勉強会いいね日記~事例集19ヒアリングを意識すればサイトは変わる他

2016年11月14日に大阪で開催された第20回「自社サイトをコストで終わらせないために」で発表されたものです。


https://www.amazon.co.jp/dp/B01N7T5PFZ

発表者(著者)は、以下の方々です。(敬称略)
稲葉 修久 (ウェブ解析士マスター)
平岡 謙一 (ウェブ解析士マスター)
中田 典男 (株式会社 日本SPセンター)

第20回を開催するにあたって

「自社サイトをコストで終わらせないために」の発表は、いつもウェブ解析士の発表がメインの勉強会です。
第20回の開催に向けて、打ち合わせをしていたところ、BtoB広告協会の事務局長から「シニアマーケティングについて興味がありませんか?」と聞かれ、直感で「これはおもしろそうな発表になりそうだ」と思い即諾した勉強会が今回の内容です。

勉強会では、どうしてもウェブ系の話に片寄りがちなので、できるだけバリエーションを持たせたいという思いもあったので、ありがたいお申し出でした。

また、今回ウェブ解析士からの発表は、ウェブ系というよりノウハウ系の含みのある内容だったので、バリエーション豊かな内容になっていると思います。

それを証明するように活発な質疑応答で会場が大いに盛り上がっていました。

勉強会いいね日記事例集19に掲載されている内容を紹介していきます。

ヒアリングを意識するだけで、ここまで変わるウェブ解析

稲葉 修久 氏

クライアントへの「ヒアリングの仕方」を工夫するだけで、ウェブ解析が大きく変わるという事例をふまえた発表内容でした。

次のような課題を解決する方法として「ヒアリング」の重要性を説明。

  • 売上に寄与する提案をするにはどうすればよいのか
  • ウェブサイトには出てこない課題を洗い出すには

その後、「どうすればヒアリングがうまくいくか?」といったことを次のように事例を交えて説明した。

  • 大きな質問から始める、質問を繰り返す
  • 答えの範囲を限定せずに進めるのがコツ
  • 行動特性、時期を考慮して質問
  • 地域のニーズを活かした質問

■稲葉氏のコメント

IT化、メディアの多様化でウェブ単体で収益を上げることは難しく、改善に関わるウェブ解析士としてはクライアントのさまざまな部署を巻き込んでいかないと容易に事業の成果に繋げることはできません。

つまりは、組織改革まで、ウェブ解析士がしなければいけない範囲に含まれるのです。

その前段階として、さまざまな定性的な情報収集をしっかり行い、フレームワークに落とし込んでいく必要があります。クライアントから情報をうまく引き出すためには、信頼関係が基盤となります。

そこで定性的な情報収集法として「ヒアリング」がありますが、ただやみくもに質問をすれば良いわけではありません。会話のなかで、正しいヒアリングをすることによって「相手の考えを引き出すこと」ができるようになるのです。

本誌では、正しいヒアリングをするためのポイントを4つの事例もとに紹介しておりヒアリング力向上に役立てていただきたい。

細かな施策に溺れてませんか?全体最適化を意識したウェブ活用

平岡 謙一 氏

部分的には正しいが全体の目的を達成できないことがあります。

たとえば、健康のためにダイエットをしようとして、間違ったダイエットをした結果、KPIである目標体重をクリアしても不健康に痩せてしまって健康を害しているといったことです。

エントリーフォームの例では、申込者数が増えたものの現地への来場者数が減ってしまった「それは、なぜか?」分析した結果は……。といった、全体の目的が達成できていない5つの例を紹介し、深く分析を進めていく発表内容でした。

エンドユーザーに近い人にしっかりヒアリングすることの必要性を説く発表内容は、新鮮で参加者から大きく評価されていました。

■平岡氏のコメント

「ウェブサイト経由で売上高をアップしたい」「ウェブを活用して採用力を強化したい」これらの目的を達成するためにウェブサイトに求められる役割はますます複雑化・多様化しています。成果を上げるウェブサイトを構築するためには、各構成要素の一連の流れを意識することが大切です。

ここで重要となるのが、物事を俯瞰して観察する「鳥の視点」。

目的達成に向けて全体を見渡しながらマクロな視点をもって改善に取り組みましょう。この書籍では鳥の視点を持つために必要な考え方を、5つの事例と解決策を通して紹介しています。

高齢者が4人に1人時代のシニアマーケティング ーその背景と表現について

中田 典男 氏

「読めるか、わかるか、伝わるか」がシニアマーケティングが大切で、シニアに向けて最適化されたサイトは健常者にとっても良いサイトです。

デザインとコピー。アプローチ方法とは何か。シニア市場は分けて考えることが重要。これからますますシニアマーケティングが重要視されるでしょう。

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以上3題が収録されています。いかがですか。

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自社サイトをコストで終わらせないために ウェブ解析士の事例発表集(19)


https://www.amazon.co.jp/dp/B01N7T5PFZ

亀井 耕二
気がついたらウェブ解析士のセンセイをしてもう5年。せっかく学んだことが2年ほどで陳腐化してしまう恐怖の業界で頭を抱える毎日です。変幻自在のウェブ技術の千本ノックにどこまで耐えられるか。最近は、少しはコツもつかめてきてウェブの向こう側にいるヒトが意識できるようになりました。ウェブ解析士の勉強会「自社サイトをコストに終わらせないために」を開催してはや4年。お一人でも多くアクセス解析のヒントを持ち帰ってもらいたいと願っております。