導入企業インタビュー「株式会社オプト」

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運用完結型の組織のため、社員全員がフロントの総マーケッターとして顧客と接することが大事と考えています。

株式会社オプト(以下、オプト社)は、2000年からインターネット広告やWebマーケティング業界に参入しました。

2003年、業界唯一となるヤフーのベストパートナーを受賞。当時からキーになっていた広告効果測定ツール「ADPLAN」の活用を推進し、ROI最大化のために「広告の可視化」に取り組み、ADPLANはのべ1500社に導入された実績があります。

その後もデータ分析を主軸にし、マスメディアとウェブを連携するメディアミックスの効果測定を株式会社電通と業務提携。リスティング広告やアフィリエイト広告、ソーシャルメディア等のメディアミックスの運用と効果測定にはデータを元にした分析は欠かせないものであり、すべて実績として成果を出されています。

また、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社との資本・業務提携では、リアルの計測とWebの計測を融合させるなど、データを元にした事業課題の解決を行なっている企業です。

2015年1月末時点で、上級ウェブ解析士の資格を保有するオプト社員数は200名を越え、1社の取得者数では、ウェブ解析士協会史上No.1の取得者数となりました。

今回はそこに至るまでの経緯を、広告事業本部 事業部長の岡部さん、マーケティング支援部署統括の近藤さん、第四事業部の天野さんにお伺いしました。

本日はお時間をいただきありがとうございます。
まずは自己紹介をお願いします。

岡部広告事業本部を担当しています。業界特化型で各事業部を置いており、その各事業部を束ねている本部です。
一気通貫でウェブマーケティング支援をして欲しいというお客様のニーズに応えられるように、2年ほど前から事業部制にし、各業界ごとのお客様に適したサービス提案をスムーズに出来るようにしています。
各事業部には、営業やプランニング、運用、レポーティング等の機能があります。

近藤広告やサイトの接触履歴データ、ソーシャルメディア上のデータ、顧客データなどウェブマーケティングに関するデータの統合的な活用を支援する部署の統括をしています。

天野第四事業部に所属し、金融系企業のメディアコンサルタントの仕事をしています。
主にお客様の課題解決のための広告掲載・運用を行っていますが、分析の仕事もしています。

今回会社として、ウェブ解析士の資格取得を図った理由は何でしょうか?

WACA上級ウェブ解析士の1割を占めるまでに至ったオプト社

岡部運用完結型の組織を目指すため、全員がフロントの全員総マーケッターとして顧客と接することが大事と考えています。

広告主の要望として、詳細な現状分析から仮説を立てて実行しレポーティング、それらPDCAを回すことでウェブからの集客を売上に結び付けることが求められています。

市場ではアドテク等様々な広告手法が注目されていますが、そのような手法を有効に活用する手段として、ウェブ解析士のような能力が求められています。

そのため、広告関係部署のスタッフには奨励し、希望者を募り受講・受験しました。

その結果として、多くの社員が立候補し、200名以上の上級ウェブ解析士を輩出することができました。

現場のお二人にお伺いしますが、受講を希望された理由は何でしょうか?

天野オプトに入社してから主に運用を行っていました。

広告の管理画面や弊社のeマーケティング効果測定システム「ADPLAN」などを活用していることが多かったのですが、お客様の事業全体を見てそこから分析して提案したり、Googleアナリティクスを活用した提案をすることも自身で行いたく、受講を希望しました。

近藤私はデータを活用したコンサルティングをしていますが、コンサルティングはお客様のビジネスを理解せずに立案することはできません。

マーケティングをお手伝いさせて頂く立場として接するのであれば、例えば数値として表面的に見えるプロモーションの件数のみを追うのではなく、プロモーションによって獲得できたユーザーに対してその後どのようなアプローチが行われるのか、アプローチに対するコストはどれぐらい要するのか、そのコストを考えると“プロモーションで取り過ぎて全体としてコスト過多にならないか”、というビジネス視点で吟味し、お客様と議論する必要があります。

そういった視点を体系的、実践的に学ばせて頂ける資格として、今回のウェブ解析士取得を推進させて頂きました。

実際に受講されていかがでしたか?

天野さん天野今までもお客様と接している時に部分的な分析を行うことが多かったですが、全体的に見たうえでどうするべきなのか、何が足りないのか、他に良い案はないのかなど今回受けさせていただいき視野が広がりました。

複雑なタグ等の大枠は知っているのですが、中身の詳細な部分がわからなかったので、そこは勉強になりました。

最近はお客様と接するときにも実はこうなっててっていう複雑なところまでお話できるので、知見としてしっかり持たれているなという印象は持たれるようになってよかったです。

どのように社内で推進されたのですか?

