勉強会いいね日記~事例集8 「集客」「ユーザビリティ」「デザイン」を3人のウェブ解析士が分析

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2014年11月14日の第10回「自社サイトをコストで終わらせないために」は日本BtoB広告協会と共催でした。


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発表者(著者)は、以下の上級ウェブ解析士の方々です。(敬称略)

・藤崎 耕平 (上級ウェブ解析士)
・足谷 保典 (上級ウェブ解析士)
・内山 雅美 (上級ウェブ解析士)

3人のウェブ解析士が「集客」「ユーザビリティ」「デザイン」で解析

日本BtoB広告協会(以下:BtoB広告協会)の会員は、一部上場企業などで構成されています。

BtoB広告協会と共催するにあたって、会員企業のサイトを3人のウェブ解析士が「集客」「ユーザビリティ」「デザイン」という3つのテーマで解析させてもらいました。

解析に快く応じてくれたのは、段ボールで有名な「マツダ紙工業株式会社」様です。

マツダ紙工業株式会社様は、東日本大震災復興のために、ダンボール製間仕切りや女性用の更衣室、整理タンス、幼児用デスクセットなどを寄贈するなど積極的に支援活動を展開されています。

社長の松田さんは「『お客さんが困っていることを解決する』という精神をもって、今後も提案力のあるモノづくりにこだわっていきたい」と言います。

各自の持ち時間は20分

分析は、切り口を明確にして「集客」「ユーザビリティ」「デザイン」という3つのテーマをそれぞれで行いました。そして、各自の持ち時間を20分としました。

なお、発表内容には公開できないものがあるため、一部の数値およびキーワードは加工してあります(実際の値ではない)。

完全に伏せ字の部分もありますが、サイトの外見から入手できる情報はそのまま記載させていただきました。

発表の目的は、「ウェブ解析はそれぞれの切り口からどのように考えたのかと」いうことです。データが加工されていても、思考をさまたげることはないでしょう。

集客

藤崎 耕平 氏

もっとも注目を集めるテーマである「集客」。どこのサイトも集客することに力を入れています。

改善提案としては、「キーワード」と「TitleタグとH1タグ」の設定についてでした。限られた時間での発表なので2つに絞ったようです。本来なら説明に1時間は必要だと思われるような内容でしたが、わかりやすくまとまっていました。

藤崎氏のコメント

「集客」についてSEOの観点から解析させていただきました。

時間がたっても比較的変わらないであろう基本的な点を抑えて書かせていただきましたが、近年の検索エンジンのSSL化の影響でアクセス解析ツールではキーワードを取りにくくなってきました。

以前のSEOは、検索エンジン向けに行われることがありましたが、今はユーザーにとって価値あるコンテンツが評価される流れが加速しています。

しかし、検索エンジン向け、ユーザー向けに関係なく、Titleタグやディスクリプション、H1などを適切に使うことは情報を見やすくするという点で大切なことです。これからも変わらない部分だと思います。

ユーザビリティ

足谷保典 氏

「ユーザビリティ」という切り口は難しく、どうしても一般的な話になってしまいがちです。

そこで足谷さんは、「有効性、効率性、満足度」などの観点から分析を試みています。ヒアリングシートが特に役に立ったというコメントに耳をかたむけたいものです。

足谷氏のコメント

私は「ユーザビリティ」についてまとめてさせていただきました。

ユーザビリティと聞くと単に「使いやすさ」というイメージでとらえがちですが実は国際規格が存在します。私も発表の機会をいただいたことで改めて勉強をさせていただきました。

この本ではユーザビリティに関して4つの観点から現状のウェブサイトを考察させていただき、具体的な提案をさせていただいております。

提案内容はマツダ紙工業株式会社様のウェブサイトにおけるものですが、その提案をさせていただいた際の根拠となる考え方等についてはどこのウェブサイトでも応用が利くものだと思います。

自分の目線だけではなく、お客様の目線で見ることにより新たな改善点が見えてくることもあります。具体的に仮説を立て、データを見て検証し、改善をしていく。地味ではありますがこの繰り返しでよりよいウェブサイトになっていくと思います。

デザイン

内山雅美 氏

マーケティングが専門の内山さんですが、あえて「デザイン」を選んだと聞きました。

「誰に、何を伝えるのか?」というサイトの目的からデザインの改善方法を提案していました。画像、色、文字、レイアウトについて、どのようにデザインすれば、効果的にユーザーに届くのか、マーケターならではのおもしろい内容でした。

内山氏のコメント

私は今回「デザイン」のパートを担当させていただきました。

デザインというと、見た目の美しさをイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、それよりも重要なのは、Webページの目的を達成させるための「機能性」です。

書かれている内容が素晴らしくても、文字が見にくければ何も伝わりませんし、リンクやボタンの大きさや形、場所を変えただけで、CVRが向上した事例はたくさんあります。

また、写真はとても重要で、多くの情報を素早く伝える機能を持たせることができます。デザインを構成するパーツ一つひとつに意図を張り巡らせた上で、全体に統一感を持たせることが重要であると、発表の機会を得て改めて感じました。

以上3題が収録されています。

是非、お読みください。

自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(8)


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亀井 耕二
気がついたらウェブ解析士のセンセイをしてもう5年。せっかく学んだことが2年ほどで陳腐化してしまう恐怖の業界で頭を抱える毎日です。変幻自在のウェブ技術の千本ノックにどこまで耐えられるか。最近は、少しはコツもつかめてきてウェブの向こう側にいるヒトが意識できるようになりました。ウェブ解析士の勉強会「自社サイトをコストに終わらせないために」を開催してはや4年。お一人でも多くアクセス解析のヒントを持ち帰ってもらいたいと願っております。