導入企業インタビュー「NTTレゾナント株式会社」

NTTレゾナント株式会社

企画部 経営企画部門 担当課長 弦木 康志様

NTTレゾナント株式会社様は、通信・インフラが中心のNTTグループの中で、ポータルサイト「goo」http://www.goo.ne.jp をはじめとして一般のユーザーの方がご利用されるインターネットサービスや、アプリなどの提供を行っている会社です。

1997年にサービス提供を開始して以来、日本語検索能力に定評のある「gooウェブ検索」やQ&Aサービス「教えて!goo」 、安心・安全のECストア「NTT-X Store」、およびそれサービスの提供・運営で培われたノウハウを基にした企業クライアント様向けソリューションサービスなどの提供も行っています。

また、近年では総合防災ポータル無料アプリ「goo防災アプリ」や「goo」ブランドを冠したスマートフォン「gooのスマホ」などの提供も始めています。

受講の経緯についてお聞かせください。

弦木さん2現在、弊社全社員の9割以上 (約320名)が初級ウェブ解析士の資格をもっているのですが、はじまりは2013年で、まずは十数名に先行して初級ウェブ解析士を取得してもらいました。

社内にウェブに関する知識をもっている人材は数多くいたのですが、体系的に理解している人が少なかった点と、解析に関するコアメンバーをつくりたいというのがそのときの理由でした。

先行メンバーに受講させてみて手ごたえが感じられたので、2014年にその先行メンバーの中から10名程コアメンバーとして上級ウェブ解析士を受けてもらいました。

並行して、社内におけるウェブ解析スキルの底上げを検討している中で、単なる勉強会を企画するだけではなく目標を持ちスキルの視覚化ができる施策として、初級ウェブ解析士の資格取得を全社員対象として実施することにしました。

初級ウェブ解析士で学習する内容は全社員が最低限知らなければならない知識ですし、全社員がウェブ解析士の用語を使えるようにしなければ、普段の打合せから話が噛み合いません。例えば、クリック率をCTRと略して話しても通じないことがあったりします。

プロデューサーやディレクターなど普段自社サービスに接している人はわかるのですが、スタッフ部門や技術部門の人間はそのあたりの知識があまりなかったため、そういう人たちにも会社としてウェブサービスを提供している以上、共通言語として理解してもらうという目的がありました。

普段どういった業務をされているかお聞かせください。

経営企画部門のシステム戦略担当で社内IT関連の企画・統制を担っていますが、その中でGoogleアナリティクスの導入から運用・活用推進も行っています。

また私にはもう一つの役割があって、社内にマーケティング室というものがあるのですが、その中にあるデータサイエンスユニットと呼ばれるチームのリーダーもしています。

そのチームの中で、コアメンバーと連携して、自社サービスサイトの解析やサービスをどう改善していったら良いかというコンサル的な活動もしています。

以上、2つの役割からウェブ解析士の全社への展開というものを担当しました。

全社員へのウェブ解析士導入となると、大変ではなかったですか?

なぜ受けなければいけないの?という話が出てくることは想定していたのですが、実際は、意外と導入の苦労はそれ程ありませんでした。

もともと弊社はウェブサービスを主として提供しており、ウェブサービスを提供している企業として最低限ウェブ解析士の資格を取得しないとおかしいよね、という空気が社内にでてきたので、想定していた以上にスムーズに全社員受講へと進めることができました。

全社員の方が取得したことで、どのような変化がありましたか?

事務処理や経理・契約関連の相談事などの意思疎通が、スムーズに行われるようになりました。

例えばスタッフ部門では、今までサービスの説明や期待効果を聞いても理解が難しかったものが、共通言語で話せるようになることでものすごく仕事がスムーズになりました。

また、これは取得前後の話とは異なるのですが、マネージャークラスが率先して勉強していました。

一般的にある程度の年齢や職制の方はこのような資格は中々とらないかもしれないのですが、弊社はウェブサービスを提供する会社であり、またマネージャー以上が不合格だと部下に顔向けできないということもあってか、率先して勉強していました。

また、そういった姿勢を部下たちも見ることで、マネージャーが頑張っているなら、自分たちも真剣に取り組まないとマズイという雰囲気になってくれました。

そして、先行して受けているメンバーや詳しい人間が、普段やり取りがない部門の人に自主勉強会を開いたりと共通の目的意識をもったことで、ウェブ解析士取得が一つの大きなイベントに発展しました。そういった影響もあってか、スタッフ部門を含めた全社員で受けているにも関わらず、9割以上が合格することができました。

今後の取り組みについて何かあれば教えてください。

より「goo」などのサービスを強化させてゆくため、人事・育成担当で実施している社内スキル判定の項目の中に上級ウェブ解析士を加えて、スキルあるコアメンバーをどんどん増やしていこうと計画しています。

受講後に自社のサービスに具体的な成果はありましたか?

コアメンバーがコンサル的な立場でサービスに加わりA/Bテストと上級ウェブ解析士のコンサル手法を使ってページを大きく改善したサービスがあります。そのサービスはコンバージョン率が10数%改善しました。

また、ランディングページの最適化を行って直帰率を数%下げるなどの成果も上げています。

また、今回、コアメンバーが社内向けに解析テンプレートを作成してくれました。これはGoogleアナリティクスのデータをAPIを使って重要な数値を自動で取得してくれるもので、各サービス担当者はそれを見ることで自分たちのサービスの良し悪しがわかります。

弊社が現在提供しているサービスは約80ほどありますが、この解析テンプレートを活用することで、各サービスで基本的な解析ができる仕組みは可能になりそうなので、今後色々なサービスに展開していく予定です。

若い人はパワーや柔軟性があるので、上級ウェブ解析士で学んだ知識を活かして期待以上のものを作りだしてしまうことに驚かされました。

弦木さん1最近、彼らを見ていて思うのは、上級ウェブ解析士を取得した若手がなんだか活気があってワクワクして仕事に取り組んでくれている気がします。

彼らが狙うKPIやKGIに対して、どう分析していったら良いかわからず思い悩んでいた時に上級ウェブ解析士で学んだ知識や考え方で、何かつかめたものがあったのかもしれません。

受講している最中は、とても辛そうな顔をしていましたけど(笑)
あるメンバーは「試験に落ちたかもしれないので、修了レポートをださなくても良いですか」と相談にきた者もいました。

最後まで粘る価値があるからと励ました結果、合否が出た時には、いの一番に私のところに「受かりましたー」と報告に来てくれましたよ(笑)

ウェブ解析士を受講して良かったと思いますか?

私が納得しなかったら初級ウェブ解析士を全社に展開していないですし、上級ウェブ解析士をどんどん増やしたりしていないです(笑)

関連会社、グループ会社への展開は考えていたりしますか?

社内の取組みをグループ内に紹介させていただいたことはあります。

弊社のようにポータルサービスを提供しているところはグループ内でもあまり多くないため、コンサル的に弊社が相談を受けるということは多々あります。ですので、弊社の中にいる有資格者がグループ内で活躍しているというケースは結構あります。

受講を考えている人たちに一言お願いします。

基礎知識の習得や確認として初級ウェブ解析士を受講するのは良いと思いますので是非、チャンレジしてください。絶対無駄になりません。

業務で活用するには上級ウェブ解析士まで受講するのがベストだと思われます。上級まで取得しないと仕事では有効活用できないと思います。

社内の若手にも言っていることですが、初級ウェブ解析士はスタートラインでしかなく、仕事で使っていきたいなら上級ウェブ解析士まで取得することをお勧めします。

本日は貴重なお話ありがとうございました。

インタビュー 一覧へ戻る

導入企業インタビュー