大分の小さなお菓子屋さんのSNS改善例について【実践編】

こんにちは。ウェブ解析士マスターの中尾彩子と申します。福岡の株式会社ソースクリエイトという会社でウェブ解析を用いたサイト制作やご提案を行っています。

今回は「小さなお菓子屋さんのSNS改善事例」です。2014末からSNS運用を開始し、約2年間でTwitterのフォロワーを15,751人(2016/10/30現在)まで増やしたツイート内容や投稿のポイントを紹介します。

SNSの運用事例の詳細は過去記事(前編後編)をご覧ください。

改善事例として紹介するお菓子のありの子のTwitter、Facebookページです。

 

目次

Twitterのタイムライン管理術

2014年末、Twitterを始めるにあたり、先に競合他社がどのようなアカウントを運用しているのかチェックをしました。具体的には、大分で有名なお菓子屋さんや高校生がよく行くクレープ屋さんなどをフォローしているユーザーがどんな人なのか、またアカウントプロフィール欄などです。

次に、ターゲットになりそうでかつ、インフルエンサー(アカウントのフォロワー数が多いアカウント)をフォローしました。

お菓子のありの子に関するツイートをする人に積極的にリツイートをし、コミュニケーションを図りました。ファンになってくれる人に対して細やかなコミュニケーションをすることにより友達の友達がフォローしてくれるといった流れを作りました。

リツイートではかわいい画像をファーストビューに

リツイートするタイミングもこだわりました。リツートやメッセージを送ると相手に通知が届きます。その際に「どんなアカウントから届いているのか」タイムラインに訪問してくれる可能性が高いので、かわいいケーキの画像がファーストビューに来るようにコントロールを行います。

SNSはじめてみた、その後

IT嫌いを克服して、全社的にSNS運用を始めた際に、いま運用しているスタッフはほぼ全員携帯電話はガラケーでした。まずはスマホを購入するところから始まりました。現場担当者には、投稿専用のスマホを購入し、とりあえず投稿を始めてみましたが、何を投稿したらいいのかわかりませんでした。

そこで、開店後に「ご挨拶のツイート」として、今作っているケーキなどを撮影して投稿し始めました。

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ターゲットに対して積極的にコミュニケーションを取り、投稿画像をブラッシュアップをすることにより改善を進めています。

改善前

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改善後

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毎日の定番ツイートとして「開店案内ツイート」があります。初期は、オープンしたことのみをツイートしていたり、画像が少し暗かったりしたのですが、徐々にアプリや照明を使って明るく可愛らしい写真を投稿するようにしています。

新商品開発にSNSを活用

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新商品開発の際にもSNSの反応をチェックします。開発段階で一度ツイートをしてエンゲージメントが高いものに関しては、新規商品として売り場に出します。

 

 

検証してみる

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イベントや、SNSがどのくらい影響度があるのかを計測するために、店舗で調査を行うことがあります。たとえば、Twitterのフォロワー数が10,000人を超えた際には、店頭で「フォロワーです」と言えばシュークリーム券がもらえたり、お菓子がもらえたりといったことです。

まとめ

Twitterを運用し始めて2年ほどたちましたが、常に魅力的な商品やイベントを行われているのは、今までご紹介したコツコツと運用された結果です。毎日のツイートやSNSをどうしようとなやんでおられるウェブ担当者の皆様は、ぜひさまざまな業種のアカウントをチェックしてどんなツイートをしているのかを見ると、ヒントが見つかるかもしれません。

デジタルマーケティングを基礎から総合的に学ぶには

Google アナリティクスをはじめとしたGoogle系のツールは、その使い方を知ることも大切ですが、使うための戦略や設計が必要です。それは、ビジネスに成果をもたらすために必須の考え方です。

ウェブ解析士協会では、このようなデジタルマーケティングの基盤となる「ウェブ解析」を体系的に学べる環境と、知識・技術・技能に一定の評価基準を設け、あらゆるデータから事業の成果に貢献する人材を育成しています。

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この記事を書いた人

(株)ソースクリエイトにてプログラマとして入社後、ウェブ解析士マスターを取得。現在は、SNSやウェブ解析を活かしたディレクション業務を主に行う。

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