ウェブ解析士の「会員制度」と受けられる「講座」をちゃんと説明する【代表理事だより】

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こんにちは。代表理事の江尻です。法人会員制度について書いていたら、会員制度についてしっかり理解していないとわからないのではないかと思い、今回はそもそもの会員制度について説明する。会員制度が必要な理由はこちら⇒ウェブ解析士を全員正会員にするわけ【代表理事だより】

会員制度とは

ウェブ解析士協会は会員制度になっている。2016年までは「正会員」と「無料会員」があったが2017年からは「正会員」と「法人会員」になり、「無料会員」は廃止となる。

ウェブ解析士(今年は初級ウェブ解析士)に合格すると、認定料をもって初年度は正会員となる。合格して資格を取得し、さらにスキルアップに燃えているタイミングで正会員として割安にさまざまなセミナーや勉強会に参加していただこう、という意図だ。

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会員更新

毎年11月中旬から12月中旬までに会員更新をお願いしている。今年、会員更新のメールは全会員に来週中旬予定で届ける。先にアナウンスをした通り、2017年から『ウェブ解析士』と名乗る人は、ウェブ解析士協会正会員もしくは法人会員に所属していなければならない。(参照:2017年 ウェブ解析士協会 会員制度について

更新方法は会員向けのメールにあるウェブサイト経由で年会費を支払う(決済方法はクレジット決済か銀行振込)。また、FAXで更新手続きをした場合、銀行振込で年会費を支払う。

また、12月中旬までに会員更新をしないと原則としてには非会員になる。(資格失効となる)

非会員(資格失効)となった場合

ウェブ解析士協会非会員になった場合は、基本的に「ウェブ解析士」として活動できない。ただし、試験に受かったことは事実なので、「●●年初級ウェブ解析士合格者 (●●には合格年を入れる)」として合格年度と合わせて記載可能だ。

非会員から「ウェブ解析士」に戻るためには、原則としてもう一度認定試験・認定レポートの提出が必要となる。上級ウェブ解析士とウェブ解析士マスターになるためには正会員もしくは法人会員の会社に所属することが前提なので、非会員からの資格のアップグレードもできないことになる。

さらに、今後は初級も含めどの資格であろうと非会員になったあと、資格を再取得する場合には、「ウェブ解析士(現:初級ウェブ解析士」から再受験していただく。

今まで現・初級ウェブ解析士は資格維持条件がなかったため、上級ウェブ解析士の資格維持を満たさない場合は会員更新時に初級ウェブ解析士に下がった。しかし、上級ウェブ解析士やウェブ解析士マスターも「非会員」になった場合には、ウェブ解析士(現・初級ウェブ解析士)の要件も満たしていないので、ウェブ解析士の資格の失効となる

正会員のメリット

正会員はウェブ解析士としてのさまざまなメリットを受けられる。たとえば、次のようなことだ。

  • ウェブ解析士(現:初級ウェブ解析士)のテキストをデジタル、書籍で毎年受け取れる
  • ウェブ解析士協会後援・主催する講座を割安で受講できる(※初級ウェブ解析士を対象としたもの)
  • ウェブ解析士協会の支援プログラムでツールを有利に活用できる
  • ウェブ解析士協会のコンサルティング体験会に参画できる
  • ウェブ解析士協会の委員会活動・支部活動に参加できる

 

ウェブ解析士のテキストがデジタル版で毎年届く

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わかりやすいメリットとして毎年改訂されるウェブ解析士テキスト(現:初級ウェブ解析士認定試験公式テキスト。以下同様)が届くことだろう。2017年からは持ち運びしやすいPDF形式で正会員限定に全員に配布。(任意で書籍のウェブ解析士テキストを送付)

ウェブ解析士テキストは毎年約30%改訂している。来年度のウェブ解析士テキストの監修に、ウェブ解析士協会顧問でウェブ解析士マスターの小川卓さんをお招きして、「法律やモラルに関する知識」と「モバイルアプリに関する解析方法」を追加した。

また、わかりやすさ、使いやすさにも配慮した。このような最新のテキストを使うことは実務とスキルアップに大いに役立つだろう。

ウェブ解析士協会が提供・支援するさまざまな講座群

ウェブ解析士の資格を取得するための次の3つの講座の他に、フォローアップ講座、スキルアップ講座がある。

ウェブ解析士の3つの資格

 

