ウェブ解析士マスター試験の「ロールプレイ」に合格するために必要な4つのこと

こんにちは。ウェブ解析士マスターの小坂です。

さて、今年最初の「ウェブ解析士マスター認定講座」が1月21日~3月25日の日程で東京で開催されています。

このコラムを書いている段階で、2日目まで終了しています。今回はウェブ解析士マスターに合格するために重要なことについてお話しします。

合格に必要なこと

まず、ウェブ解析士マスターの試験は、7時間×4日間で、それとは別にフォローアップ2日あります。ます。試験から次の試験までは、約3週間ほどの期間が設けられていて、合格は4日目に決まります。試験合格まで、最短でも約3か月かかります。

ウェブ解析士マスターに合格するには、以下3つの試験に合格する必要があります。

  • マクロ分析レポート
  • ミクロ分析レポート
  • ロールプレイ

マクロ分析レポートは2日目に提出し、そこで不合格の場合、3日目と4日目にも再提出のチャンスがあります。

ミクロ分析レポートは3日目に提出し、そこで不合格の場合、4日目にも再提出のチャンスがあります。

ロールプレイ試験は4日目に実施します。機会は1回だけです。

ただし、マクロ分析レポートとミクロ分析レポートは、複数回チャレンジができるからといって、適当に挑むと痛い目をみます。

たとえば、初回のマクロ分析レポートで不合格となった場合、2日目にチャンスがありますが、同日にミクロ分析レポートも提出しなければいけません。準備期間が約2週間と限られているなかで、2つの試験をパスしなければいけませんので、しっかり1つ1つの試験に真剣に取り組むことが合格への近道です。

試験は3つとも難関ですが、特に機会が1回のみの、ロールプレイに合格するために重要なことをここでお話していきます。

ウェブ解析士マスターという資格は、コンサルティングをするための能力はもちろんのこと、ウェブ解析士や上級ウェブ解析士を目指す受講生を教える講師としての能力も求められます。

ロールプレイとはそういった教える技術やわかりやすく伝える技術を身に付けるために行われています。

1. 最も重要なことは「チームプレイ」

ウェブ解析士マスター試験ロールプレイ

ロールプレイ試験は以下3つのロールプレイを行い、そこで採点を行います。

  • ウェブ解析士認定講座のロールプレイ
  • 上級ウェブ解析士認定講座のロールプレイ
  • Googleアナリティクスレポーティング講座のロールプレイ

これらすべての準備をすることが必要なので、非常に大変です。そこで重要になってくるのは「チームプレイ」です。これらのロールプレイの準備(調査や資料作成など)は共同作業が可能です。

調査や資料作成を手分けして行い、それを共有して練習をします。練習は講座内でも行いますが、自主的に講座以外の日程で対策を行うグループは多いです。

採点は相対的なものではなく、絶対的なものですから、「他の人が受かったら自分が落ちる」ということはありません。

むしろ、「皆で受かろう」という姿勢で挑むほうが受かります。このチームプレイに入れないと不合格になる傾向があります。(どんなに優秀な人でも、一人では大変です)

2. 「絶対に受かる!」という気持ち

熱意というか、「絶対に受かる!」という気持ちは大事です。マスター講座は難しいので、一発で合格することはまれです。それでも再試験で受かる人は多いです。(再試験は次回以降のマスター講座に試験のみに参加。※別途費用あり)

起業したばかりの人や、ウェブ解析士の講座を自社のサービスに入れたい人など、熱意が高い人が受かりやすいです。

逆に言うと、残念ながら不合格になる方の傾向は、「受かりたい!」という熱量が少ない人に多いです。

「会社の指示で(マスター試験を)受けています(※自分自身は乗り気ではない)」という人は受かることが困難です。ですから、もし自社のスタッフにマスター試験を受けさせようという場合、「本人がそれを強く望んでいるか?」を必ず確認してください。

もし「ウェブ解析士マスターになりたいんです!」と言ってきたスタッフがもしいらっしゃれば、ぜひ受けさせてください。

年3回しか開催しないウェブ解析士マスター講座

少し話がそれますが、ウェブ解析士マスター認定講座は開催回数が少ないです。昨年は年間3回でした。福岡、東京、大阪です。

今年もおそらく3回です。現在東京でやっていますので、他の2回は大阪を含めた東京以外になる可能性が高いです。大阪は結果的に毎年開催していて、福岡、名古屋、仙台、札幌は3年に1回程度です。

タイミングもありますから、「遠くで受講する」ということがどうしても増えます。昨年の福岡は広島・大阪・名古屋からの参加者がおり、東京は名古屋・神戸からの参加者がいました。

大阪は高松・福井・東京・名古屋・静岡などからの参加者がいました。今年の東京開催も大阪や静岡からの参加者がいます。

つまり、「交通費」もかかりますし、「移動時間」もかかります。(いろいろな人と交流できるなどメリットもありますが、それなりのお金や時間というコストがかかります。

しかし、熱量が多くないと、途中でなえてしまいます。マスターの試験は熱量が高いうちにぜひ受けてください。「近くで開催するときに受けよう」だとしんどいです。

3. 自分の得意・不得意を見定める

ロールプレイに今回はフォーカスしますが、ロールプレイの試験範囲は多岐にわたります。誰しも、得意・不得意があります。

  • 広告は得意だけど、事業分析は苦手
  • 事業分析は得意だけど、ネットワークやサーバーの仕組みは苦手
  • 技術的なことは得意だけど、マーケティングに関して苦手

合格のためには「苦手分野をなくす」ことが大切です。実際に講師をする資格ですから、受講生の質問に答えられないとまずいです。

また、採点ポイントには「姿勢」「わかりやすさ」も含まれます。講師慣れしていない方は、教えるスキルも同時に身に付ける必要がありますが、そのためには自分の癖を知ることが大切です。

逆に言えば、講師慣れしていて、その癖に気づいていても「俺は俺だから俺のやり方でする」としていると、なかなか合格しません。合格するためには、練習で他人のロールプレイも何度も見て、そこで学ぶことになります。

4. 経験

最後に経験です。

そりゃそうだと思う方も多いと思いますが、1~3で合格ラインまではいけます。最後に「余裕で合格する」ために必要なのが経験です。

ロールプレイの試験は、それぞれ想定されるターゲットがいて、そこに対してのわかりやすさなどを問うています。

ウェブ解析士認定講座のロールプレイでは「素人がわかる」ことを求められます。ですが、上級ウェブ解析士認定講座は「少なくともウェブ解析士に受かった上で上級に挑戦している人が満足する」ことを求められます。

例えば「タグマネージャー」の説明でも内容は全く違うわけです。わかりやすく話すためには「事例」が重要です。この事例の引き出しが多ければ多いほど受かりやすく、それが経験です。

「初心者向けの事例」と「高度なことを求める人向けの事例」の両方の引き出しを持っているに越したことありません。カリキュラム内で用意されている事例もありますが、自身の事例の方が自信をもって話せます。

この4つがウェブ解析士マスターになるために(特にロールプレイの試験に合格するために)必要な要素です。これから、ウェブ解析士マスターを目指そうと思っている人は、ぜひ参考にして頑張ってください。

小坂 淳
銀行員勤務などを経て、2000年からウェブ解析を軸とする株式会社環に参画。ツールの開発やコンサルティング、ウェブ解析士協会立ち上げ、認定講座の講師などを行う。初心者にわかりやすく、中小企業が活かせるウェブ解析を教えることがモットー。