブ解析士を受験予定です。将来的には、学んだ知識でお仕事をいただくことで個人事業の形で収入を複線化したいと思っております。また本業でも、自社顧客のwebマーケティング領域のニーズが高まってきており、活用できるようにしたい気持ちもあります。自社はwebサイト制作、システム開発の会社です。まとめると、webマーケのことをさまざま学びたいというのが背景になります。
  • 「ウェブ解析士の業務を通じてウェブマーケティングを理解し、現職の仕事に生かしたい」です。2年前に転職した現在の職場で、マーケティングを担当することになったのですが、これまでほとんどマーケティングに携わったことがなく、ウェブマーケティングも学びたいと思うのですが、GAなどツールを勉強する必要があるなかで、GAは本を読んでもブログを読んでも、どうもしっくりこず、知っている人にOJTで色々教えてもらうのが早いと思うようになりました。ウェブ解析士の資格を目指すことも1つかと思ったりもしますが、難易度高そうだなぁと躊躇する部分や、マーケティングだけでなく労務の仕事もしているため、そこまで時間もかけられない、何か良い方法ないかなぁと思っていました。そこで今回、ウェブ解析士協会の運営をする事で、ウェブ解析士の業務や内容を理解し、ウェブマーケティングを理解し、現職に役立てていきたいと思ってます。
  • オンライン、オフラインに関わらず、お客さまに喜んでいただく、課題を解決する、不満や不安をマシにすることが企業の存在意義だと考えます。しかしながら、オンラインに対する苦手意識、Googleアナリティクス含めた分析ツールの敷居の高さから、有効な施策に結びつけることができず、「やることありき」になっていると感じています。小売業での勤務経験が長く、オフラインに偏った試策を行ってきました。お客さまの中でオフライン、オンラインが時と場により使い分けられる中、サービス提供側が変わっていく必要を感じています。WebやSNSの先にいるのは人間なので、その人間に向かい合い、寄り添うために、WebやSNSの特性を学び、課題解決に繋げたいと考えています。
  • グロービスでテクノベート系授業を受講して、テクノロジーの面白さに魅了された、というのがまず背景です。企業家リーダーシップで、今後10年を考えたときに、「デジタルを自分の一つの基軸にしたい」と宣言しましたが、中身は若干、志迷子気味で、どこからはじめようかといろいろ調べた結果、ウェブ解析士にたどり着きました。グロービスのクラブ活動などでも体験的に理解しているのが、祭りは神輿を見るより担ぐ方が断然身につく、と考えており、企画の中に入り込めばより、デジタルマーケティングへの知識やスキルが身につくと考えたため、お声かけに反応しました。今年はこのアクティビティ以外にもリスキル講座を受けてみてAIを実際に活用するってどういうこと?ということも体験的に理解をしていきたいと思っています。
  • 転職し、タブローでのデータマイニングでしたり、セールスフォースの定着支援を行う業務に取り組んでおります。参加経緯としては、現業務内容がマーケティングと離れており、それでもマーケティングの傍に身をおきたいと考えたからです。現在務めている会社は、資格取得至上主義の会社なので、そういった視点でのナレッジ共有もしあえれば微力ながらお力添え出来ればと思います!まだまだ経験も浅く、未熟者なところばかりではございますが、皆さんとの活動をとても楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします。

そんなメンバーとDAY0を開催するにあたり、私からメンバーの皆さんへ事前にお願いしたことは下記のとおりです。

  1. ​​まずまず、私が作成するドキュメントの違和感を好き勝手言ってください。
  2. 事業の成果という抽象的な文脈から、実行可能かどうかは別として、アイデアをどんどん好き勝手言ってください。
  3. 皆さんのキャリアの方向性の通過点や延長線上で役に立つこと、利用できることをウェブ解析士協会から導こうと考えてください。
  4. 楽しくです。本業、ご家族を優先してください。余裕がある時に、サポートしてください。

いよいよ、DAY0開催で、私から背景と主旨と戦略骨子をお伝えし、お一人づつご意見をいただきました。

結果・・・。広い視野、多様な視座、多角的な視点で、ご意見をいただきました。5月末日に定量的事業計画立案を固める、定性的なものは6月末日に固める、7月から不採算・停滞プロジェクトの撤退、成長戦略の選択と集中、その後成長戦略の実行のはずというか、そのように計画しました。

新部門設立奮闘記みたいになりましたが、引き続き、よろしくお願いします。ウェブ解析士協会事業戦略部の活動に興味がある方は、こちらまでご連絡ください。お問い合わせ種別は、「ウェブ解析士協会について」を選択し、お問い合わせ内容は「事業戦略部について教えて欲しい」と記入ください。


https://www.waca.associates/jp/contact/

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