2018年版 ウェブ解析士修了レポートの書き方

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こんにちは。ウェブ解析士レポーティング委員会、委員長のウェブ解析士マスター 佐々木 秀憲と申します。
※2018年より「ツールトレーニング委員会」に改称しました。

ウェブ解析士認定試験には、合格後に Google アナリティクスを利用した修了レポートの提出が義務づけられています。そのレポートの内容を決めたり、実務でも使えるレポート作成について深める講座「Google アナリティクスレポーティング講座」のカリキュラムを決めているのが「ウェブ解析士レポーティング委員会」です。

ウェブ解析を行うにあたって、Google アナリティクスは基本的なツールのひとつですし、講座でも Google アナリティクスについて触れますが、実技までは行ないません。

そこでウェブ解析士の修了レポートでは、下記の3点を目的としています。

  • ウェブ解析をするための「レポート」のイメージをつける
  • ウェブ解析で最も多く利用されているツールである「Google アナリティクス」に触れ、最低限の操作ができるようになる
  • データを見て、「仮説検証」「問題発見」「対策立案」について考え、コメントができるよう練習をする

つまり、「ウェブ解析士」を名乗るからには、自分の目で見て確かめ、手を動かしてデータを扱い、自分なりに考えて提案するという一連の実技をカバーするものです。

2018年のウェブ解析士認定講座のカリキュラムは、この修了レポートの難易度を少し上げたため、こちらの記事で「ウェブ解析士の修了レポートの作り方」をフォローいたします。目次を参考にわからなくなった部分を確認するためにもご利用ください。

なお、今回の記事では最低限の説明にとどめますが、「初級 Google アナリティクスレポーティング講座」では、Google アナリティクスやレポートの書き方についてもっと掘り下げて詳細に解説しておりますので、初めて Google アナリティクスに触れるという方や基本的なレポート作成の方法を身につけたい方は、ぜひレポーティング講座の受講をご検討ください。

事前準備編

レポートを作成するためには、分析対象となる Google アナリティクスの閲覧権限と、レポートを記載するためのテンプレートを手に入れる必要があります。

以下より、ひとつずつご説明します。

1. レポート作成に必要なGoogle アナリティクスの権限を取得する

ウェブ解析士協会の Google アナリティクスデータを分析してレポートを作成していきますが、まずは Google アナリティクスの閲覧権限を取得しましょう。試験を受験した主催者に Google アカウントを伝え、閲覧権限の付与を依頼してください。

通常は「@gmail.com」のメールアドレスですが、設定によってはご自身のメールアドレスの場合もあります。アカウントをお持ちかどうかは、既存のアカウントを確認する – Google アカウント ヘルプ に沿ってご確認ください。
もし Google アカウントがない場合は、 Google アカウントの作成 より作成ください。

また企業で受験をされている場合などは、レポート用のアカウントが配布されている場合もありますので、レポートについての案内を確認し、指示に従って下さい。

※再受験などですでに閲覧権限が付与されており、「2017 – View for WAC Reporting」というビューが閲覧できている場合は問題ありませんので、次に進んでください。

2. Google アナリティクスへのログイン

Google アナリティクスへログインします。https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/ にアクセスしたら真ん中の「Sign in to Google Marketing Platform」をクリックし、「ログイン」をしましょう。
※メールアドレスを入力後、パスワード入力の画面になります。

その後、出てきた「Google Marketing Platform」画面にて、「アナリティクス」の「設定」というボタンをクリックすると、
実際のGoogle アナリティクスの画面に入ることができます。

ログイン後に「Google アナリティクスの使用を開始」という画面が出る場合

既に Gmail などのサービスでログインしている場合は、以下のような画面が表示される可能性があります。

Google アナリティクスを初めて利用する場合の画面

その場合、一度現在の Google アカウントをログアウトし(右上のアイコンをクリックし、出てきたメニュー最下部の「ログアウト」をクリック)、レポート用に権限付与を依頼したアカウント(メールアドレス)でログインを行ってください。

レポートに使用するビューを確認

レポートを作成するためには、決められた「ビュー」のデータを確認する必要があります。この記事で深くは触れませんので、構造については初級 Google アナリティクスレポーティング講座を受講いただくか、以下のヘルプをご確認ください。

