自社メディアにアフィリエイト広告を導入し、収益の向上を狙おう!アフィリエイトで収益を伸ばす3つのポイント

こんにちは。インターネット集客や収益化に関するコンサルティング事業を展開している、株式会社MASH代表取締役の染谷(そめや)です。 今回は導入に初期コストがかからず、在庫も抱える必要が無いにも関わらず、記事の内容と取り扱うサービスの相性によっては大きな収益を生む可能性を秘める「アフィリエイト広告」について解説します。
目次

アフィリエイトの仕組みについて学ぼう

アフィリエイトとはインターネット広告の一種です。メディア運営者が商品やサービスを紹介し、その商品が売れた・サービスが申し込まれた際に、広告主が仲介(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を通じて一定額の成果報酬を支払うという仕組みです。申し込みが入ってはじめて報酬が発生するので、成功報酬型広告とも呼ばれています。 アフィリエイトには、メディア(ブログ・ウェブサイト)運営者、商品やサービスを提供する広告主(ECサイト・オンラインショップ)、広告主と媒体運営者を繋ぐアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)、そして読者の4者がかかわっています。
アフィリエイトの仕組み
広告主は広告コストを算出しながら商品やサービスの積極的な展開が可能です。テレビCMや雑誌広告に出稿しても、必ず商品が売れると限りません。高額の広告料を広告代理店に支払っても、売上につながる保証はありません。 しかしながらアフィリエイトであれば、商品が売れたのちに広告費が発生するので、ムダな広告コストをかけなくても良いわけです。 一方、メディア運営者は自分の好きな商品を、在庫の心配なく商品を紹介することができます。そして商品が売れた際に運営者は指定額の報酬を受け取ることができます。 商売をおこなうにあたり、在庫を持つというのは大きなリスクです。売れるかどうかわからないのに、お金をかけて商品を用意しないといけないからです。でもアフィリエイトの仕組みなら、在庫を保有しているのは広告主(オンラインショップやメーカー)なので、在庫リスクを抱えずに、膨大な数の商品やサービスを販売することができるわけです。

商品を売るアフィリエイトと、サービスに申し込んでもらうアフィリエイト

アフィリエイトの仕組みを利用する方法は大きく分けて2つあります。 Amazon.co.jp(アマゾンアソシエイト)や楽天市場(楽天アフィリエイト)などのショッピングモール型のオンラインショッピングサイトのアフィリエイトプログラムを利用する方法が1つです。 もう1つはバリューコマースやA8.netなどのアフィリエイト・サービス・プロバイダ(ASP)を利用する方法です。これらのASPは、インターネット上に点在するオンラインショップやサービス提供会社を集約し、媒体運営者と広告主の利便性や収益性を高めるという役割を持ち、広告主側からシステム利用料を受け取るという仕組みで成り立っています。 Amazonアソシエイト
https://affiliate.amazon.co.jp/
物販アフィリエイトをおこなうのであれば、必ず登録しておきたいAmazonアソシエイト。 楽天アフィリエイト
http://affiliate.rakuten.co.jp/
楽天市場の物販だけでなく、楽天トラベルや楽天カードなど、楽天グループのアフィリエイトが利用できる。 バリューコマース
https://www.valuecommerce.ne.jp/
日本最大級のASPの一つ。ここでしか利用できないアフィリエイトプログラムも多いので、登録必須。 A8.net
http://www.a8.net/
こちらも日本最大級のASPの一つ。提供プログラムは多岐にわたっており、どんなジャンルのアフィリエイトも網羅している。 まだまだ数多くのASPがあります。それぞれのASPに強みや特徴がありますので、興味のある方は「アフィリエイト・サービス・プロバイダ」で検索してみてください。

