あなたの発表を良い発表にする方法とは?/#2

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ウェブ解析士マスターの亀井です。

「セミナーや勉強会で使える発表のコツ」の第2回です。今回は、発表するにあたっての心構えを紹介します。前回は、発表する際の失敗例を紹介しました。詳しくはこちら

人前で発表するのが苦手だという人や発表であまり良い評価が得られないと悩んでいる人のヒントになれば幸いです。

良い発表とは?

前回、どんなに情報量が多くて、最新情報満載の発表であったとしても、聴衆が理解できない、伝わっていない内容であれば結局発表としては「良い発表」ではありませんという話をしました。

では、「良い発表」とはどんなモノなのでしょうか?

それは、聴衆に「自分でもできそうだ」「行動に移すことができそうだ」と思わせる内容が発表に含まれているかどうかということです。

スケールの大きな話ではなく、ちょっとやってみようかなという小さな事柄を繰り返し伝えることが大切です。

たとえば、100人に対して、Google アナリティクスのセグメント設定に関する発表をしていたとします。

全体の20人がすでに実行していて、60人はなんとなく知っていて、20人が初めて知ったとします。初めて知った20人はメモを取るでしょう。なんとなく知っていた60人はより正確な情報として発表内容を聞くでしょう。

そして、次のように具体的に呼びかけましょう。

「初めて知ったという人やなんとなく知っていたけど設定していない人は、今日、家に帰ったらすぐに設定してみてください。すぐに効果が現れます。

また、すでに知っていた人は、設定が間違っていないか、しっかり数値が取れているか確認してみてください。案外設定が漏れていることがあります」

すぐにできそうな小さなコトを織り交ぜることで、あなたの発表の価値を高めるだけでなく、あなたの話が「おもしろかった」という印象を残せるはずです。

協会の代表理事の江尻さんもよく皆さんに対して「すぐに実行してみてください。きっと、お役に立てると思います」と伝えています。

発表する内容に何もお薦めする内容が無いのはダメです。そして、大きな事をお薦めしてもいけません。「発表が終わったら、すぐに試してみたい」というような内容を入れて、試したらどうなるだろうという期待を持たせることが大切です

本当に仕事を取れるプロは、小さなコトを熱心に薦める

あなたがウェブ解析で仕事をしていくなら、気をつけておいたほうが良いことがあります。

それは、ほとんどの仕事は、小さなコトから始まります。小さなきっかけを大きく育てるのが本当のプロだということです

大きなコトから始めようとすると成功する機会は減ります。小さく始めて大きくするのが鉄則です。

宗教家の話には、必ず「祈り」や「習慣」についての教えがあります。これはすなわち聞く者に対する行動の呼びかけです。行動を起こせば奇跡(功徳)が訪れるというのはまんざらウソではありません。行動を起こすのだから、なんらかの変化が起こるのは当然です。

大風呂敷は広げない。成功したければ、あなたにもできる小さなコトを薦めないといけません。超有名人ならいざ知らず、プロはそんなことはしません。

最終回の次回は、「話をおもしろくするコツ」を紹介します。

前回のはこちらから「なぜあなたの発表は面白くないのか」

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亀井 耕二
気がついたらウェブ解析士のセンセイをしてもう5年。せっかく学んだことが2年ほどで陳腐化してしまう恐怖の業界で頭を抱える毎日です。変幻自在のウェブ技術の千本ノックにどこまで耐えられるか。最近は、少しはコツもつかめてきてウェブの向こう側にいるヒトが意識できるようになりました。ウェブ解析士の勉強会「自社サイトをコストに終わらせないために」を開催してはや4年。お一人でも多くアクセス解析のヒントを持ち帰ってもらいたいと願っております。