届ける努力をしなければ宝の持ち腐れ!ウェブサイトのコンテンツを読んでもらうためには

こんにちは。ブランディング・マーケティングに関するコンサルティング事業を展開している、株式会社ピージェーエージェント代表取締役の加藤です。
今回は、ウェブサイトに掲載されたコンテンツを、見込顧客に届けるための方法について、解説いたします。
毎日コラム・ブログ記事を更新し続けているのになかなか訪問者が増えない、導入事例やお客様の声などを沢山アップしているのに全然読まれていない・・・とお悩みの企業様は、ぜひご一読ください。
目次

コンテンツは重要!

昨今のウェブマーケティングにおいては、「コンテンツがもっとも重要」といわれています。自社のウェブサイトに、見込顧客に有益な情報をたくさん掲載することで、お問い合わせや受注につなげることができます。「コンテンツマーケティング」という言葉も流行しており、見込顧客にとって、価値のあるコンテンツの発信を通じて、ニーズを醸成し、購買を促し、最終的には自社のファンになってもらおうという手法がメジャーになっています。 目の前の見込顧客に対して、今すぐに商品やサービスを買ってもらうための従来の「売り込み型」マーケティング手法が限界を迎える中で、脚光を浴びているのが「コンテンツマーケティング」です。ウェブサイトにさまざまなコンテンツを豊富に用意しておくことで、まだ興味関心度合いの低い潜在顧客が、長い時間をかけて、情報収集の過程の中で自らさまざまなコンテンツに触れることで、徐々に信頼関係が高まっていき、最終的には購入に至る心理状態になることを目指します。

コンテンツとは何か

企業がウェブサイトに掲載するコンテンツにはさまざまな種類があります。商品やサービスの説明・導入事例・お客様の声、商品カタログ、商品説明動画、お役立ち資料、コラム・ブログ記事、オンラインセミナーなどなどです。弊社のクライアント企業様も「コンテンツを作らなければ」と全社をあげて努力をし、外注のライターなども活用して、かなりの時間と予算をかけ大量のコンテンツ制作に乗り出していることが多いです。 コンテンツは、昨今のウェブマーケティングにおいては、非常に大事で、なくてはならないパーツです。導入企業へのインタビュー記事を制作したり、情報提供のコラム記事を制作したり、ホワイトペーパーやeBookなどのダウンロード資料を制作したり、各種動画制作をしたりと、弊社でもクライアント企業様のさまざまなコンテンツ制作を積極的にご支援しています。

作って掲載したはいいけれど・・・

しかし、コンテンツを作って、ウェブサイトに掲載しさえすれば、全てが上手く行くという訳では残念ながらありません。「見てもらうための努力」をしなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。どれだけ見た人を喜ばせることができる素晴らしいコンテンツだったとしても、そもそも世の中の人に知られていなければ、正直何の意味もありません。 弊社では、「コンテンツを増やそう」と取り組んでいらっしゃるクライアント企業様に対して、「コンテンツを見てもらうための努力」も並行して力を入れて実行されることを強くオススメしています。 以下に、弊社がクライアント企業様にオススメしている王道の手法をいくつかピックアップしてご紹介いたします。

メール配信(メールマガジン)

自社でメールアドレスを把握している顧客リストがあるのであれば、その人たちに定期的にメールマガジンを配信しましょう。何か新しいコンテンツがウェブサイトにアップされる度に、「こんなお役立ち資料ができましたので、ぜひ見てみてください」「こんな導入事例インタビュー記事を掲載しましたので、ぜひ見てください」というような、定期的にメールマガジンを配信すれば、一定数の読者が反応して、自社のウェブサイトに来てくれるはずです。

ソーシャルメディア投稿

FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディアを使って、自社ウェブサイトのコンテンツの更新状況をお知らせ投稿しましょう。上記のメール配信(メールマガジン)とは異なり、いいねやシェアなどによる拡散効果が期待できるのが、ソーシャルメディア投稿の大きな特徴です。

検索エンジン対策(SEO)

特に、コラム・ブログ記事などの読み物系コンテンツにおいては、検索エンジン対策(SEO)を意識して文章を書くことが非常に重要です。SEOについては、以前にこちらの記事(SEOを正しく実践!検索結果で上位表示されるためにすべきこと)や、こちらの記事(これだけは絶対やらないで!SEOでやってはいけない3つの禁止事項)でも解説をしていますので、ぜひご覧ください。効果が出るには、一定の労力と時間を要しますが、もし検索結果の上位表示が取れれば、比較的持続性が高く、ニーズが顕在化している質の高い見込顧客を集めることができます。

ウェブ広告

検索連動型広告やディスプレイ広告、各種SNS広告など、広告予算を使って、自社ウェブサイトに対して、人を呼び込み、コンテンツを閲覧してもらう方法です。以前にこちらの記事(ターゲティングが成功のカギ!ディスプレイ広告を効果的に実施しよう)や、こちらの記事(おもてなしのリマーケティング広告で売上と顧客満足度を向上!リピーターへのアプローチの重要性)こちらの記事(テレビCMより安価!YouTube 動画広告をビジネスに活用しよう!)でも、いくつかの広告手法についてご紹介をしておりますので、ぜひご覧ください。予算をかければその分の流入が獲得できるので、即効性は高いですが、必ずコストがかかるのと、持続性が低いという特徴があります。

プレスリリース

ラジオ・テレビ・新聞・雑誌・ニュースサイトなどのマスメディアの報道関係者向けに、自社の商品やサービス、会社情報やイベント情報などに関するプレスリリースを出し、認知をしてもらう方法です。プレスリリースに関しては、以前のこちらの記事(マスメディアで認知拡大!プレスリリースを有効に活用しよう)もご参照ください。プレスリリースで成果を出すには、マスマディアが取り上げたいと思うような、キャッチーなコンテンツであることが大切です。

作るだけでなく、届ける努力も忘れずに!

ウェブを活用して売上を向上させるにあたっては、ウェブサイトに掲載するコンテンツが重要であることは間違いありません。ただ、どうしても制作することに情熱が偏ってしまい、素晴らしいコンテンツを作ってウェブサイトに掲載し、満足して終わってしまうことが少なくありません。
せっかく作ったコンテンツです。届ける努力をすることも忘れないようにしてください!作って終わりにするのではなく、「どのように知ってもらうか」「どのように社外に発信するか」ということを、常にセットで考えましょう。 自社ウェブサイトに既に掲載されているコンテンツも、上記でご紹介した方法で、さまざまな人に見てもらう努力をすれば、さらなる顧客の拡大につながるかもしれませんよ!
ぜひ試してみてください。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

株式会社ピージェーエージェント代表取締役。中央大学理工学部卒業後、NTTコミュニケーションズ株式会社に入社。IT・WEBを活用したデジタルマーケティングに関する法人企業向けコンサルティング業務に従事。顧客の購買プロセスに基づいたマーケティングシナリオ設計、メールマーケティングを基軸としたCRMコンサルティング等、法人企業の売上向上に寄与するコンサルタントとして活躍。その後、2016年、株式会社ピージェーエージェントを設立、代表取締役に就任。ブランド戦略の立案を強みとして、ブランディング・マーケティングに関するコンサルティング事業を展開している。

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