アフィリエイトで収益を上げるために知っておきたい3つのポイント

アフィリエイトの3つのポイント

1. 検索キーワードを意識しよう

あなたが検索エンジンを利用する時はどのような状況でしょうか。大きく分類すると「悩み(疑問)を解決したい時」に検索エンジンで調べ物をするはずです。この検索時に使用するキーワードを研究することで、商品やサービスに対して関心度の高い読者を集めることができます。 たとえば電子レンジが故障した際に、「電子レンジ(商品名・型番) 故障」や「電子レンジ エラー番号」などで検索することも考えられます。転職を考えている人であれば「職務経歴書 テンプレート」や「転職サービス おすすめ」と検索するでしょう。「退職願 書き方」や「失業手当 手続き」で検索するかもしれません。 また、友人知人に相談しづらいジャンルもアフィリエイト向きです。これらはコンプレックス商材ともいい、たとえば体型の悩みであれば「ダイエット おすすめ」や「くびれ トレーニング」、「脂肪燃焼 サプリ」などの言葉で検索されることが想定できます。となると、ダイエット系のプログラムやサプリメントのプログラムを紹介するのが効果的です。 毛深いことが悩みの人は「脱毛 体験」や「除毛クリーム おすすめ」、「ヒゲ 脱毛 痛い」などの検索キーワードが考えられます。脱毛系のプログラムを紹介したいのであれば、これらの情報を載せることで興味のある読者を集めることができます。他にも体臭や肌荒れ、結婚相談などの悩みはインターネットで検索される傾向が強いです。 他にも欲しい商品があった場合、「商品名 感想」や「商品名 レビュー」と検索することが想定できます。読者がどのような情報を求めているかを想像することで、必要なキーワードを抽出し、商品やサービスに興味のある読者を集めることができるわけです。 もしあなたの運営するメディアが、上記のような悩みを解決するような情報を提供していれば、親和性の高いアフィリエイト広告を配置することで収益を生むことができます。 なお余談ですが、インターネットで検索キーワードを探す場合に活用できるのはYahoo!知恵袋です。ここには人間の悩みが詰まっています。自分の取り扱う商品に関連するワードで検索し、さまざまな相談内容を読んでみましょう。人間の生の悩みと解決法が提示されていますので、非常に参考になります。 Yahoo!知恵袋 – みんなの知恵共有サービス
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/

2. 欲しくなる文章を書こう

検索エンジン、あるいはSNSなどで興味を持ってくれた読者に対して、適切な情報を届けることにより、結果としてあなたのブログを通じて商品やサービスが売れていきます。ですから、書いてある内容というのは非常に重要な要素になります。

何よりも強い体験談

アフィリエイトに限らず、情報として強いのは体験談です。 みなさんも商品購入を検討する際に、誰かの感想を参考にしますよね。実際に商品やサービスを利用した人が良かったといえば商品購入の後押しになりますし、批判的な意見があったらブレーキになります。そしてもう一点、体験談の強みがあります。それはオリジナリティです。使う商品は一緒でも、感想は人それぞれ違います。あなたの感想や体験談は、それだけで独創性あふれる文章になります。 わざわざ新たに商品を買わなくても、今まで生きてきた経験や知識を掘り起こすだけで立派な体験談ができあがります。
  • 資格取得経験あり・・・資格取得のための勉強方法のシェアや、お薦め参考書の紹介→資格系のアフィリエイトや書籍物販のアフィリエイトを利用
  • 旅行が好き・・・お薦めの観光スポットや穴場、役立ちグッズを紹介する旅行ブログ→トラベル系や旅行グッズ系のアフィリエイトを利用
  • ダイエット経験あり・・・ダイエット記録や食事制限、トレーニング方法の紹介ブログ→美容・ダイエット系のアフィリエイトを利用
  • メイクアップ系の仕事経験・・・簡単メイク術やお薦めのスキンケア方法の解説ブログ→美容・コスメ系のアフィリエイトを利用
  • 語学が堪能・・・単語の覚え方やヒアリング、スピーキングのコツの解説ブログ→語学教材やオンライン英会話のアフィリエイトを利用
  • パソコンに詳しい・・・パソコンの機能比較やアプリケーションの使用方法の解説(パソコンや周辺機器の販売)
  • 育児経験がある・・・育児の悩みや役に立ったグッズなどを紹介。(育児グッズなどの販売)
他にも記事の内容を決めるヒントは日常に数多く潜んでいます。あなた自身が学び経験してきたことは、メディア運営に、そしてアフィリエイトをおこなうにあたり大きな宝物になります。これらの事例をヒントにして、自分の得意分野を活かしたブログを創り出しましょう。

