Facebook広告を活用して店舗への集客もアップ!飲食店ウェブ活用事例

こんにちは。上級ウェブ解析士の小池正也(こいけまさや)です。株式会社日宣メディックスという会社で、茨城県を中心に、ウェブ・印刷物を活用した販促支援を行っています。

今回はグルメサイトをメインの広告として活用していた店舗様が「ウェブからの集客をより強化したい」と考え、ビアガーデンの企画にフェイスブック広告を活用したお話です。

グルメサイトを活用しての集客はそこそこの集客が見込めていたため、違うツールを使って集客をしようと検討しました。なんとなくツールを選ぶのではなく、まずは大きなカテゴリーとして新規客と既存客に分け、そして新規客を潜在・顕在・検討段階に仕分けしました。

顕在層への広告は十分おこなっていたため、潜在顧客に伝えるためのツールを選択。ビアガーデンということでお酒を楽しむサラリーマンをメインターゲットに。ターゲットの年代とビアガーデンということでSNSでの拡散も考慮し、フェイスブックを活用することにしました。

無料で情報発信できることもあって、ビアガーデンの内容を投稿しましたが、お店からなんとなく情報を発信をするだけでは、成果につながりにくいのが現実です。

フェイスブックで投稿した結果、以下のような問題がありました。

  • 情報を発信しているだけになっている。
  • 友人や知り合いにしかみてもらえない。
  • 見られている数(リーチ数)が少ない。
  • 予約や集客につながっていない。

そこで以下に紹介する内容を実施し、改善をおこないました。

目次

集客(来店)までの基本的な考え方

まず最初に集客(来店)までの基本的な考え方をおさえておきます。

◆見られた数(リーチ数)
ページがどれだけの人に見られたか

◆店舗への集客力(予約をしたいと思ってもらうこと)
料理、空間、イベントなど、店舗の魅力を伝えるページ

見られた数(リーチ数)の改善

紹介する店舗様はフェイスブックに投稿しただけではリーチ数が76でしたが、広告を活用することで、リーチ数を9,579と大きく改善することができました。

これは広告に出稿するだけなので簡単に改善することが可能です。ターゲットを20歳以上、つくば市に住む人などターゲティング精度が高く、簡単に設定できるのもフェイスブック広告の特徴です。

店舗への集客力の改善

次に店舗への集客力を改善するために、グルメサイトを活用してフェイスブックの投稿にリンクをしました。

ここで投稿をするときにおさえておきたい4つのポイントをお伝えします。

ポイント① 投稿内容を完結にまとめる

フェイスブックの投稿だけですべてを伝えようとすると長文になりがちです。ターゲットとする顧客が興味を引く内容にしぼって詳細は集客するためのページを用意しましょう。あくまで目安ですが、こちらの事例では150文字以内を目安に投稿しています。

ポイント② 予約・来店までの流れを把握する

顧客になったつもりで、予約までの流れを把握します。「フェイスブックを見た!」といって来店する方は稀ですので、しっかりとユーザーが予約をしやすいように、導線を確認しておくことが重要です。こちらはネット予約も活用しやすいグルメサイトにリンクし対応しました。

ポイント③ 顧客が求める情報を掲載する

ページを用意したとしてもその店舗に魅力がなければ予約につながりません。競合他社と比較されても選ばれるように自社のこだわりやお店の特徴を掲載しましょう。

こちらの店舗様は広告出稿に合わせてビアガーデンの専用料理を用意したり、外の雰囲気がわかるものをページに掲載しました。広告とリンク先のイメージや内容が連動することもポイントです。

顧客が求める情報提供についてはこちらの記事(お客様の求める情報を提供して集客UP!飲食店ウェブ活用事例)をご確認ください。

ポイント④ 需要期に合わせて情報発信をする

「ビアガーデン=夏」ということで、7月・8月に情報発信をする店舗様も多いのではないでしょうか? Google トレンドというツールを使えば、どの時期に検索が増えるのかを把握できます。

※上記は Googleトレンド ビアガーデンの検索需要

ユーザーの需要が高まる5月の段階で広告を出稿していたことで、6月~8月のアクセス数、予約数を伸ばすことができました。1年間の販促スケジュールなどを記録しておくと便利です。

以上の内容を実施したことでコール数、ネット予約が増加し集客UPにつながりました。効果測定は既存のグルメサイトのデータを基に行っています。

フェイスブック広告を活用していない時期(1月~5月の1ヶ月平均)

・PV 11,703
・コール数 114
・ネット予約(人数) 22

フェイスブック広告を活用した時期(6月~8月の1ヶ月平均)

・PV 15,923 (136.0%)
・コール数 186 (163.2%)
・ネット予約(人数) 136 (599.4%)

今回のケースと同じように、今の広告だけでは集客に満足していない、SNSを活用したものの、投稿することが目的になってしまっているという方は是非試してみてください。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

飲食業向けウェブサイトの営業で広告業に携わる。大手グルメサイト、リスティング広告の営業を経験し、300店舗以上の広告を担当する。広告に掲載するだけでは成果につならがないことを身をもって経験し、成果に貢献するためウェブマーケティングを一から学ぶ。現在は中小企業を中心に顧客視点にたった公式ウェブサイトやウェブ広告の制作・運用・効果検証をサポート。お客様の「強みを活かす」サイト制作を行っている。

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