女ウェブ解析士の生きる道。

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こんにちは!ユニインターネットラボ株式会社 代表の嶋田きよのです。
今回、女性のウェブ解析士としてがんばっている方に向けて執筆させていただきました。

私は二児の母で、小学3年になった活発な娘と、超?高齢出産で生んだ0歳児の息子がいます。4月から無事保育園に入園し、毎日送り迎えをしております。同じくらいのお子さんをお持ちの方も、運動会が終わってホッとしている頃ではないでしょうか。

私は大学時代から独立して何かやりたいと思っていたのですが、成功したのはウェブデザインでした。フリーランスから法人を立ち上げて、はや18年。いろいろな苦労や出会いがありました。プライベートでは、大切な人との死別、結婚、離婚、そして再婚、出産と、山あり谷ありの盛りだくさん人生を歩んできたようです。

ようやく最近では会社やプライベートの安定を得て、幸せな日々を送っています。この場を借りて、女性のウェブ解析士の皆さんに、私の経験をお伝えいたします。

女性は男性と同じように活躍するもの?

私たちの世代は、女子男子と分け隔てなく教育を受けて、女性も男性と同じように活躍することを当たり前だと教えられてきました。専業主婦であった母を見て、「毎日同じ家の仕事などつまらない。社会にでて活躍するのだ!」と子ども心に思っていました。

しかし、実際に社会に出てみると気がついたことがあります。それは男性と女性は同じではないということです。フェミニズムや性格の問題など要因はいろいろありますが、「女性は感情に左右される生き物」という言葉に共感する方は多いのではないでしょうか。

仕事はマルチタスクでこなせても、感情は別モノ

零細企業の社長は「マーケティング」兼「営業」兼「ウェブディレクター」兼「総務&人事」兼・・・と、たくさんやることがあり、私はそれが得意です。女性、特に母親になると、掃除、洗濯、育児に食事・・・と、生活を担う家の仕事をやるためには、マルチタスクの能力が磨かれるのかもしれません。

特に家事は家族の生活そのものを担っているので、必要な手順を整えるスキルも磨かれます。皆さんも子どもの頃、「ハンカチ持った?」「今日は雨が降るから傘持っていきなさい」「ほらシャツはみ出てる!」など、口やかましく言われた経験がありませんか?これは状況を察してリスク回避し、生活の安定を望む気持ちの現れなのでしょう。

このように状況察知能力が高いためなのか、自分以上に大切にしたい相手への感情が大きくなると、その感情に影響されやすくなってしまうようです。少なくとも私は、いろいろな仕事を並行してさばく能力があると自負していたのに、恋愛感情が仕事に影響してしまいました。独身でフリーランスの当時、クライアントと恋に落ちてしまい、正しい判断ができなくなってしまったのです。自立していると思っていた私は、白馬の王子様のように身を委ねられる男性を求めていたように思います。

うっかり恋愛スイッチが入って、相手に「がんばっている私を支えてもらいたい、認めてもらいたい」という気持ちが芽生えたら、もう止められません。この気持ちが強いうちは、目が曇りがちです。場合によっては自分を傷つけてまで相手の気を引こうとしてしまい、それによって嫌な思いを味わうことすらあります。

女性のウェブ解析士として活躍されている皆さんも自立している方が多いと思いますので、同じような経験をしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この業界、ステキな男性が多いものですから(笑)

しかし、恋愛関係にあったクライアントとは、死別という最期を迎えることになりました。

「仕事で失敗するわけにはいかない」

クライアントと恋愛、死別してしまったとき、明らかに仕事に影響してしまいました。当時の喪失感は筆舌に尽くしがたく、涙があふれて、何をするにも泣いていました。しかし、いつまでもめそめそ泣いている「可哀想な人」を続けるわけにはいかなかったのです。

右(クライアント)を向いても、左(パートナー)を向いても男性ばかり。そんな中で信頼を取り戻すには、責任をあえて背負う必要があると考え、私は法人化の道を選びました。

また理想とするウェブサイトを創り続けるには、デザインとシステムの両軸が必要でした。1人で作れるウェブサイトには限界があったのです。そこで私はデザイナーとプログラマーを採用して、自分はディレクターとなりました。

チャレンジの達成感が自立につながる

自立して生きていくためには、自分自身を信じて高めていくしかありません。時には自暴自棄になることや、調子に乗ってしまうこともあるでしょう。そんな自分を戒めつつも成長させるためには、ハードルを設定して乗り越えた「達成感」を積んでいくことをおすすめします。

私にとっては「ウェブ解析士」の資格もそのひとつと言えます。ウェブディレクター15年目に、改めて勉強することにしました。なんとなく知って話していることや、ウェブで検索して済ませている知識を自分のものにしたかったのです。

ウェブ解析士の資格取得を通して基礎知識だけでは足りないと考え、更に踏み込んだビジネス分析ができるようになる上級ウェブ解析士にもチャレンジすることに。なんとか取得できて名刺やウェブに「上級ウェブ解析士」と書くようになったところ、初めてお会いする方に信頼してもらいやすくなりました。また、これまで無料で作っていたレポートも、対価を設定して運用のオプションで売上アップにつながりました。

イクメンが登場しても、子育てにおける女性の役割は大きい

死別を乗り越えた数年後、私は今の夫と出会い、結婚して、子どもを産むことができました。仕事中心の生活をしてきた私でしたが、出産時には仕事の手綱を緩めるほかありません。産休もそこそこに、仕事に復帰したいと思う女性も多いことでしょう。私もその1人でした。

しかし、そこに立ちはだかるのは保育園の壁です。保育園に入れるのは待機児童0人の地域以外では4月しかありません。それまではどちらかが育休を取得するほかないのです。まだまだこの日本では、出産・育児が女性のキャリアに与える影響が大きいですよね。

育休取得を男性がするケースもありますが、女性が仕事を休んで育児をするほうが多いでしょう。赤ちゃんにとっても、母親と乳幼児期を過ごすのは自然な流れではないでしょうか。私もできる限り子どもと一緒にいたいと思い、長女の時は保育園に入れずに周囲の協力を得ながら、幼稚園+αでなんとか仕事と育児をやりくりしました。

スタッフや資格が人生を豊かにしてくれた

私は幼い頃からずっと、世に出て活躍したいという思いが強いために、自分自身をブランディングして社会に貢献する道を選びました。幸いにも私は法人化してスタッフがいたために、仕事とその地位を失うことはありませんでしたし、取得した資格の勉強も継続し、自分自身の糧としています。

必ずしも法人化する必要はありませんが、自分のペースで仕事できるようになれば、自由に使えるお金、人との出会い、行動範囲などが広がっていきます。食べるための「ライスワーク」よりも人生を豊かにする「ライフワーク」を持つことが精神的な自立を促し、いくつになっても、どんな状態になっても輝いていられるポイントではないでしょうか。

そのためには、日々まわりのために身を削るのではなく、自分を磨くものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。それは自分を大切にすることにつながります。

これから素敵な出会いをするあなた、恋愛や仕事に悩むあなた、仕事と育児に翻弄されすりきれそうなあなた。

どうかできる限り自分を一番に大切にしてあげてください!

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子どものころから詩や劇を書き、洋服やアートをつくり表現することが大好き。イトキン株式会社、株式会社ニューズベース在籍中に、個人でアトリエを開設。インターネットを使い、Eコマース、コミニティの形成を成功させたのちに、1999年にウェブデザイン事務所uni,internet lab.を創立。2000年にユニインターネットラボ株式会社として法人化、設立者として今も代表取締役を務める。