リアルタイムで成長している様子を実況中継する

いま勉強している、あるいはこれから学んでいきたいジャンルをテーマにすることもお薦めです。実際にリアルタイムでチャレンジしていて、成長具合や効果を読者と共有することで信頼感や一体感を作り出すことができます。 たとえば「ダイエットにチャレンジ」なのであれば、トレーニングの内容や食事制限の内容、日々の体重の推移などを事細かに載せることでリアリティが生まれます。もしかしたら共感してくれた読者から応援されるかもしれません。ダイエット系のアフィリエイトプログラムは数多くありますから、金銭的にムリの無い範囲で体験してみても良いでしょう。 たとえば「語学を学ぶ」というテーマであれば、勉強方法や使用している語学教材の感想を載せていくと良いでしょう。その成長を毎日、週ごと、月ごとに振り返っていくことで記事にリアリティを出すことができます。ちょっとでも成長を感じられる記事になっていれば、読者は「自分にもできるかも」と思い、使用している語学教材を購入してくれる可能性もあります。 これから学びたいことをテーマにするブログで重要なポイントは臨場感と共感です。いかに現場の雰囲気を記事に織り交ぜられるか、いかに悩みや苦労の状況を記事として伝えられるかにより、読み手の共感度は変わります。 あなたの個人情報はムリない範囲でできるだけ公開しましょう。自分のTOEICの点数を載せることで同じレベルの英語力の人が共感してくれます。最初の身長体重体脂肪率、ダイエット中のデータを載せることで、同体型の人が共感してくれます。 あなたと読者の共通点が多ければ多いほど、あなたのブログの内容を信用し、あなたに効果が出た商品を購入してくれます。この信用残高の積み重ねが、結果として収益をアップさせる要素になるのです。

公式サイト以外の情報で付加価値を生む

公式サイトで確認できる内容をあなたのメディアに掲載しても意味がありません。それは単なる情報の横流しで、価値を生み出すことはありません。4Kテレビのスペックを知りたければ、ソニーのホームページでスペック表を見ればいいのです。プロテインのタンパク質含有量を知りたければ、販売元のホームページで成分表を見ればいいのです。 読者が求めているのはあなたの主観です。客観的なデータは公式サイトに任せて、商品を実際に使ってみたあなたの感想が知りたいのです。実際に使用している時の写真や動画を掲載しても良いでしょう。その情報が新たな価値となり、価値として認識してくれた読者が商品を購入するのです。 さらに第三者的な「公平性・客観性」も重要です。全体的に素晴らしく完璧だったというサービスであれば、その感動を熱量たっぷりに伝えるだけの文章で構いません。しかしながら世の中は完璧な商品・サービスばかりではありません。何かしら足りない点もあったはずです。 たとえばスーツケース。「頑丈でデザイン性に優れている」という利点もあれば「持ち歩くにはちょっと重い」という足りない点もあります。「自由に荷物を入れられるスペースが多い」という利点もあれば、「ポケットなどが少なくて、仕分けが大変」という足りない点もあります。物事にはすべて裏表があって、すべての利用者に対して完璧なサービスというのは数少ないです。 中傷はいけませんが、事実をしっかり伝えることは大切です。長所・短所、両側の情報を正確に伝えることで、あなたに対しての信用度が増します。公式サイトでは自社の製品の短所を述べることはできません。ユーザーからの目線として、あからさまなべた褒めではない、メリット・デメリットを比較した上で、メリットが上回るからお薦めできるというあなたの主観が、読者にとって大切な情報となるのです。

悩みの解決方法を提供する

単に商品やサービスを紹介するだけでなく、読者のライフスタイルが少しでも良くなる期待感が多ければ多いほど購入に対するハードルは下がります。 先ほどのダイエットの事例であれば、あなたのブログに訪れる読者は体重に関するコンプレックスを持っていることが想定されます。その悩みを解決して、未来の自分が少しでも向上するような期待感を持ってもらうことが重要です。 この商品を使えば自分にも同じような未来が訪れるかもしれないといった期待を持った読者や、あなたの体験や感想に共感してくれる人が商品を買ってくれるのです。情報という価値を提供し、対価として報酬を受け取る。この信頼関係を積み上げていくことにより、報酬額は向上していきます。

