Googleが推奨する“GORIN”をウェブ解析士アカウントで実践~ウェブ解析士リスティング広告 報告

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GoogleAdWordsで「広告の管理が大変だ、人の手で最適化するのは限界がある」と感じたことありませんか?

そんな悩めるあなたに今回は、Googleが推奨するGoogleAdWords広告を機械学習で最適化する「GORIN」という考え方について紹介します。記事後半には、実際にウェブ解析士協会で運用した結果も公開します。

Google推奨のアカウント構成、GORINとは?

近年、スマートフォンなどの普及によって、ユーザーの行動が複雑化し、ニーズも多様化してきています。そのため、企業もユーザーの満足度を上げるためには、以前よりも様々なアプローチを模索する必要があります。このような状況のなかで、広告配信の最適化を人の手のみで行うことは限界に来ているといえるでしょう。

そこで、打開方法として考えられたのが「GORIN」です。

GORINとは、GoogleAdWordsのアカウント構造を単純化し、機械学習によって広告のパフォーマンスを自動的に最大化する考え方です

GORINに関するGoogle公式サイトはこちら
※「Google公式コミュニティ」に登録が済んでいて、サインインする必要があります。

アカウント構成を単純化する3つの対応方法

これまでのAdWordsは、キーワードごとに細かく配信調整を行うために、細かいアカウント構造が望ましいという考え方が主流でしたが、GORINにおいては単純なアカウント構造が望ましいといとされています。

その理由は、広告グループに多くの情報を蓄えることでGoogle AdWordsの機械学習が円滑に進み、結果として配信効率が上がりやすくなるからです。

それではこの「アカウントの単純化」を行うための具体的な対応を3つ確認していきましょう。

1URLごと1広告グループ

訴求したい内容はページ毎に決まっているはずなので、1つのページに対して1つの広告グループにするようGoogleは推奨しています。そのため、マッチタイプで広告グループを分けるなどの手法はGORINでは用いません。

広告グループ内の広告は5本まで

1つの広告グループに、広告を入れ過ぎると広告1本辺りの情報量が少なくなるため、「1つの広告グループに入れる広告は最大でも5本」をGoogleは推奨しています。

目標コンバージョン単価制の導入

CV獲得の効率化を考えると目標コンバージョン単価制(自動入札)を活用した方が良いとされています。
ただし、キャンペーンの設定当初は十分なCV獲得ができていないため、まずはeCPCを活用し、CVが増えてから目標コンバージョン単価制(自動入札)への移行を推奨しています。

ウェブ解析士協会のアカウントでGORINを検証

今回の記事の執筆にあたって、ウェブ解析士協会のGoogle AdWordsアカウントの構成をGORINにし、その変化を検証しました。対象としたのは、「ウェブ解析士」関連のキャンペーンです。

切り替え前の「ウェブ解析士関連」のキャンペーンは、「単体CP」「掛け合わせCP」「初級単体CP」「初級掛け合わせCP」「上級単体CP」「上級単体掛け合わせCP」の6つに分かれていました。

今回のGORINへの切り替えにあたって、すべてのキャンペーンを1つにまとめ、初級(現ウェブ解析士)や上級ウェブ解析士は広告グループにまとめるよう変更しました。

管理するキャンペーンを減ったため、広告の運用管理がしやすい構造になりましたが、肝心の数値はどう変化したのでしょうか。

インプレッションシェアで比較

まずGORINを運用するポイントとして、リーチの確保がありますので、インプレッションシェアを確認してみましょう。

  インプレッションシェア 完全一致のインプレッションシェア
GORIN以前 71.24% 91.05%
GORIN移行後 70.54% 84.00%

インプレッションシェアを比較してみたところGORIN以前の方が高い結果となっています。

CVRとCPAで比較

では、次にCVRとCPAの数値を比較してみましょう。

  CVR CPA
GORIN以前 1.11% ¥4,521
GORIN移行後 3.33% ¥2,052

CVRとCPAを比較してみたところGORIN移行後の方がCVR・CPAともに良い結果となっています。また、CV数も約3倍に増えています。

GORINの効果が最大限に発揮されるのはまだこれから

今回のGORINへの移行は現在の数値を見る限りだと成功といえますが、GORINの成果が最も発揮するのはこれからです。
なぜなら、GORINの本質は冒頭部分でも述べた通り「Google AdWordsの機械学習を活用することでパフォーマンスの最大化を目指すこと」だからです。

CVが分散され機械学習の恩恵を受けることができなかった従来のアカウント構造も、GORINへの移行によりCV獲得を1つのキャンペーンに集約できているので、これからはさらに機械学習を活用したアカウント運用ができることでしょう。

この機会に皆さまも現在のアカウント構造の見直しを行ってみてはいかがでしょうか。

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