個人情報保護士認定試験を受験しました〈事務局だより〉

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こんにちは。事務局スタッフの鈴木です。
ウェブ解析の修行をしながら、事務局でお客様対応や経理などをしております。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。

個人情報の保護はウェブ解析士にとって重要なテーマだろうということで、去る9月10日、「個人情報保護士認定試験」を受験してきました。その体験レポートをいたします。

個人情報保護士認定試験とは

個人情報保護士認定試験とは、全日本情報学習振興協会が主催する認定試験で、「個人情報保護法」に関するエキスパートであることを認定する検定試験となります。今年で10年を迎え、今回の試験で48回目となります。合格者は累計60,000人程で、この分野のスタンダードな資格になっているようです。

協会のサイトで確認できるウェブ解析士の方にも、個人情報保護士を取得されている方もいらっしゃいますね。

2つの試験範囲

試験範囲は、課題Iと課題IIの2つに分かれます。前半の課題Iは、個人情報保護法の理解と、マイナンバー法の理解からなる「個人情報保護の総論」。後半の課題IIは、「個人情報保護の対策と情報セキュリティ」です。それぞれ60問ずつが出題され、80%以上の得点で合格となります。それぞれ80%以上の得点が必要で、どちらかが80%未満の場合は不合格となってしまいます。

課題Iは、法律や年表を覚えたり、個人情報についての総合的な知識が問われるので、じっくり取り組む必要があると感じました。とくにマイナンバーは導入されたばかりで、実務も複雑です。最新情報を仕入れたり、法改正をチェックしたりなど、負荷が多い内容になります。課題IIについては、実際の運用にかかわることや技術的なことが多いので、ウェブ解析士の皆さんには、比較的なじみのあるものではないでしょうか。私も、「これ、聞いたことがあるな」「知っているな」と思うことが少なくありませんでした。ウェブ解析士取得者にとっては、得点源になると思います。

受験勉強・試験対策

まず公式テキストを数冊購入し勉強を始めたのですが、ウェブ解析士の公式テキスト以上のボリュームで、英和辞典並みに厚く、その分範囲が広くて、何をやっているのか訳がわからず……。「合格するのは、かなり難しいぞ」と感じました。そもそも、合格率は30数%の資格です。簡単に受かるはずもありません。そんな折、個人情報保護士会主催の「対策講座」があると知ったので、早速申し込みました。

東京会場の講習会が開催されたのは、7月半ば。手元に配られたのは、コンパクトにまとめられたレジュメ。公式テキストのボリュームに辟易していたのは私だけではないようで、これなら覚えられそうという会場の空気を感じました。1日完結の講座ですが、講師の方は全体像を説明した上でポイントを解説してくれたので、どんな風に勉強すればよいのか、想像がつくようになりました。また、この講習会の受講生特典として、オンライン模擬試験のIDをもらえるので、これも活用できます。

講習会後、講習会で利用したレジュメを何度か読みなおしたあと、オンライン模擬試験にトライしました。しかし、合格点にはまったく達せず……。間違えた問題を、レジュメや参考書、ウェブで調べたりして、再び解きなおします。これを繰り返し、知識を補強していきました。

模擬問題を解いて学ぶという手法は、試験対策的で、個人情報そのものの根本理解からは程遠いのではないかという疑問もあるかもしれません。たしかに、テキストの1ページ目から理解しながら進めるのとは違う、試験対策。丸暗記に近いところがあります。正直に言って、「こんな勉強法でいいのかな」と不安になりました。

そんな折、ウェブ解析士協会の事務の仕事をしていて、業務上のデータベースの情報について「これでいいのかな」と疑問に思うことが出てきました。しかし、そのとき思い起こされたのは、個人情報保護士認定試験の模擬問題に出てきた事例。当てはめてみると、解決策が見えてきました。丸暗記はダメ、とは思いますが、こうして学習した内容が、実務上でのヒントになることがあると、実感しました。

試験勉強を通じて学んだのは、「個人情報保護法は、個人情報を守ることは大切だけれども、個人情報の有用性を鑑みて、ルールに従って適切に使おうという考えに基づいている」ということです。「あれもダメ、これもダメ。心配だから、やめておこう」ではないのだということです。

たしかに、お預かりしているお客様の個人情報は大切なもので、粗雑に扱ってはいけません。しかし、必要以上に慎重になりすぎて、何もできなかったり、煩雑な手順を踏むことで、逆にお客様へのサービスが手薄になったり、本来、注力すべき点への配慮がおろそかになったりしてはいけないと思います。

適切に個人情報を扱えることは、お客様へのサービス向上につながります。そのために、たとえ、丸暗記の試験対策であっても、個人情報保護認定試験で学ぶ内容は役に立つのではないでしょうか。そこで覚えた知識は、実務を行っている際「あ、あの時テキストに書いてあったことだ」と思い出されるでしょう。ウェブ解析士の皆さんにとって、個人情報を扱う機会は多々あります。実務上のいざというとき役に立つ知識になると思います。ウェブ解析士との合わせ技で、実務に役立てられるのではないでしょうか。

試験結果

試験から1ヶ月後の10月10日、合格発表がありました。

受験番号が書かれた受験票を傍らに置き、発表時間になるとすぐ、個人情報保護士認定試験のサイトにアクセスし、受験番号を入力すると……。

「合格おめでとうございます!」の文字が、目に飛び込んできました。まあ、うれしい!

おかげさまで、個人情報保護士になることができました。自宅に帰ると、ポストには大きな封筒に入った合格証書が入っていて、喜びもアップ。

しかし、個人情報保護士も、ウェブ解析士と同じで、有効期限があります。つまりは「ずっと学び続けなさい、情報をアップデートしていきなさい」ということですよね。ウェブ解析士と個人情報保護士を、これからもずっと学び続けていこうと、気持ちを新たにいたしました。

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