難しい言葉を避けて、日常生活で使う言葉を選ぶ

知識が増えたり、経験を積んだりしていくと、どうしても業界用語や専門用語を使いたくなってきます。ただ、考えてみてください。その用語が通じる人は、あなたと同じレベルの知識量を持っている人です。そのような読者があなたから商品を買うでしょうか? あなたより経験が浅い人が悩みを解決したいという期待を持って訪れ、「なるほど」と感じてくれるためには、読み手の理解度を意識した言葉を使う必要があります。 書いてあることが理解できなければ、もっとわかりやすい別サイトに移動してしまうことでしょう。結果としてあなたから商品を買うことはありません。知識を得て自分自身のレベルアップを図ることは確かに重要ですが、それを読み手に押し付けないよう気を付けましょう。

押し売りしない

押し売りされるのは嫌ですよね。それは読み手も一緒です。そんなことは重々わかっているのに自分のメディアで商品を紹介するときになると、その商品を褒めちぎった挙句、「すごい良いからぜひ買って試して!」と押しの強い文章になってしまうことがあります。無理強いすることで、せっかく生じた購入意欲を減退させてしまう恐れがあります。 改めて言います。押し売りはやめましょう。売り買い気持ちをぐっと抑えましょう。あなたが読者にできることは紹介や提案です。買うかどうかを決めるのは読み手なのです。しっかりとしたレビューを書いて、文末に公式サイトへのアフィリエイトリンクを張っておけば、興味のある読者はリンクをクリックしますし、興味のない人は離脱していくだけです。最終判断を読者に任せる気持ちの余裕を持つことで、押し売り感を減らすことができます。 とにかく訪問者に情報という価値を提供し、喜んでもらうことが結果的に報酬に繋がります。そして物を売れるという能力はどこに行っても通用します。その意識を持って格好良くお金を稼いでください。

3. 報酬単価が高い傾向のあるジャンルを知ろう

一般的に以下のジャンルは、一件あたりの報酬額が大きい傾向があります。
  • 金融・保険
  • クレジットカード
  • 不動産
  • 自動車
  • エステ・美容・ダイエット
  • 英語・英会話
  • 転職活動
これらのプログラムに共通して言えるのは、「一生涯で使う絶対額が大きい(ライフタイムバリュー=LTV)」ジャンルということです。保険やクレジットカードは一度申し込んでもらえれば、何年も、何十年も企業に手数料をもたらします。 報酬料率は1~2%と低くても、パソコンや旅行のプログラムは購入金額の総額が20万円を超えてくる場合が多いため、結果として1件の成約で数千円の成果を生み出すことがあります。自動車や不動産も同様です。 美容関係や語学関係も長く続けないと結果に繋がりづらいです。再チャレンジする人も多いです。そしてレッスン単価に比べて原価は低いため、その分のコストを広告料にまわすことができます。 転職活動は大きく分けて転職サイトと転職エージェントの2つのサービスを利用することが一般的です。後者の転職エージェントは、求職者は無料で利用できますが、紹介した企業が採用した場合、企業はエージェントに年収の3~4割程度の手数料を支払います。年収1000万円の人を採用したら、300万円~400万円です。いかに優秀な人に登録してもらうかが重要で、登録者を増やすためにアフィリエイト報酬を高く設定し、メディア運営者に紹介してもらっているわけです。 しかしながらこれらの高額報酬プログラムには数多くのライバルが存在します。「クレジットカード」や「英会話教材」で検索してみると、同じプログラムを取り扱っているブログやウェブサイトが数多く表示されます。どのウェブサイトも専門性が高く、良質な情報を読者に届けています。高額プログラムのジャンルを取り扱うことは、これだけのライバルと戦わなければいけないということを認識しておきましょう。 もちろんあなたが脱毛やダイエットなど、一つのジャンルについて「一般人より詳しい」という自信があるのであれば、チャレンジしてみても良いでしょう。いま提供されている情報よりも読者に対して価値を提供できれば、記事を読んだ人はあなたを信用して申し込んでくれるでしょう。ただ、報酬額が高いからという理由で参入するのだけは避けましょう。報酬額だけを見てプログラムを選んでも、読者に価値を提供できていなければ成果は発生しません。