参考:アカウント、ユーザー、プロパティ、ビューの階層構造 – アナリティクス ヘルプ

Google アナリティクスにログイン後、閲覧する Google アナリティクスがレポート用だけの場合など、画面の左上に記載の情報が以下のようになっていれば問題ありません。

すべてのアカウント > web-mining3
2017 – View for WAC Reporting

もし図のようになっていない場合は、画面の左上をクリックして

  • アカウント:WACAウェブ解析士
  • プロパティ:web-mining3
  • ビュー:2017 – View for WAC Reporting

を選択してください。

この Google アナリティクスの画面は、この後のレポート作成中ずっと利用しますので、誤って閉じないようにしましょう。

3. レポートテンプレートをダウンロード

まずは、http://bit.ly/2lljro5 から修了レポートのテンプレートをダウンロードしてください。
以下のような画面になりますので、右上の下向き矢印ボタン(ダウンロードボタン)をクリックすると、エクセルがダウンロードされます。

ダウンロードされたエクセルファイルは、以下のようなものです。

ダウンロードしたファイルの名前は「初級レポート-WACxxxxxxxx(受験番号)」のように、ご自身の「WAC」から始まる受験番号を記載したファイル名に変更してください(例えば「初級レポート-WAC12345678.xlsx」となります)。

さて、これで事前準備として

  • Google アナリティクスのレポート用のビューを表示
  • レポートテンプレートのエクセルをダウンロード

ができました。このエクセルファイルを編集し、早速レポート作成を進めていきましょう。

 

レポート作成編

レポートは、「表紙」「全体傾向の解析」「ユーザー解析」「トラフィック解析」「コンテンツ解析」「分析コメント」「作成・提出方法について」の6つのシートで構成されています。

最後の「作成・提出方法について」にある作成時の注意点も参考にしてください。皆さんは、「表紙」〜「分析コメント」の6シートに対して記入をしていきます。

レポート作成① − 表紙

表紙に限りませんが、レポート内では「黄色い背景セル」が皆さんの記入すべき項目です。すべて入力し、黄色いセルがなくなるようにしてください。灰色になっているセルは提出後に講師が記入しますので、入力は不要です。
※書式がうまく反映されず、黄色のままになってしまう事があります。きちんと入力がされていれば採点上問題ありません。

まずは、

  • 受験日(試験を受験した日)
  • 提出日(レポートを提出した日)
  • 受験者受験番号(「WAC」から始まる8桁の番号)
  • 名前

を入力します。

次の「解析対象期間」は受験日の前月1日から最終日を対象とします。例えば、2018年4月に受験をした場合には、前月は2018年3月なので、「開始時期:2018/3/1、終了時期:2018/3/31」となります。

レポート作成② − 全体傾向の解析

最初のレポートは、直近3ヶ月の傾向を把握するためのものです。Google アナリティクスを見ながら該当箇所の数字を入力しても良いのですが、レポート作成を効率化するため、「カスタムレポート」をご用意しました。「アセット共有」という機能を使って、URLで皆さんに共有できるようにしてありますので、その利用方法をご説明します。

1. カスタムレポートを取得する

まず「全体傾向の解析」シートを開きましょう。

C列19行目にある bit.ly のURLをコピーして Google アナリティクスにログインしているブラウザ(別のタブなど)で開くと、以下のような画面が表示されます。

※企業内などで、共有のアカウントでレポート作成している場合は、一番初めに利用する方がやっていれば、不要です。( カスタム > カスタムレポート の中に「ウェブ解析士修了レポート_3ヶ月推移」というレポートがあれば、それが使えますので、表示されたレポートを操作する所まで飛ばして読んで下さい。)

中央にある「ビューを選択」をクリックして、今回のレポートで利用するビュー「2017 – View for WAC Reporting」を選択します。

注:まれに、URLを開いても上記画面が表示されない事があります。一度ブラウザを閉じてみる、少し時間を空けてみる、PCを再起動してみる、Google Chrome を利用するなどしてみてください。

すると、下図のような「ウェブ解析士修了レポート_3ヶ月推移」というカスタムレポートが表示されます。(以降「3ヶ月推移レポート」と呼びます)

※もし、こちらのカスタムレポートを見失ってしまった場合には、左側メニューの「カスタム > カスタムレポート」をクリックして「ウェブ解析士修了レポート_3ヶ月推移」をクリックすると、再度表示されます。

