レバレッジが効く相性抜群の組み合わせ、ビッグデータとコンテンツマーケティング

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近年、様々な方面からやたらと注目を集めている「ビッグデータ」というキーワード。
しかし、なぜこれほどまでに注目を集めているのでしょうか?

答えは、やはりその効果と恩恵の大きさにあります。

ビッグデータ活用により、市場顧客、そのパフォーマンスに加え様々なインサイトを集めることが出来ます。しかし、単純にユーザー像を把握するためだけではなく、もう少し深めた形でこれを活用している事業ブランドも少なくありません。例えば、一旦コンテンツマーケティングのキャンペーンを走らせ、そこでビッグデータの収集分析を行い、より効果的な施策にするために改善を重ねていく、といったようなパターンです。

今回はビッグデータとコンテンツマーケティング、またそれらを組み合わせる事で得られるメリットを以下紹介していきます。

自身のターゲット顧客をより深く理解できる

派手なトーンや言葉遣いでコンテンツを作れば、狙いのターゲットにマッチして突き刺さる、という事はまずあり得ません。
良質なコンテンツを生み出したい!とは誰もが思いますが、何か良質コンテンツの魔法のレシピのような、完璧な公式を求めるのは高望みであるかもしれませんが、ビジネスが実現できる事としては、ユーザーに対してより理解しやすい内容を見つけて与えることです。ビッグデータの収集と正確な分析により、ユーザーのインサイトを知ることができます。

例えば、今ではSNSにおいて、何か特定の商品やサービスに対するクレームのポストが急上昇すれば、当然大勢の目に留まり瞬時に知れ渡ります。ビッグデータを活用し、ユーザーの動きが分かり、彼らが何を必要としていて、何を好んでいるかを知るきっかけを掴むことが出来ます。

顧客を惹きつけるコンテンツを生み出すことができる

一般消費者は、過去に人気のあったコンテンツとは違うものを好みます。いつの時代でも、過去と今現在では、ユーザーの趣味趣向は異なるという事です。

現在のコンテンツは、内容に価値がありきちんと情報整理されていて、正確なデータと人を惹きつけるビジュアルが盛り込まれている事が必要となってきています。コンテンツ制作時のマナーとも言えるこのような指標は、データジャーナリズムの観点からしても、当てはまる内容です。

データジャーナリズムにおいては、対象内容に含まれる統計や画像データなど情報の正確さ、また充分なボリュームがあるかどうか、且つ読みやすい形式であるかを厳しく見ていきます。

それがたとえ口述の情報でもその内容に矛盾がなく、長期間に渡って参照可能な状態であるべきであると考えます。ビッグデータは、これらすべての条件を満たす故に、コンテンツマーケティングキャンペーンを最大限に活性化することが出来るのです。

優位性を高めることができる

全てのコンテンツマーケティング戦略成功のカギは、リピートユーザーをロイヤルカスタマーに変える事です。ビッグデータ活用を通じて、どのように顧客が様々なCTAに反応するかを測ることで実現へと導きます。こうした動きが自身のビジネスにおいて、これまでフェンスに座ったままだった顧客に対し、アクションを起こさせる一つの手段になり得ます。

当初はコンテンツマーケティング戦略で予期していなかったような効果、それを見つけだすことがビッグデータ活用によって可能となります。予期していた施策の効果が出なかった場合も、同時進行的にロイヤルカスタマーを集めながら、更にコンテンツマーケティング戦略を時間をかけて磨き上げていくことができる、ビッグデータ活用のコンテンツマーケティングは、そのような効率的な運用を実現させます。

ロイヤルカスタマーの囲い込みができる

ビッグデータは、自身のロイヤルカスタマーとの強固な関係性構築を行う戦略作りにも役立ちます。事業運営において、例えば以下のような顧客の重要情報を取り扱うことも多いと思います。

  • 自社製品/サービス情報に対する参照時間
  • 自社製品/サービスに対する顧客満足度
  • 訪問時のクリック数
  • 一定期間内の登録者の増減

集められた情報を分析し、ユーザーが何を見失って何を得たのかというインサイトを発見します。実際にユーザーが利用する中で、彼らが直面した問題を解決し、逆に有効だったポイントをより強化してする。このようにして、ロイヤルカスタマーの囲い込みを行うことが可能です。

Avis Budgetの成功事例

ビッグデータ活用により顧客維持に成功した事例としては、カーシェアリング事業のAvis Budgetの例が挙げられます。

Avis Budgetは、取得可能な顧客の社外サービスでの行動履歴と自社のデータを収集分析し、顧客のライフタイムバリューを測りました。それにより、どの顧客が彼らにとっての真のロイヤルカスタマーであり、本当に割引を行うべき対象が誰なのかを判別したのです。結果、ロイヤルカスタマーからの満足度が非常に高まり、施策は成功へと繋がりました。

大小問わず、どんな事業ブランドもビッグデータを活用したコンテンツマーケティングを上手に行い、その効果を実感してみるべきだと思います。そして、もしあなたの競合がまだこの強力な手法に気づいていないのであれば、教えずにそのままにしておくのが得策でしょう。

 


rpsingh原文寄稿者: RP Singh
コンテンツマーケティングサミットアジア主宰。インド出身、シンガポール在住のデジタルマーケティングプロフェッショナル。東南アジアにおいて18年間のデジタルマーケティング業界経験。デジタルビジネス戦略、コンテンツマーケティング、モバイルやSNSからサーチマーケティングまでをカバー。

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