アフィリエイトでやってはいけない3つのこと

ブログを運営する、アフィリエイトプログラムを利用するには一定のルールを守る必要があります。ルールといっても堅苦しいものではなく一般常識的なものばかりですが、気付かぬうちに違反している場合もありますので、しっかりと理解しておきましょう。 ルールを守った上でブログの運営やアフィリエイトの利用をすることで、広告主(商品提供者)、読者(商品購入者)、ブログ運営者(商品紹介者)、そしてASP(プログラム仲介者)の4社が利益を得ることができます。4者のうちどれか一つでも不利益が大きくなると、アフィリエイトを続ける意味がなくなり、結果として縮小の方向へ進んでしまいます。 「自分だけならやっても大丈夫」とか「ちょっとぐらいなら違反してもどうせバレないだろう」とコソコソしながらアフィリエイトをするのではなく、自分は多くの人に価値を提供しているのだと胸を張ってメディアを運営しましょう。

1. 読者を裏切らない

メディアを運営していていちばん大切なことは、読んでくれている人に喜んでもらうことです。 使ってもいない商品やサービスを、ただアフィリエイト報酬が欲しいためだけに、さも使ったようにべた褒めして紹介することは避けましょう。使った感想は正直に、良い点、足りない点を記載し、買ってよかったと思った商品を紹介しましょう。 読者を裏切り続けるブログは長い間運営することはできません。

2. ASPや広告主の提示するルールを破らない

ASP各社にはそれぞれ利用規約や禁止事項があります。この規約や禁止事項に違反した利用方法をしていると、せっかく成果が上がっても非承認になって成果が却下されてしまう場合があります。最悪の場合、退会処分になってしまうこともありますので、しっかりと確認しておきましょう。 ここではA8.netを事例にして説明します。 A8.netの禁止事項
https://support.a8.net/as/kinshi.html A8.net AS会員利用規約
https://support.a8.net/as/kiyaku.html 代表的な違反事項は以下の点が挙げられます。
  • 自分でクリック/第三者と協力してクリック
  • 自分で広告に申し込む/第三者と協力して広告に申し込む
  • 広告主の禁止事項違反(特にリスティング広告)
  • 法律違反や権利の侵害(特に薬事法違反・景品表示法違反・著作権侵害・商標権侵害・肖像権侵害)
  • 著しい誇大表現や虚偽表現
  • 掲示板やメール等でのスパム行為
  • 公序良俗に反する事項
A8.netに限らず、これらの行為はどのASPでも違反行為として認識されますので、しっかりとルールを守ってアフィリエイト活動をおこないましょう。

3. 法律に違反しない

ブログを運営するのであれば法律に則った表示や権利の侵害に注意をはらいましょう。特にアフィリエイトに関連する法律、権利の侵害は「景品表示法違反」「医薬品医療機器等法(旧薬事法)違反」「著作権侵害」「商標権侵害」があります。また表現の自由という原則があるので線引きが難しい部分ではあるのですが、「肖像権の侵害」も考慮に入れておく必要があります。 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/ 健康食品ナビ(東京都福祉保健局)
http://www.tokyo-eiken.go.jp/kj_shoku/kenkounavi/ 薬事法ルール集(薬事法ドットコム)
http://www.yakujihou.com/content/rule.html

著作権侵害

広告主のホームページや、第三者が運営するブログやウェブサイトの文章や画像、音声などを勝手に取得して、自分の運営するブログに掲載した場合は著作権の侵害となります。 記事は自分の言葉で書きましょう。画像は自分が撮影した写真や広告主が提供している素材、あるいは無料で利用可能なフリーの写真素材サイトの画像などを活用しましょう。要はパクっちゃダメってことです。