名称は「3ヶ月推移」となっていますが、右上の期間がデフォルトで1週間になっていますので、期間を直近3ヶ月に変更します。先程の例と同じく、例えば、2017年4月に受験をした場合には、「開始:2018/1/1、終了:2018/3/31」となります。(終了日はレポート期間とそろえてください)

修了レポートには、こちらの3ヶ月推移レポートとまったく同じ項目が用意されていますので、数値を書き写していきます。

ひとつずつコピー&ペーストしても良いのですが、転記ミスをする可能性が高いので、次に紹介する「Excel形式でエクスポート」機能を使うことをお勧めします(ユーザー解析以降のパートでも、この方法で数字を転記することを強くお勧めします)。

その前に1点、作業をして頂きたいのですが、
現在の状態では「ページビュー数」の「降順(多いものから少ないものへ)」の並び順になっていますが、
今回は、時系列での変化を見て行きたいので、1月→2月→3月というように、「月(年間)」の「昇順(少ないものから多いものへ)」に、並び順を変更しましょう。
やり方は簡単で、「月(年間)」と書かれている、表の項目名部分を2回クリックするだけ。
デフォルト状態ではこちらの図のように「ページビュー数」という項目の右側に下向き矢印(降順の意味)が表示されていますが、

「月(年間)」という項目名部分を1回クリックすると、下向き矢印(降順)に、もう1回クリックすると上向き矢印(昇順)になります。

この状態にしてから、次のダウンロード作業に移ってください。

2. 転記ミスを防ぐ「Excel形式でエクスポート」機能

まずは、3ヶ月推移レポート右上の「エクスポート」をクリックし、「Excel(.xlsx)」を選択します。

選択すると、「Analytics 2017- View for WAC reporting ウェブ解析士修了レポート_3ヶ月推移 開始日-終了日.xlsx」といった名前の Excel ファイルをダウンロードできます。

このファイルを開くと、以下の図のように、先程の3ヶ月推移レポートのデータが入っている事がわかります。データセット1のシートの A2 セルから G4 セルまでをコピーし、レポートの「全体傾向の解析」シートの C16 セルから貼りつけてください。数値を貼りつけると、シート上部にあるグラフが自動的に更新されます。

数値が適切に入ったら、直近3ヶ月の主要数値の傾向から気づいたポイントをコメントとして書いておくと、あとでまとめやすいです。

※環境によっては、グラフがうまく表示されない可能性があります。傾向を捉えていただく補助として作ってありますが、採点には関係しませんので、修正が難しい方はそのままご提出ください。

レポート作成③ − ユーザーの解析

基本的には、先程と同じようにGoogle アナリティクス上でデータを表示し、コピー&ペーストをしていきます。コピー&ペーストは、先程と同じようにエクセルでダウンロードしたものから貼りつけます。

1. サイト全体の基礎数値

サイト全体の基本的なデータは、ユーザーの概要レポート内にあります。まずは下図を参考に、左側メニューから「ユーザー > 概要」と選択し、レポートを表示しましょう。

また、先に3ヶ月推移レポートを作成したので、右上の期間設定が直近3ヶ月になっているかと思いますが、もともとのレポート期間である「直近1ヶ月」に指定し直してください。こちらのレポートで、「ページビュー数」「セッション数」「直帰率」「新規セッション率」「ページ/セッション」がわかります。

ただし「離脱率」だけはわかりませんので、「行動 > 概要」レポートを見て、コピー&ペーストしましょう。

※項目が少なく、一括コピー&ペーストができませんので、画面から直接コピー&ペーストしても良いです。

2. デバイス

ここでは、デバイスごとの傾向を分析していきます。レポートは「ユーザー > モバイル > 概要」を表示してください。

ここで、先程の3ヶ月推移レポートと同様に「Excel形式でエクスポート」してコピー&ペーストをしていくのですが、3点注意があります。

  1. コンバージョンを「すべての目標」に変更※重要
    デフォルトでは、コンバージョンの数値は「eコマース」で設定された目標に対しての数値となっていますので、こちらを「すべての目標」に変更しましょう。今回提出いただく修了レポートでは、すべてのレポートで「すべての目標」を使ってください。
  2. セッション数の降順(多いもの順)に並べ替える
    今回のデバイスレポートでは、下図のように項目名の横に上向き(昇順)もしくは下向き(降順)のマークがついている項目を基準に、並べ替えがされています。修了レポートでは「セッションの多い順」など、並び順も指定していますので、あらかじめGoogle アナリティクスの画面上で並び順を整えてから、エクスポートするようにしましょう。
  3. ダウンロードしたExcelと、貼りつけ先の修了レポートの項目に注意
    一部、書き写し不要な項目もありますので、コピー&ペーストの際には、項目名に注意しながら貼りつけてください。