  • ウェブ解析士講座(現;初級ウェブ解析士講座)
  • 上級ウェブ解析士講座
  • ウェブ解析士マスター講座

 

フォローアップ講座

フォローアップ講座はウェブ解析士が資格維持をするために、カリキュラムがどう変わったか、変更点を学べる講座だ。(※2016年までは上級ウェブ解析士のみが受講する講座だった)

上級ウェブ解析士の資格を維持するためには必要だったが、割安なフォローアップの講座の開催頻度は少なかった。そのため多くの人は、上級ウェブ解析士講座に参加しないといけなかったため、受講時間が10時間かかった。

2017年からはウェブ解析士(旧初級ウェブ解析士)が受講するフォローアップ講座を準備した。ウェブ解析士、上級ウェブ解析士とも受講方法が大幅に簡易化され、オンライン動画による受講が可能となった。受講者は動画を閲覧後、20問のテストを在宅でも可能なオンラインで受験し合格することでそれぞれの資格維持が可能となる。

スキルアップ講座

スキルアップ講座はウェブ解析士が学ぶべきスキルをまとめた講座だ。ウェブ解析士以外でも受講できるが、ウェブ解析士正会員は割安(基本半額程度)で受講できる。セミナー形式の受講が中心だが、一部の講座は動画で提供している。

スキルアップ講座は3種類に分かれる。

    • アップデート講座
      2~3時間のセミナー形式の講座で、参加費は数千円の範囲の講座。内容はデジタルマーケティング全般となっている。変化の激しいデジタルマーケティングでは知識のアップデートは必須だ。今後の潮流を逃さないために、あるいは忘れてはならない基本的なナレッジ強化のための講座を多岐にわたって準備している。
      アップデート講座を詳しく見る
      2015年1年間で240回開催した。北海道から九州まで各地で開催している。2016年の今年は昨年を上回る数を開催している。

 

    • ツールトレーニング講座
      2~4時間でツールの使い方を中心に学ぶ講座で、参加費は数千円~数万円まで幅がある。名前の通りウェブ解析に関わるツールの使い方を学べる講座だ。セミナー形式のものもあれば、ハンズオンで実際にツールに触りながら学ぶ講座もある。アクセス解析ツール、特にGoogle アナリティクスが圧倒的に多いが、SEMやSEOのツールもある。今年からは、「初級GAレポーティング講座」と「上級GAレポーティング講座」が新設され、多くのツールトレーニング講座はGAレポーティング講座を担っている。Google アナリティクスを学びたいニーズはやはり強く、受講者も増え、好評だった。この講座は、Google アナリティクスの使い方を学ぶ講座だが、修了証があるとそれぞれ初級ウェブ解析士・上級ウェブ解析士の認定に必要なレポートの提出が基本免除される。

 

  • エキスパート講座
    4~6時間の講座で、受講費用は数万円~数十万円となる。15名以下の少人数でのハンズオンを基本とした講座だ。その業界のエキスパートを招き、ツールやデータを触りながらそれぞれの技能を学ぶ。講座の内容は多岐に渡り、過去人気だったものは、統計と統計ソフト「R」を学ぶ講座やウェブサイトのM&A講座だ。ウェブサイトのM&A講座は、秘密保持契約を交わしたうえで、サイト売買の交渉過程も学べるものだった。これらの講座は、講座修了後に基本修了証が発行される。

 

次回は、ウェブ解析士協会の委員会活動の内容やコンサルティング体験会について説明する。

(※2016年10月現在)

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江尻 俊章

WACA一般社団法人ウェブ解析士協会代表理事

2000年、株式会社環を創業、2016年株式会社 環 取締役会長退任。業界ではもっとも早い時期からアクセス解析に着目し、アクセス解析を軸にしたコンサルティングを行っている。
アクセス解析ASPサービス「アクセス刑事Pro」、「シビラ」を自社開発、運営、アクセス解析からエリアマーケティングを行う「エリアレポート」を提供している。
著書に「稼ぐホームページ損なホームページ―アクセス解析で一発判明!」「繁盛するWebの秘訣「ウェブ解析入門」
~Web担当者が知っておくべきKPIの活用と実践」がある。