“なにを発表したらいいでしょうか”~勉強会いいね日記

「なにを発表したらいいでしょうか?」

発表のお誘いをしたときに返ってくる質問のトップがこれです。
今回は、この発表ネタについてお話ししましょう。

何を発表していいかわからない

勉強会の発表者は、準備期間も必要なので開催3か月前には決めています。
最近でこそ、アンケートで発表者を募集したりしていますが、以前は、懇親会などでこの人なら受けてもらえるかなと思う人に声かけしていました。

「発表しませんか?」
「う~ん。発表するネタがないんですよねえ。」

ウェブ制作系の方々なら、
「今のところ成功事例がないんですよ。」
と言われます。

みなさん、売上が10倍になったような成功事例をイメージしてます。
私の経験上、そんなに簡単に売り上げが10倍になるような事例は見かけません。
あったとしても一過性。嘘ではないが継続してないんとちゃうかな?(関西弁)
それとも、放置されていたサイトなんで売り上げが限りなくゼロに近く、ちょこっと触っただけでよみがえった。
というようなストーリーのやつ。これならたまに見かけます。

でも、そういう成功事例はもともとの出発点が低いのであんまり参考にならない。

意外にも“自分にとってはなんでもないこと”が他人には面白い

それよりも、失敗例とか、なにげない工夫とか、まったく自分とは関係のない業界の話のほうがよっぽど面白い。
上級ウェブ解析士の講座でも、まず「事業分析」から着手しますからね。
自分が知らない業界の話は、特に興味があります。

そこで、発表をお願いする方には、ご自身の普通の経験を軸にお話ししていただくようにお願いしています。
その方にとっては普通のことでも、他人には普通ではない。そこが面白い。
いろいろ話題を提供していただいてから、面白いと思ったネタについて発表のイメージを膨らませてもらいます。
ネタは自分の経験値を元にしていますから、原稿作成に困ることがありません。

「こんな話が面白いかなあ(ウケるかな)」と心配には及びません。
どんなにつまらない(と、自分が思っている)話でも、必ず一人や二人は、良かったというアンケートのコメントが付きます。
ダイバーシティー(多様性)っていうやつですな。

表現の仕方次第で面白くなる

「関西人、2人よったら漫才師」といいますが、あうんの呼吸でボケとツッコミの会話になることがあります。別にネタを考えてしゃべっているわけではありません。
子供のころから、ボケにはツッコミをいれるもんやと教えられ、話にはオチがないと怒られる。
なにげない日頃のつまらないことでも笑いになる。

閑話休題

発表ネタも同じです。
笑いにするというのではありませんが、どんな発表ネタでも表現の工夫により面白くなります。
スライドの順番を変えるだけでもインパクトが変わることがありますから。

結局、一番気づきが多いのは発表者

勉強会で発表された方のほとんどが、勉強になった、発表してよかったと言います。
下調べをして、人前で話をする。ひょっとしたら質問されるかもしれない。
ウケなかったらどうしようとか、言葉に詰まったりしたらどうしようとか。
いろいろな心配が駆け巡ります。
知識がMAXの状態になっているのですから、それに経験がプラスされると化学変化を起こすのは当然のことですね。

あなたも自分の身の回りにネタがないか探ってみてはいかがでしょう?
きっと見つかるはずですよ。
ぜひ、発表してください。

「自社サイトを”コスト”で終わらせないために」ウェブ解析士の事例発表集(Kindle版)

https://www.waca.associates/jp/materials/book2/

亀井 耕二さんの他の記事

亀井 耕二
気がついたらウェブ解析士のセンセイをしてもう5年。せっかく学んだことが2年ほどで陳腐化してしまう恐怖の業界で頭を抱える毎日です。変幻自在のウェブ技術の千本ノックにどこまで耐えられるか。最近は、少しはコツもつかめてきてウェブの向こう側にいるヒトが意識できるようになりました。ウェブ解析士の勉強会「自社サイトをコストに終わらせないために」を開催してはや4年。お一人でも多くアクセス解析のヒントを持ち帰ってもらいたいと願っております。