3. 年齢×性別

ここでは、Google アナリティクスの「セカンダリディメンション」という機能を使っていきます。まず、基礎となる「ユーザー > ユーザー属性 > 年齢」レポートを表示します。

この段階では、「プライマリディメンション(1つめのディメンション)」に「年齢」が設定されているのみですが、下図を参考に操作をして、「セカンダリディメンション(2つめのディメンション)」に「性別」を設定し、掛け合わせ分析(クロス集計)ができるようにします。

まずは、表の上部にある「セカンダリディメンション」をクリックします。

セカンダリディメンションに設定する項目を選択するプルダウンが出ますが、目的のものは決まっていますので、虫眼鏡マークの検索フィールドに「性別」と入力してください。表示された「ユーザー > 性別」の項目をクリックします。すると、年齢×性別の組み合わせごとの数値が出ます。

データをダウンロードする前に、上図右下の「表示する行数」を、「25」や「50」など大きい数値に変更してください(今回は全体の行数が12行なので、25で良いです)。全体が表示されるようにしておかないと、ダウンロードするエクセルにも、一部のデータ(画面上に表示されていたデータ)しか入ってきません。

ここまでの操作をしたら、先程と同じように、画面右上の「エクスポート」で「Excel(xlsx)」を選択し、ダウンロードされたエクセルから必要な項目をコピー&ペーストしましょう。並び順は、特に変更していなければ問題ないかと思いますが、「セッション数の多い順」です。

ここまでで、2シート目のレポート「ユーザー解析」が終了しましたので、気づいたポイントをコメントとしてまとめておきましょう。

レポート作成④ − トラフィック解析

1. チャネル分析

「集客 > すべてのトラフィック > チャネル」のレポートを元に作成していきます。

ここでは、期間だけ注意しておけば特別な操作は不要ですので、右上の「エクスポート」からエクセルをダウンロードします。
ダウンロードしたエクセルファイルを開くと下図のような項目(列)になっていますが、レポートに必要な項目のみに絞ってしまった方が扱い易いでしょう(次の表)。

また、レポートの一番上の行は「合計」を記入する欄になっていますので、エクセルでは下図の赤丸部分の集計数値を貼りつけるようにしましょう。

2. 参照元/メディア分析

「集客 > すべてのトラフィック > 参照元/メディア」のレポートを元に作成していきます。

こちらも期間だけ注意していただければ、特別な操作は不要ですので、右上の「エクスポート」からエクセルをダウンロードし、レポートに必要な数値をコピー&ペーストしていきます。

「チャネル」は流入元の最も大きな分類でしたが、その中身であるメディアや参照元毎に各種指標の確認ができるため、具体的にどこの流入元がどうなっているのか?を確認して、気づいた点をまとめておきましょう。

レポート作成⑤ − コンテンツ解析

1. ランディングページ分析

「行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ」のレポートを元に作成していきます。

こちらも期間だけ注意していただければ、特別な操作は不要ですので、右上の「エクスポート」からエクセルをダウンロードし、レポートに必要な数値をコピー&ペーストしていきます。

2. コンテンツ分析

「行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ」のレポートを元に作成していきます。

こちらも期間だけ注意していただければ、特別な操作は不要ですので、右上の「エクスポート」からエクセルをダウンロードし、レポートに必要な数値をコピー&ペーストしていきます。ランディングページ分析では直帰率を基準にコンテンツ分析では離脱率を基準に分析をしてみると、問題点が発見しやすいです。

レポート作成⑥ − 分析コメント

ここでは、今までデータ出しをして来た内容について分析をし、その内容を言葉でまとめます。

  • 想定されるユーザー像
    主に「ユーザー解析」のデータが参考になるかと思います。
  • 仮説検証
    想定したユーザー像、もしくはあなた自身が当初想定していた「こんな数値になっているのではなかろうか?」というイメージと実際のデータとのギャップで、気になった点を書いてみましょう。
  • 問題発見
    当初の仮説にこだわらず、レポート全体の数値を見て違和感を感じたポイント、気になった点を書き出していきましょう。
  • 対策立案
    「仮説検証」や「問題発見」で気づいた改善すべきポイントを直すために「どのような事をしたら良いか?」の施策案を書きましょう。

