血液検査で「『がん』かも」とわかることを知っていますか?~健康について考える

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『これはおかしい』…週に1度は高熱が出る

首の付け根に、こぶが出来てからはや半年・・・

春にこぶができたのを発見してから季節は秋になりました。

その間の体調は良くなったり悪くなったり。

病院から漢方薬を処方してもらい、服薬した次の日には体調が回復していたり。

『漢方薬ってすごい!!』と、当時思っていましたね。

ただ、秋口にさしかかると週に1度は高熱が出て、寝ると寝汗で服がビッショリということが多々ありました。

『これはおかしい』

ようやくそう思ったぼくは、以前診てもらったクリニックへ。

すると以前診察してもあらった医師とは別の医師が出てきて、

「もしかしたら首が悪さをしているのかもしれない」
「大きな病院を紹介しますので、そちらに行ってみてください」

ということでした。

そこで、比較的近くの大きな大学病院を紹介してもらい、大学病院へ。

原因が首だと思っていましたので、耳鼻咽喉科で診てもらうことになりました。

血液の検査をすると、項目のひとつLDHという値が基準値の5倍以上!

「この数値異常はリンパ腫かもしれない」

医師にと言われまして

「血液内科のある病院を紹介します」
とのことでした。

健康診断でわかる項目とわからない項目

なぜ、基準値の5倍以上の異常があるのに、わからなかったのか・・・

会社の健康診断の結果は前回お伝えしたようにオールA。

実は、健康診断でわかる項目って決まっているんですよね。

会社の健康診断は、労働安全衛生法第六十六条によって

“第六十六条 事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断(第六十六条の十第一項に規定する検査を除く。以下この条及び次条において同じ。)を行わなければならない。”

とあり、労働安全衛生法に基づき、厚生労働省は、労働安全衛生法に基づく健康診断の概要なども出しているようです。

※労働安全衛生法に基づく健康診断の概要⇒概要PDF
※労働安全衛生法に基づく 健康診断を実施しましょう⇒概要PDF

 

ただ、会社や自治体の健康診断は、基本的な項目しかチェックしません。だから詳細はわからないことも多いようです。例えば、協会けんぽの場合は下記のような項目です。

健康診断項目(協会けんぽWebサイトより)
健康診断項目(協会けんぽWebサイトより)

※協会けんぽの場合、「一般」欄にあるのが、健康診断の検査項目です。(「付加」は、付加健診の検査項目で対象者は、一般健診を受診する方のうち、当該年度において40歳及び50歳の方)

 

この表から、健康診断で出来る項目も限られているんだなということがわかりますよね。

例えば、ぼくの場合の異常な数値だったLDHは・・・

あれ??

・・・一般的な検査項目には入ってなかったみたいですね。

(LDHは、上記表の肝機能の下の段にあります)

もし、LDHの値が健康診断のときにわかっていたら、ぼくのがんはもっと早期の発見だったかもしれません。

こと、がんに関しては、検査項目も特殊なものも多いので健康診断の検査項目ですべてがわからないと思っておきましょう。

ですので、何か異変を感じたら詳細な検査や血液検査をしてもらうことをオススメいたします。

PET検査って何?

血液内科を紹介されたぼくは、血液内科のあると大きい大学病院へと向かいました。

そして、診察をうけると、医師から
「PET検査を今度とってきてくださいね」
と言われまして、
『PET検査ってなんだろう??』
と「?」が頭のなかでいっぱい浮かびました。

CTとかMRIとかなら聞いたことありますよね?ただ、PETって・・・

もちろんWEB解析に照らし合わせると
Google アナリティクスシビラ(sibulla)をはじめさまざまなWeb解析ツールがあるかと思います。

そのように、一般の人には同義で同じように見えても、特性が違うさまざまな検査にもあるんですね。

 

CT検査の機械
CT検査の機械
MRI検査の機械
MRI検査の機械

CTとMRI、写真をみたら機械も本当によく似てますよね。

(PET検査の機械もCTとほぼ同じ見た目です)

このように画像診断という意味では、CTとMRIとPETがよく比較されると思います。


引用:がん情報サービスWebサイト

CT http://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/CT_kensa.html
CTとはComputed Tomographyの略で、体の周囲からX線を当てて、体の断面図を撮影する検査のことです。体を輪切りにしたような画像をコンピューターで作り出しているため、病変の形や特徴を詳細に観察できます。

MRI http://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/MRI_kensa.html
MRI(Magnet Resonance Imaging:磁気共鳴像)検査とは、巨大な磁石の中に入って体のさまざまな部分を撮影する検査です。 ベッドに寝て穴の中に入り、FMラジオなどで用いられている電波を体に当てて、体の中の様子を画像化します。体のタテ、ヨコ、ナナメ、輪切りなどの鮮明な写真が得られ、診断に大変役に立つ検査です。放射線を使いませんので、被曝はありません。

PET http://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/PET_kensa.html
PET検査は、ポジトロン(陽電子:プラスの電気を帯びた電子)を放出する薬剤を注射して特殊な装置で体内から180度反対の方向に放出される放射線を計測して、断層画像を作成する検査です。PET検査では、腫瘍の活動の状態を調べることができ、転移・再発の検索、良悪性や治療効果の判定等に有用です。


特にPET検査は、1度の検査でほぼ全身を調べることができ、腫瘍かもしれないところが画像上で色がついて表示されることから、がんの診断や検査の中でも重要な検査のひとつとされています。

すごいですよね。僕もCTやMRIの名前ぐらいしか知らなかったので、『医療って進んでいるなぁ』と当時思ったぐらいです。

ちなみに、PET検査は人間ドックなどでオプションとしてつけることもできる施設も多くなってきています。なので、気軽に受けることもできるんですよ。

ただ、人間ドックや検診などの場合は地域や病院、施設によりますが、10万円前後~かかります。

・・・普通に高いですよね。

ただ、それは保険適用外だからです。

悪性腫瘍(がん)と、てんかん、虚血性心疾患でのPET検査だと保険適用が認められていますのでその場合はご安心を!

ぼくは、そのPET検査を受けることになりました。

ただ、その返ってきた結果を聞いて・・

愕然

とすることになるのですが・・・

まとめ

4.健康診断で検査する項目は法律により決まっている!
5. PET検査もあるということを知っておこう!

がん経験者によるがん患者のためのインタビュー情報番組

がん患者のインタビューは以下のがんノートで多数掲載されていますので、こちらもご覧ください。

インタビュー | がんノート (http://gannote.com/interview)

※本ページは、あくまで私個人が体験した情報を扱っております。医療情報に関しては主治医や、行きつけの病院、またはしっかり科学的根拠に基づいたWebページや情報サイトを参照してください。


前回:あなたは『がんになる確率』を知っていますか?~健康について考える
はこちらhttps://www.waca.associates/jp/column/17811

「がんについて」や「健康診断について」の参考情報サイト

がん情報サービス
http://ganjoho.jp/public/index.html

全国健康保険協会(協会けんぽ)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat410/sb4010/r35

(※健康診断の項目内容は、みなさんが加入している健康保険組合等にお問合せください)

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岸田 徹

29歳がんサバイバー。自身の経験を活かしてNPO法人がんノート代表や国立病院のウェブ担当などを務める。一歩踏み込んだ「がん患者情報」が日本には少ないため発信を続けている。