熱量の高かった2018年のウェブ解析士会議【代表理事だより】

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NPS+30.40%。

調べたことのある方ならわかると思いますが、そうとうすごい数字です。

あらゆる面からみて、2018年のウェブ解析士会議は過去最高の会議だったと断言しても、今年のウェブ解析士会議に参加した方々なら、誰も異論がないと思います。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

皆さまの熱意は、私にとってもかけがえのない励みになりました。そしてこのイベントの高い熱量は、井水さんを筆頭とした運営スタッフの努力と工夫の賜物でしょう。伝説になるのではないかとすら思います。

Twitter でもトレンド3位(一時期2位だったとの話もあり)に入り、アカウント停止になる方まで現れた熱意のこもった皆様の発信は以下に保存されています(窪田さんありがとうございます)。

【Twitterトレンド3位入り!】ウェブ解析士会議2018でいったい何が語られたのか、まとめ – Togetter

この会議、私にとっても大きな思い出となりました。だって大変でしたから(笑)

ウェブ解析士会議は5回目。そもそも今年は最初から違っていました。告知当初から集客は順調で、かなり早い段階で定員が埋まってしまいました。会員の快適さを考え増枠は控えていたものの、会場と席のレイアウトを工夫し100席増席。それもあっという間に埋まり、ウェブ解析士協会のイベントでは過去最大の集客数で、満員御礼となりました。

今回のテーマはウェブ解析士の「本質」。それは顧客を理解し、寄り添うことです。ウェブ解析士会議 2018 スタッフの皆さまが全力で取り組み、自分自身で体現したのだと感じています。

しかし、最初は不安ばかりのプロジェクトでした。

今回、私から「どうしてもお願いしたい!!」と、井水さんに全体を管理していただいたのですが、そもそも彼は前回のウェブ解析士会議 2017 に海外出張で参加できていませんでした。去年の雰囲気がわからないまま、私からの依頼を引き受けることは戸惑いがあったと思います。

そんな中、井水さんは去年から少しずつ実現に向かって動いていました。まずは小規模なセミナーや合宿を企画、成功をおさめていきました。その中で信頼しあえるチームを作っていったのだと思います。ウェブ解析士協会事務局でも「井水さんのスタッフへのきめ細やかな心配りが素晴らしかった」と話していました。

それでも規模の大きいイベントはいつだって不安いっぱいです。会場予約も講師もスポンサーも、イベントを企画する段階では集まるかどうかわからない状態です。その中で着々と企画を現実化できたのはチーム内で小さな信頼関係を積み重ねた結果だと思います。感情的な問題は起きますが、その一つひとつに対し丁寧に気を配りながら、まとめていた井水さんの姿勢には私も学ぶものがたくさんありました。

講師の選定でも、あくまで参加者に喜んでもらえるような内容にするため、井水さんは時間をかけて足を運んでベストな講師を訪ねていました。講師にしてみれば「ウェブ解析士向けのイベントへの登壇」というのは一見不透明なものに見えてもおかしくないですが、井水さんの清々しさが打ち消してくださったのだと思います(笑)

各分野のプロフェッショナルが講師として決まっていく中で、井水さんから坂上さんの推薦について、相談を受けたのです。まだ会ったこともないが記事がすばらしい、ぜひ話を聞いてみたい、と。坂上さんは私が高知で直接会っただけなので、彼のことを知る東京のウェブ解析士はほとんどいませんでした。ですが彼の活動こそウェブ解析士のお手本です。それをたくさんの方に知ってほしいと熱いオファーを送ったところ、快諾していただきました。

毎年お願いしている司会の長谷川さんには、イベント開催前日の深夜まで私の資料をもとにオンラインでロールプレイを指導してくださいました。

悔やまれることは、私のアワードが慌ただしくなってしまったことです。もっと紹介すべき方々がたくさんいらしたのですが、ほとんどご紹介できませんでした。一人でも多くの人を表彰したいという気持ちと、多くの人に楽しんでほしいという希望と、やはりセミナーに注力してほしいというせめぎ合いで、バランスが取りきれませんでした。紹介しきれなかった声は、今度送る予定の会報誌でご紹介する予定です。次回はもっと皆様に喜んでいただけるアワードにしたいと思います。

そしてこのプロジェクトの成功は、顧問をお願いしている CSS Nite の鷹野さん抜きには語れません。私は CSS Nite を世界でも稀なセミナー組織だと思っています。ウェブ業界の方々に向け、あくまで受講生ファーストで向き合う姿勢は尊敬して止みません。今回は CSS Nite の常連スタッフの皆様にも協力していただきましたが、井水さんはそのフィロソフィーを汲み取り、参加者の満足度とスタッフの幸せを追求していました。

今回、海外や外部団体や関連企業からもご招待したのですが、みなさま口を揃えて、熱気にあふれたイベントだったと褒めてくださいました。これはすべて井水さんと、周りの献身的なスタッフによるチームプレイと顧客ファーストの姿勢からだと思います。シンガポールから優れた記事を書いた Gary さんも招待したのですが、彼もウェブ解析士協会の熱量は伝わり、アジアでも仲間を作りたいと燃えていました。

私は、年一回の大イベントとなったこの「ウェブ解析士会議」の運営に関わることは大好きです。私は何度やっても余裕がなくなり、いっぱいいっぱいになっていますが(笑)。時間と思いが重なって絡み合うような時にこそ、その人の本質が現れます。そんなときでも頼りになる方は、仕事でも頼りになるのです。私もこのようないざという時にこそ、頼ってもらえるように自分を試す場であると捉え、楽しんでいます。

皆さま、この日の熱量を忘れず、もっともっと活躍していきましょう!

「まずはブログで実験だ!」

(撮影 イイダマサユキ)

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江尻 俊章

WACA一般社団法人ウェブ解析士協会代表理事

2000年、株式会社環を創業、2016年株式会社 環 取締役会長退任。業界ではもっとも早い時期からアクセス解析に着目し、アクセス解析を軸にしたコンサルティングを行っている。
アクセス解析ASPサービス「アクセス刑事Pro」、「シビラ」を自社開発、運営、アクセス解析からエリアマーケティングを行う「エリアレポート」を提供している。
著書に「稼ぐホームページ損なホームページ―アクセス解析で一発判明!」「繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」
~Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践」がある。