なかなか説明ではわかりづらいので、サンプルを掲載します。参考にしてみてください。
※重要
最近、下記サンプルを言葉尻だけ変えてほぼそのまま提出される方が見受けられます。あまりにも似通っている場合には不合格としますので、しっかりとご自身で分析した言葉でご記入ください。

  • 想定されるユーザー像
    年齢×性別で見ると、25-44歳代の男性で、若手〜中堅ビジネスマンが全体の約40%を占めていると言える。次に多いのは同じく25-44歳代の女性で、約30%を占めている。女性より男性の方が10ptほど多いが、全体でも25-44歳の層だけで約70%のセッションになるので、主要ターゲットは上記層だと考えられる。
    デバイスでは、デスクトップとモバイルがほぼ同等の割合となっており、移動中の情報収集なども行っているような、キャリアアップ等の志向もあるユーザーだと想定される。
  • 仮説検証
    ウェブ解析士に興味を持つきっかけとして、周りに取っている人がいて聞いたとか、取得者の名刺で資格を知り、自分も受けてみたいという方が多いイメージだったので、Organic Searchが多いのは納得だったが、コンバージョンレートが他に比べて低い点が気になった。
  • 問題発見
    トラフィックでは、Emailからの流入のコンバージョン率が4.54%と圧倒的なので、何のコンバージョンが多いのかをはっきりさせたい。また、コンテンツでは、ランディングページでもすべてのページにおいても/20276/の記事の直帰率・離脱率が高いので、早急に対応が必要そうだ。
  • 対策立案
    集客では、Emailのコンバージョン率が高く、またメインターゲットのユーザー層は仕事でメールを使っていると想定されるので、メルマガ登録フォームを作成し、ウェブ解析の用語解説を送るなど、興味のある人にメールを送る仕組みの構築が有効そう。
    コンテンツでは、「/20276/」ページの直帰率・離脱率を下げる為に、記事の右側にサイドバーを表示し、「人気記事」や「関連する記事」を表示するなどし、ユーザーが回遊しやすい導線を構築する事を提案したい。また、「/20276/」の記事に関連し、何らかの病気で出社が難しい状態でもウェブ解析の仕事なら在宅でもできるというような記事も追加し、メインターゲット層のコンバージョンに貢献するページにしたい。

上記は一例ですが、注意していただきたいポイントとしては、

  • 数値を使っているか
  • 4つの項目それぞれが関連しているか(バラバラな事を言っていないか)
  • 施策は具体的か

の3つの点に注意してコメントをしていただくと、合格しやすいです。

最後に

解説が長くなりましたが、Google アナリティクスをレポート作成に活用する一連の流れを網羅する内容となっていますので、どうぞご活用ください。もしわかりにくい箇所がありましたら、協会事務局へお問い合わせいただければ幸いです。内容を随時更新してまいります。

また、レポートの作成は採点の便宜上、エクセルの使用をお願いしておりますが、実際にクライアントにレポート提出をする際には、パワーポイントのようなプレゼンテーションツールで作成することをお勧めします。表だけでなく、様々なグラフも活用し、ウェブ解析に詳しくない方でも「何が問題で」「何を改善すれば良いのか?」が伝わるレポート作成を心がけましょう。

なお、レポートの作成方法については、Google データスタジオによるレポート作成の教科書(マイナビ出版)でも詳しく説明をしていますので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

このウェブ解析士に相談する

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2016年4月より現職。ウェブコンサルティング、ウェブ制作、ウェブ解析やGoogleアナリティクスに関する講座・セミナーを多数実施している。前職では大手求人広告企業にて、営業、企画、システム営業、納品工程、カスタマーサポートなど幅広い業務経験を生かし、BtoB企業の支援や、採用サイトの支援を得意としている。2017年より、ウェブ解析士協会レポーティング研究会委員長(現:ツールトレーニング委員会)を務める。著書「Googleデータスタジオによるレポート作成の教科書(マイナビ出版)」(共著)