近藤特定のグループがまず上級ウェブ解析士を先行して受講しました。

取得させて頂いた後に、その上級ウェブ解析士中心に勉強会を開催したり、課題のフォローを行いました。

ここまで大がかりに勉強会等を開催したのは初めてです。
会社全体で盛り上がり、社員同士でも協力して学習していました。

皆さん非常に点数も良かったですよね。

近藤ものすごいプレッシャーでしたよ。私達も取得したばかりで未熟な一方、どのような質問が来るか予想つかないですからね。

講師の方にも沢山質問させて頂きましたし、私達自身、取得後も引き続き勉強しました。

実際に受講してみて、受講前の印象と違うことはありましたか?

岡部 最初は「ウェブ解析士」という名前からウェブマスターのようなイメージを持っていました。
単なるウェブ分析の資格だと思っていました。

でも、実際にやってみると事業課題をどう解決するのか?という視点が強く非常にためになりました。

その中身がレポートとか試験・講習にも表れていたので、そういう意味で言うとうちの社員たちはそもそもそういうのを求められる仕事してきたので、あまり抵抗感や違和感はなかったんじゃないかなって思いますね。

市場背景や御社のお客様である広告主の要望と照らし合わせるとどうでしょうか?

岡部さん岡部 広告主はWebのプロモーションをやるにあたっても、仮説検証とか、分析っていうのがないと、やはりお客さん納得いただけないです。

Webが主要チャネルになり売上にも直結していますし、可視化もできますので、広告主の会社の中でも非常に重要なチャネルになっています。

求められるレベルが正直高いかなと思っています。

ただ、一方でWebの市場でいうと、われわれが本当に嫌なぐらい、アドテクアドテクと言われて、情報だけがすごく流通されているんですよ。手段が非常に多いんですよね。

その手法だけ提案してもお客さんは納得しませんし、課題解決には直結はしていません。

ウェブ解析士はそれらをちゃんと結びつけることができる能力を必須としているので、非常に大きな利点だったんじゃないかなとは思います。本当に必要なエンドユーザーのこと考えて、その大切なお客さんをどう売上につなげていくかっていう考え方がしっかり入っている。

手法論ばっかり出回っている市場に対して、答えをそこでちゃんと結びつけて返せるという意味で、広告主要望、市場要望すべてに結びつかられるのは大きな利点かなって思います。

社内のキャリアプランも考えられていると以前伺いました。

岡部そう。営業マンって資格がないじゃないですか。

特に事業部制になって、総フロントで運用も営業もやるとなったこともあり、どうするべきか考えていました。資格もいくつか調査し、中小企業診断士とかいろいろ検討しました。

そのようなときに、先行してウェブ解析士を取得していた人たちから話を聞き、ちょうど自分たちが必要としていて、客観視できる資格だなと思いました。

また、個々のキャリアについても、履歴書に書ける資格だと思い、市場価値の高い資格と思い、個々のキャリア形成にも支援ができると考えて選定しました。

ウェブ解析士を取得して実務に役立ったところはありますか?

近藤さん近藤 アウトプットが変わってきました。

お客様に対するヒアリング内容や、データから何を見て、考え、アウトプットすべきなのかという視点が変わったと思います。

そういった変化がチーム全員に表れたことで、チーム内の共通言語も変わってきたと感じています。

岡部成果としても、お客様への提案に反映し、CVR110%アップの実績を出すなど、顧客の事業にもコンサルとして大きな結果を出す事例が大幅に増えました。

またオフライン系の会社さんからのウェブマーケティングにおけるコンサルタントの依頼が増えました。

天野現場レベルですと今求められているのが、運用として任されているのではなく、運用プラスアルファ分析というところで私たちに任せていただいているということをお客様から直接言われました。

任せていただいている範囲を分析した上で、ほかの領域へつなげていってほしいし、そこへのアドバイスを欲しい、Webの広告としてそこまで見ていてほしいというところは求められています。

それに必要な知識等の基盤は作れたのかなとは思っています。

ウェブ解析士協会に求めることはありますか?

岡部発信を増やしてブランドを高めてほしいですね。

近藤マスターの方等の知見を学びたいと思います。事例も増やしたい。

今後の課題について教えていただけますか?

近藤オプトの中にもPDCAの実績は数多くありますが、それを汎用化した上で蓄積・共有するといった点ではまだ課題があります。

今回の資格取得によって多くの社員に共通する知識が備わったと思いますので、この知識を基に実績の汎用化と浸透を推進したいと思っています。

非常に参考になるご意見をいただき、ありがとうございました。

 

オプト社の企業研修を担当した企業・講師

株式会社アイクラウド(講師:富田 一年)

 

オプト社は一昨年2013年に東証一部に市場替えを行い、さらにデータベースを活用した顧客事業の成果拡大を推進していくとのことでした。

ウェブ解析士の資格は、高い専門性と汎用的なスキルで顧客の事業課題を解決するための、実務貢献を追求したカリキュラムです。

ウェブ解析士マスターは全国各所におりますので、御社の社内研修の一環として、ぜひご検討ください。

 

インタビュアー:ウェブ解析士協会 小坂

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