商標権侵害

商標権とは商標を使用する者の業務上の信用を維持し、利益を保護するため、商標法に基づいて設定されるものです。企業が自社の利益を守るためにコストをかけて商標を取得し、ブランドの価値を維持するわけです。 広告主の許可なく企業名やサービス名、ブランド名など登録商標を利用した広告出稿をおこなうことは商標権の侵害に当たります。またトップレベルドメイン(http://○◯◯.comの○◯◯の文字列)を商標登録されているURLにすることも商標権の侵害になります。 違反が発覚した場合はアフィリエイト成果の不承認だけでなく、権利を侵害する者に対して企業側から侵害行為の差し止めや損害賠償の請求をされる場合がありますので、絶対におこなわないようにしましょう。

肖像権侵害

肖像権の侵害については「表現の自由」との兼ね合いもあるので明確な線引きが難しいのですが、特に芸能人の画像については細心の注意を払っておいた方が良いでしょう。

アフィリエイトはルールが厳しい?

誤解していただきたくないのは、アフィリエイトのルールは異常に厳しいわけではなく「普通に運営していれば大丈夫」という点です。ブログ運営者も広告主も、お互い長期間仲良く収益を上げられるよう、普通に健全なブログ運営していただければまったく問題ありません。 中には悪気がなく、ただ気付かないで違反してしまっている場合もあります。ASPがそのようなウェブサイトを発見した場合は、きちんと修正ポイントをメールで通知してくれます。もし不明点や自信のない点があれば、ASPには問い合わせ窓口はありますので遠慮なく質問しましょう。

アフィリエイトで騙されたって聞くけど、何十万円もお金かかるの?

時折、「アフィリエイトを始めるためには何十万円もするマニュアルが必要」とか、「最初に高額なツールを買わされた!」といった、お金に関するトラブルが報じられることがあります。 アフィリエイトは単なるシステムの総称で、利用者の負担は0円です。高額請求につながるトラブルは、アフィリエイトを指導するといったり、アフィリエイトで楽に儲けるためのツールを提供したりする行為に費用を発生させています。高いお金を払っても、思ったような成果に繋がらないのでトラブルになっているわけです。 もちろんすべてが悪質なサービスではありませんが、冷静な目で良質なサービスを見分ける目利き力が重要になってきます。

アフィリエイトを語った悪質商法に注意

独立行政法人国民生活センターからも以下のような注意喚起情報が発信されています。 20代に増えている!アフィリエイトやドロップシッピング内職の相談-友人を紹介すると儲かる!?借金をさせてまで支払わせる事例も-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150716_1.html アフィリエイト・ドロップシッピング内職
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/affiliate.html 騙された!と相談に駆け込む前に、悪質商法の手法を理解し、自分に被害が及ばないようにしましょう。

まとめ

長くなりましたが、アフィリエイトで収益を伸ばしていくためには
  • 自分の得意分野を認識する
  • 読者の役に立つコンテンツを提供する
  • コンテンツにマッチしたアフィリエイトプログラムを紹介する
  • ルールを守る
  • 継続する
この5つを意識して記事を書き続けることが大切になります。 次回は、Google AdSenseを代表とした、クリック報酬型広告の仕組みと効果的な運用方法についてご説明します。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

1975年生まれ:埼玉県出身
株式会社MASH 代表取締役

12年間の会社員時代からさまざまな副業に取り組み、2009年にインターネット集客や収益化の専門家として独立。

会社員時代は人事採用・人材開発・人事管理などの管理部門7年、営業・企業投資などの営業部門5年に従事しており、特に採用部門では新卒・経験者採用合わせて20,000人以上の面接を務めた経験を持つ。

独立後はブログメディアの運営とともに、コミュニティ(オンラインサロン)運営、書籍の執筆・プロデュース、企業や地方自治体のインターネットマーケティングアドバイザー、講演活動など、複数の業務に取り組むパラレルワーカー。

著書・監修書に『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』(インプレス)、『アフィリエイトの教科書1年生』『ブログの教科書1年生』(ソーテック社)、『成功するネットショップ集客と運営の教科書』(SBクリエイティブ)、『Google AdSense マネタイズの教科書』『ムリなくできる親の介護』(日本実業出版社)、『クリエイターのための権利の本』(ボーンデジタル)、『複業のトリセツ』(DMM PUBLISHING)など30作(2019年7月現在)。

株式会社MASHコーポレートサイト
https://mash.ltd/
染谷昌利公式ブログ
https://someyamasatoshi.jp/

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