地域共創に向けた取り組み~東かがわ市わくわく課のイベント視察レポート

東かがわ市視察イラスト
東かがわ市視察イラスト

こんにちは、ウェブ解析士協会・事業支援委員会の八木です。
7月17日に香川県東かがわ市で予定している地域共創イベント「東かがわDX(仮称:以下便宜上『東かがわDX』と記載)」に向けた視察を4月27日から29日に行いました。今回は活動レポートと実施成果を報告いたします。

目次

東かがわDXの発足の経緯

そもそも「東かがわDX」って何?なぜ東かがわ市なの?という疑問があると思います。まずはこちらについてご説明します。

東かがわDXってそもそも何?

東かがわDXは、ウェブ解析士協会が「地域共創:私たちの街の課題を私たちは解決できる」をコンセプトに東かがわ市でウェブ解析やウェブマーケティングのオープンセミナーを実施するものです。
もともと、2020年8月より1年間かけてウェブ解析士協会で実施した「沖縄DX」をブラッシュアップして、2021年第1弾を東かがわ市で開催することが決まりました。

参考:一般社団法人ウェブ解析士協会は沖縄県内の中小企業を対象としてオープンセミナーを開催しています。

なぜ東かがわ市なの?

東かがわ市わくわく課
東かがわ市わくわく課

東かがわDXは、株式会社ペライチの会長の山下翔一さんとウェブ解析士協会代表理事の江尻さんのつながりがあって実現した企画です。

山下さんは東かがわ市創生総合戦略アドバイザーで、「東かがわ市わくわく課」という「香川県東かがわ市を全国に誇る『わくわくするまち』にしようと全国の有志と東かがわ市民と行政が一緒になって行う様々な取り組み」のイベント発起人であり、そのプロジェクトの中にウェブ解析士協会の有志メンバーが参画しています。

ペライチ様は沖縄DXのイベントでも登壇していただいており、「東かがわ市でも同じようなプログラムができると良いよね」という話から発展し、1ヶ月足らずのあっという間のスピードでイベント開催が決まり、会場や地域視察の話になりました。

東かがわ市わくわく課:https://higashikagawa.wakuwakuka.net

今回の視察の目的

今回の視察には、「東かがわ市わくわく課」に所属する全国の有志を対象に以下の3つの目的がありました。

  1. 親睦を深める
  2. 東かがわ市の魅力を理解する
  3. 東かがわ市の課題がどこにあるか、各々が肌で感じとる

ウェブ解析士の中にわくわく課のメンバーは数名いるのですが、私が「徳島出身」(東かがわ市と徳島県は隣り合わせ)ということもあり、私の強い要望もあって視察させていただきました。(関係者の皆様、本当にありがとうございます)

1.親睦を深める

イベント視察メンバー
イベント視察メンバー

今回参加された方は個性の強い楽しい方ばかりでした。地域の刺繍会社の社長さんや焼肉屋のオーナーもいらっしゃれば、東京で個別最適化学習ツールを開発している方、3Dホログラムサイネージのパフォーマンスを提供する方、高松を中心に役者の活動をしている方など多種多様です。
朝の9時〜夜11時まで(前夜祭も含めればもっと)プログラムもびっしりと濃密な時間を過ごさせていただきました。

視察スケジュール
視察スケジュール

2.東かがわ市の魅力を理解する

東かがわ市にはたくさんの魅力がありました。香川県の中でも右端に位置する東かがわ市は私が住んでいた徳島からだと高松の通過点になることも多く、近くてもあまり知らない町でした。もともと東かがわ市は「てぶくろの町」で有名であり、日本のてぶくろの生産量の90%以上は東かがわ市で作られているなど、市としてのブランドも確かにあると実感しました。また、最初に訪問した「しろとり動物園」は個人が所有(株式会社白鳥どうぶつ園が運営)する全国でも珍しい動物園で、動物と人との距離がとても近く、参加者は動物に癒されながらも驚くばかりでした。他にも瀬戸内海の穏やかな海を眺めながら食べられる香川県の本場讃岐うどんや、東かがわの眺望を堪能できる「大坂峠」など、なぜ近くにいながらこんなに魅力的な町のことを知らなかったんだろうと思う次第でした。

3.東かがわ市の課題がどこにあるか、各々肌で感じとる

東かがわ市の魅力を理解した上で、次に考えることはこの町の真の課題はどこにあるかを見つけ出すことです。本当に東かがわ市のわくわく課の地元のメンバーは熱心で新しいことにどんどんチャレンジしていこうと積極的です。ただ新しいことだけをしていくだけだと、おそらくよくある町おこしと何ら変わりはありません。この熱量を最大限発揮できる方法は何か、そしてウェブ解析士協会として何ができるかをきちんと考える必要があります。わくわく課がかかげる「香川県東かがわ市を全国に誇る『わくわくするまち』」にむけてウェブ解析士として、自分自身どのように支援できるか、まだ正解は出ていませんが、1つの答えとして「ヒトとデジタルを結びつける支援」かなと思っています。

東かがわDXに向けた視察の成果

あっという間の視察でしたが成果はたくさんありました。

今回の大きな成果としては東かがわ市の上村市長とお会いすることも出来、市長自ら「東かがわDX」のイベントに登壇してもらえることを口頭応諾いただけました。この町を良くしていきたいという市長の「デジタルに期待する」思いは相当なものです。コロナ以前から続くこの不景気な世の中を大きく変えることができるのは「デジタル」であるのは間違いありません。ウェブやIT分野の様々なスペシャリストが集うウェブ解析士協会としての意味づけや期待も大きいです。

また、今回のプロジェクトでは香川県を中心に活躍するウェブ解析士マスターの松岡 亜紀子さんもセミナー講師として全3回の登壇が決定しました。松岡さんは2020年のウェブ解析士アワードで「WAM Top Scorer(その年のウェブ解析士マスターの資格取得の際に最高得点で合格された方に送られる表彰)」を獲るなど、ウェブ解析士マスターの中でも一目置かれる存在で、私自身一度お会いしたかった方です。

松岡さんには、急遽お願いしたこちらの依頼にも快諾していただき、本当にありがたい限りです。

もう1つとっておきの内容がありまして、確定できないのでまだお伝えできないのですが、とても良い方向に動き出しています!東かがわDXはすごいセミナーになる確信を持っています。お楽しみに!!

事業支援部は仲間募集中です!

東かがわDXのプロジェクトは始まったばかり、事業支援部では、日本全国でこのようなプロジェクトができることを本気で考えています。アイデアやアドバイス、プロジェクトメンバーも募集していますので、この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

2019年8月より株式会社アスコンにて、販促支援業の一環としてアクセス解析や広告運用、講師業を支援。ウェブ解析士マスター/初級SNSマネージャーの資格を保有。

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