勉強会いいね日記~事例7 BtoBサイトの活用術

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2014年11月14日に日本BtoB広告協会(以下:BtoB広告協会)との共催で2回目となる「自社サイトをコストで終わらせないために」の勉強会を開催しました。

共催するにあったって、選ばれたテーマは「BtoBサイトに特化した内容」でした。しかし、各発表者からテーマをどのようにしたらよいのかという相談を受けました。当時はまだまだBtoB企業のウェブ解析という切り口での発表が珍しかったのです。

BtoB広告協会に加入している企業の参加者には、「アクセス解析セミナー」として紹介されていました。

ですから私は、発表者に対して「BtoBという概念にとらわれることなく自由に発表してください」とお願いしました。

頭のどこかでBtoBを意識して発表してもらうだけで十分だろうと考えたからです。ウェブ解析士が、BtoBサイトのマーケティングをどのように改善するのか、あるいは、展開するのかという視点が示されればよいかと。

結果は、経験に裏打ちされた含蓄のある発表でした。聴衆が懸命にメモをとり、うなずき、そして、思わず驚く姿が散見されました。もっと聞いていたい。そう思わせる内容ばかりでした。参加した方々は、きっと今後のマーケティングの展開のヒントをつかんだことと思います。

では、その発表内容と発表者のコメントを紹介します。

発表者(著者)は、以下の上級ウェブ解析士の方々です。(敬称略)
・児島 貞仁 (上級ウェブ解析士)
・積 高之 (上級ウェブ解析士)
・山本 誠一 (上級ウェブ解析士)


https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00SQ1HRQ0

小さなメーカー系ECサイトの生き残り戦略

児島 貞仁氏

児島氏のビジネス経験に根ざした発表でした。
生き馬の目を抜くようなウェブ業界で、もっとも効果的なプロモーションを選択しなくては生き残っていけません。そこで、いろいろなプロモーション手段について結果から検証しました。プロモーションをやればやるだけ、広告費が増え利益を圧迫してしまいます。そんなジレンマに挟まれた経営者の葛藤が続きます。

生き残りをかけた戦略として選んだのは、お金のかからないバズプロモーション
このプロモーションへの挑戦の記録を児島氏は発表してくれました。

話に思わず引き込まれ、広告のおかげで売り上げが上がったが、利益が上がらないと悩んでいるオーナーの方にはきっと参考になるでしょう。

児島 貞仁氏のコメント
2014年に発表させていただき早3年。この業界の目まぐるしさには目を見張るものがあります。今回このような機会を頂きあらためて読み直してみると3年も経つと考え方が変わっていたり新しい仕組みが出てきていたり、逆に既に古くなってしまったりと随分変わるものだとあらためて感じている次第です。ただ今でも根本にある基本は変わってないように思います。
ECサイトは成熟期に入ってきており、過度なサービスによって関連業界が疲弊してきています。今後は今まで以上に売るモノへの独自性が求められるようになるのではないかと感じています。

変化した企業サイトとユーザーの接点?BtoBも例外ではない

積 高之氏(2016年度Pioneer of WACA受賞

スマホに絞ったプロモーションはいかにあるべきか。
熱のこもった具体的な数字をあげながらの話でした。BtoB企業だからと言って、もはやスマホは無視できません。以前はパソコンでしか受けられなかったサービスが、スマホでもできるようになっています。

年代別に利用度が違うSNSや24時間人々の生活に密接に関係しているスマホの可能性についてあらためて認識させられる内容でした。特にスマートフォンの活用については、BtoB広告協会の会報でも絶賛されていました。

積 高之氏のコメント
今から3年前、2014年11月ににBtoB勉強会のセミナーで講演させてもらったものを書き起こしたものです、講演にはもう少し具体的な事例が入っていたのですが、書籍なので割愛しました。コンサルタントとして仕事を始めたころのものなので、今読み返してみると少し粗が目立ちますが、言いたい勢いは伝わるかと。
スマホ化やSNS、ニュースやキュレーション(キュレーションは流行って廃れましたが)、現在ネットユーザーに影響を与えてる流れの大半はやはり2014年に起きてるなぁと強く思っています。

中古旋盤の買い取り企業のネット集客

山本 誠一氏(2016年度The Best Practitioner受賞

動画のプロモーションについての実例紹介
本当にこんな動画でも集客できるのか。驚くべき事実を公開してもらいました。動画に着目したプロモーションは十分試してみる価値はあるでしょう。実践派コンサルタントらしい内容でした。

山本 誠一氏のコメント
今回はBtoB広告協会共催の勉強会ということで、何をお話しすれば新しいヒントを持って帰っていただけるかいろいろ考えた結果、BtoBサイト運用でちょっと新しい効果的な集客方法を紹介しました。
動画集客法、しかも実践された中で効果を出されている企業を紹介し、できるだけ具体的にまとめたつもりです。

BtoB企業は、一般的にターゲットの絞り込みが行いやすいはずです。それを考えると、ターゲットが打ち込む検索キーワードを探し、そこからの流入を図ることが重要です。とはいえSEOはもとより、リスティング広告も気軽にできるものではありません。
「できるだけコストをかけないで有効な策はないものか?」と当時考えていた中で、動画コンテンツにたどり着きました。なかなかBtoB関連の事例集がないので、参考の一つにしていただければ幸いです。

この事例集では特に気づきの多い内容が収録されています。
2年前の発表内容ですが、全然古くささを感じさせません。
是非、お読みください。

自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(7)


https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00SQ1HRQ0

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亀井 耕二
気がついたらウェブ解析士のセンセイをしてもう5年。せっかく学んだことが2年ほどで陳腐化してしまう恐怖の業界で頭を抱える毎日です。変幻自在のウェブ技術の千本ノックにどこまで耐えられるか。最近は、少しはコツもつかめてきてウェブの向こう側にいるヒトが意識できるようになりました。ウェブ解析士の勉強会「自社サイトをコストに終わらせないために」を開催してはや4年。お一人でも多くアクセス解析のヒントを持ち帰ってもらいたいと願っております。