清水氏によるコンセプトダイアグラム 講座参加レポート

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去る4月4日(水)、コンセプトダイアグラムの提唱者でありウェブ解析士協会顧問の清水誠さんによる清水誠氏が教える「コンセプトダイアグラム プロフェッショナル講座」が開催されました。提唱者ご本人による講座ということで、12名の枠が受付開始から数日で満席になりました。
実際に参加しての感想をレポートにまとめましたのでご覧ください。

講座の主旨

本講座は上級カリキュラム分科会が主催となり、スキルアップ講座として実施しました。習得できるスキルレベルは以下の3段階を想定しており、今回は「プロフェッショナル」つまり、コンセプトダイアグラムが描けるようになることを目指しました。

  • プロフェッショナル:自力でコンセプトダイアグラムを作れるレベル
  • シニア:コンサルティングをしてコンセプトダイアグラムを作れるレベル
  • マスター:コンセプトダイアグラムを教えられるレベル

講座は大まかに以下の流れで進みました。

  1. 理解度チェックと書き方の復習
  2. 雛形をベースに描く個人ワーク
  3. ファシリテーションを体験するグループワーク(2回)

1. 理解度チェックと書き方の復習

理解度チェックは、4人1組になり、コンセプトダイアグラムとカスタマージャーニーマップの違いや活用方法についての考えをまとめて発表しました。参加者がそれぞれの見解を自分の言葉で説明することが重視されていたようです。

清水さんより、時間軸の行動の変化を重視しているものがカスタマージャーニーマップで、心理変化の可能性を重視しているのがコンセプトダイアグラムであるという説明がありました。カスタマージャーニーマップは一軸ですが、コンセプトダイアグラムは二軸であるという点も大きな違いですね。

また、最新の書き方も説明いただき、基本となる雛形やチェックリストが提供されました。

2. 雛形をベースに描く個人ワーク

個人ワークでは、受講者が自由にテーマを設定し、清水さんから提供された雛形をベースにコンセプトダイアグラムを描いていきます。みなさん雛形があると描きやすいようで、すんなりと仕上げることができていました。その後、2人1組になりチェックリストを用いて相互評価をしていきます。

受講者の方が描いたコンセプトダイアグラムを1つご紹介しましょう。ライザップを例にしたものです。

全体に共有した相互評価では、「他人の成功事例がうらやましい」という2つ目のステップに対して、「独自の強みが活きている」「施策ありきのステップになっているのでは?」などの意見が交わされました。

コンセプトダイアグラムに絶対解はないため、チームに納得解ができて行動に移すことができ、評価できることが大切です。施策に落とし込んだときに違和感があればステップが変わることもあり得るので、どちらの考えも問題ないようです。

ファシリテーションを体験するグループワーク

グループワークは4人1組のチームになり、各自が持ち寄ったテーマから1つを選びオリエンテーションを実施。その後、個人で描いたものを、1名のファシリテーターが他のメンバー3人のコンセプトダイアグラムを1つにまとめていくという演習を行いました。

ファシリテーションはほとんどの方が未経験のようで、私たちのチームも唸りながら、なんとか1つのコンセプトダイアグラムに仕上げました。完成したものは各チームが発表し、相互評価を行うのですが・・・散々な結果になりました。笑

描くだけでもマスターするのが難しいコンセプトダイアグラム。ファシリテーションはさらに難しく、場数を踏む必要がありそうです。

また、清水さんによると、グループワークの場合はゴールとスタート、そして軸はある程度定めておいたほうが良いとのこと。バラバラの考えで描いてしまうと、まとめるのがより難しくなります。

受講者アンケート

感想の部分を抜粋してご紹介します。

  • やりがいがあった。希望としては、実例をいくつか見たかった。
  • ファシリテーター役を育てる必要があると思いました。
  • 事前の予習をもっとやっておけばよかったと思いました。
  • 難しくはありませんが、ワークの他にも先生が実際に行った事例も聞ければと思います。
  • 難しかった。継続して学ばないとダメだと思いました。
  • サンプルが役に立った。数種類のサンプルがあると受講生に役立つと思った。
  • やりがいがありました。コンセプトダイアグラムは、書けることよりファシリテーション力が必要なんだとわかりました。主張するより聞く力。
  • 今まで受けたセミナーの中で1番楽しかったです。

また、このような講座を受講したいかについては以下のような感想をいただきました。

  • グループワークは苦手でしたが、皆の意見が聞けてとても良かったです。(ぜひ受講したい)
  • ファシリテートを体験できる場が欲しいです。(ぜひ受講したい)
  • サイト制作に役立つフレームワークだと思うので。(受講したい)
  • 知識を深め、活用したいので。(ぜひ受講したい)
  • 一回では習得が難しく、また現場で活用すると自身のファシリテーションにも進化がなくなるので、ぜひまたこの場を設けてほしいです(ぜひ受講したい)
  • 自分より深い知見を持つ方々の交流は参考になるため(ぜひ受講したい)
  • 1回ですべて習得できるものではないから(ぜひ受講したい)

講座を終えて

全体的に手を動かし続けた講座でしたが、4時間の講座を終える頃にはみなさん描き慣れてきているようでした。

個人的には、

  • 事業が顧客へ与える真の価値は何なのか?(ゴール)
  • 態度変容を起こすとき顧客の心の中でどんなハードルを超えているのか(軸)

というような顧客視点での思考に慣れることがポイントだと感じました。

参加後のアンケートでは、ほとんどの方が10点中10点、低くても7点という満足度の高い結果に!

清水さんによるコンセプトダイアグラム講座は、今後も定期的に開催予定です。
少人数制にはなりますが、協会サイトやメルマガなどでご案内いたします。

みなさまのご参加お待ちしております。

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株式会社フェイスインテリジェンス 代表取締役。

会社設立から10年間、中小企業を中心に約30社のウェブ活用をお手伝いしてまいりました。クライアント企業と長期で関わることで事業への理解を深め、組織のウェブ担当者のような位置づけで活動しています。